- Amazon.co.jp ・電子書籍 (575ページ)
感想・レビュー・書評
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面白かったです。
疾走感がある。 -
映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮は、資金回収のため、関西とマカオを奔走する。巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶体絶命の危機が!
控えめに言って「最高」。極上のエンターテイメント小説といって差し支えないでしょう、これは。ただシリーズを重ねるごとに桑原さまの二宮に対する愛(エグさ)が大人しくなっていて少し寂しい -
大阪を舞台とした、ヤクザものハードボイルドの秀作。直木賞受賞。
狂犬のような獰猛さと鋭い頭脳を合わせ持つ、コテコテのヤクザ桑原と、自称カタギの軟弱建設コンサルタント二宮の珍コンビは、ヤクザ同士のいざこざに巻き込まれるが、裏を読んで上手く立ち回り、何とかピンチを凌いでいく。
事件に引きずり込まれ、出し子に使われ、人質に使われ、と踏んだり蹴ったりの二宮だが、内心罵りつつ桑原に終始付き従っていく。この二人の関係が絶妙だった。
本作、「疫病神」シリーズの第5作ということを知らずに読んだが、十分楽しめた。 -
黒川博行「破門」疫病神シリーズ第5弾。直木賞受賞作。 ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮が映画製作の出資金を持ち逃げしたプロデューサーを追う。
暴力団の本家と下部団体との関係など組織内部の軋轢の話が中心。
かなりの長編だが、テンポのいい会話、マカオのカジノの様子など面白かった。
(電子書籍 kindle) -
最近よまなくなったピカレスク系かな。シリーズものとは知らずに一気に読みました。ありですね。
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相変わらずのドラマ仕立て。
スピード感のある展開。
現実感のあるストーリー。
そして、毎度のアッサリとしたエンディング。
最後に初見がドンとか考えるのは外国の小説読み過ぎなのかしらん。