ドント・ブリーズ [DVD]

監督 : フェデ・アルバレス 
出演 : ジェーン・レヴィ  ディラン・ミネット  ダニエル・ゾヴァット  スティーヴン・ラング 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.30
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本棚登録 : 239
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462110305

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介 (Amazonより)
    この家から生きて脱出したければ、息をするな・・・
    驚異の全米2週連続No.1!
    『死霊のはらわた』チームが仕掛ける<超緊張>のショッキング・スリラー


    <ストーリー>
    ティーンネイジャーのロッキー(ジェーン・レヴィ)は生活能力が全くない両親のもとから幼い妹を連れて逃げるための逃走資金を必要としていた。
    そんな時、恋人のマニー(ダニエル・ゾヴァット)から、地下室に大金を隠しているとの噂される盲目の老人宅へ友人のアレックス(ディラン・ミネット)と3人で強盗に入る計画を持ちかけられる。
    真夜中にそこへ忍び込み、孤独な盲目の老人(スティーヴン・ラング)から大金を手に入れるのはいとも簡単なはずだったが・・・。
    そこにいたのは目は見えないが、どんな“音"も聞き逃さない超人的な聴覚を持つ老人・・・。
    そして想像を絶する<異常者>だった。
    寝室、キッチン、屋根裏、クローゼット、バスルーム・・・どこに逃げようが、ヤツは“音"を聞きつけものすごいスピードでやってくる。
    家中の明かりを消され、逆にハンディキャップを与えられ、逃げ道を失った彼らだったが、なんとか老人に見つからず地下室までたどりつく。
    そこで目にしたものはあまりにも衝撃的な光景。
    ロッキーの悲鳴が鳴り響く・・・。
    彼らはここから無傷で出られるのか・・・。




    老眼のため、題名をドント・プリーズと思って観ていて エンドロールに『DON'T BREATHE』の文字を見た時は 自分のバカさ加減に内心笑ってしまった。題名と内容がマッチしないはず...笑!
    けれど思っていた以上に面白いというか、ハラハラドキドキでした。
    登場人物が悪い変な人ばかりで感情移入は出来ませんが これでもかこれでもかと言った感じでストーリーが続くところとか手に汗握るという感じですね。

  • 荒廃したデトロイトの町。
    (といえば「イット・フォローズ」や「グラン・トリノ」。)

    強盗3人が入り込んだのは、娘を事故で失った代わりに多額の賠償金を蔵している退役軍人の家。
    軍人とはいえ盲目だし何とか……と思っていた3人。
    (一定額以上の強盗は刑罰レベルが上がること、拳銃を持参すれば殺し返されても仕方ないこと、などをわかっている当たり、そこそこ頭のいい子たち)
    彼らはしかし、むくつけき殺人マシーンと獰猛な番犬に追い詰められていく。
    眼の濁った感じや、四角くて固い筋肉の感じ(ライムスター宇田丸いわく、殴ときの打擲ストロークが短い)が、もはやモンスターにも見えて恐ろしい。
    老人は暗闇を作り出し(「暗くなるまで待って」)、「的確に」強盗を追い詰めていく。
    どこかからぬるっと現れるのはもはや「座頭市」のような人間味からは離れ、まるで「エイリアン」だ。
    「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンくんが、こんなふうに成長したとも。

    もちろん作りは知的。
    序盤で示された家の構造が後に生きてくる。
    脱ぎ捨てた靴の数で侵入者の人数が割り出されたりも。

    地下には**された*がいる。
    老人は*を*された復讐に、*を**させて代わりを得ようとしているらしい。
    それを台無しにされた老人は、それならお前を、と。
    スポイト(ピペット)のまがまがしさよ。
    「マーターズ」にも通ずる。
    サム・ライミが製作にかかわっているぶん、「死霊のはらわた」テイストも。
    (というか監督の前作はそのリメイク)

    撃退して(されて)一安心(見捨てる)と思いきや復活、という展開がやや多かったり、
    意外と囁き交わす声や息の音が見逃されたりと気になる部分はあったが、
    それこそ息を殺して鑑賞、大いに楽しんだ。

  • この種のジャンルの映画に対してこう言うのは無粋かもしれないけれど、
    どう見たって、盲目の(元軍人で、戦争で失明した)男の家に強盗に入った3人の若者たちの方が悪い、よね!? しかも、3人が盗みに入った目当ては、交通事故で死んだ彼の娘に対して支払われた示談金だし。

    盲目の男が娘を失ったあまりにちょっとおかしくなっていることについてはおいといて、どちらかと言えば彼の方に感情移入してしまい、特に前半は、「3人ともヤっちまえ!」と応援しながら本作を観ていた自分はいくらか頭がおかしいのだろうか。

    (悲しみの泥沼からいつまでも出られない弱い男VS報われない現実の泥沼から抜け出るためなら手段を選ばない強い女、という本作に見られる紋切り型な構図はおそらく、男性のアイデアに違いない。そこに逆マッチョさが透け見えてイヤな気持ちになった。その感情を逆撫ですることこそが狙いだったのなら本作はある意味すごい)

  • 強盗する為に入った家の住人は盲目の退役軍人のジイさんで、チョロいと思ってたらこのジイさんが強くてヤバかったってお話。
    盗みに入った主人公達が悪いのでビビり倒してる主人公見せられても全然同情出来ない。
    唯一助かってほしいと思ってたアレックス君が死んで主人公助かるのも不満。

    あとジイさんが不法侵入されお金も奪われ気の毒すぎると思ってたら、終盤この人も危ない奴というか犯罪者でもう吐きそうになった。
    ジイさんの味方だったのに、どうでもよくなった(笑)

    とりあえずジイさんの飼ってるワンちゃんが凶暴で怖かったですが、番犬としてちゃんと仕事してただけなんで死ななくて良かったです。

  • ただなんとなく録画して観ただけだけど、すごーくよかったのでびっくりしました。褒めたい映画!

    『ドントブリーズ』は予告を観たことあったぐらいで事前情報ほぼなしだったのですが、デトロイトの映画だったんですね。
    ホラー映画…というのは正確じゃなくて、ホラーとサスペンスを内包してるので「スリラー映画」と言うのが正しいのかな。
    『ロボコップ』『8 Mile』『グラントリノ』…と、デトロイトという土地柄、名作映画が多いと思う。スリラー映画というジャンルではなく、「デトロイト映画」っていうくくりで観た方が面白いし、全部観といた方が良いお薦め映画です。

    話はそれますがこないだ『ブラタモリ』で、タモさんがフランス語のデトロワ「Detorit」(troit=狭い)を海峡って言ってたので、デトロイトという単語の意味に気づきました。さすがタモさんですね。
    要するにデトロイト川のことが海峡、五大湖は湖だけど海と思うぐらい大きい。劇中で主人公の妹も「ミシガン湖に波がないのは不公平よ」って言ってましたね。
    それとフランス語由来なのは、元々五大湖ってヌーヴェルフランスの領域にすっぽり入ってる、元々フランス領だった土地だから。っていう地理の話でした。

    「失業率、貧困率が高く、犯罪都市としても有名」
    「市の発表している統計では、子供の6割が貧困生活を強いられており、市民の半分が読み書きもできず、市内の住宅の1/3が廃墟か空き部屋となっており、市民の失業率は18%に達する。また、警官が通報を受けて現場に到着する平均時間は、人手不足のために58分かかる。」

    という都市ですが、『ドントブリーズ』の序盤は社会派映画のような感じですね。主人公たち泥棒は貧困にあえぐ若者、対するおじいちゃんはイラク帰りの傷痍軍人と、社会の犠牲者対犠牲者、そして悪対悪という構図。

    閉じ込められた家からどうやって脱出するか?という脱出ゲーム、ソリッドシチュエーションスリラーになりますが、生き延びるために「恐怖の館」から脱出するのと、「デトロイトという都市」から脱出するという行為が重なってくるんですね。
    そう考えると、このおじいちゃんというのはアメリカの社会問題の象徴、深い闇から出てきた怨念や亡霊のように思えてきます(実際は人間ですが)。

    盲目の人の家に強盗が…というのはオードリーヘップバーンの『暗くなるまで待って』やミアファローの『見えない恐怖』なんかの系譜。前者が加害者視点、後者が被害者視点なので今作は前者に近い。

    スリラー映画としては僕が慣れてしまってるせいか、あんまり怖くなかった。恐怖要素も色々あるけど、「バァン!」みたいなびっくり要素がほとんどだったと思う。だからホラー映画とかあまり観てない人の方が楽しめそう。どちらかというと胸糞映画で、スポイトのくだりとか大好きでした。

    映像も良かったです。途中でモノクロっぽい表現になったりして、全体的にカッコよい。
    リメイク版『死霊のはらわた』の監督&女優で引き続きやってるけど、前作がライミ版とは全く方向性違ってそんなに面白く感じなかったのに対して、今作はちゃんと面白く仕上がってたので良かったですね。

    スタチャンの軽い町山解説によると、財政破綻&ゴーストタウン化したデトロイトは映画のロケがしやすく、財源のひとつになってるらしい。だけど調べたら、この映画はデトロイトロケは少なく、大半はハンガリーで撮影してるらしい。なんじゃそら笑。

  • 設定も面白いし、最後までしっかり怖くて、最高のハラハラドキドキが味わえるんだけど、若者チームにも爺さんにもちっとも共感できない。後味もあんまり良くないというか、気持ち悪~い感じ。
    そのせいか、鑑賞中感じた面白さのわりに、もう一回見よー!という気にならない。
    今は2を観るか迷い中。

  • 確かに予想外で怖いのだが、
    どうにもこうにも、
    悪趣味すぎる。

  • 強盗に入った主人公側、俗に言うDQN集団が被害者ぶってるのがただただ胸糞。特に女が最悪。
    自分達が強盗を繰り返していたことは棚にあげ(いやむしろ悪い事をしていた自覚すらない)、地下で密やかに娘の復讐を行っていた盲目老人だけを狂人扱いなのは理解不能。

    母親からの虐待をセンチメンタルに語るシーンもその後の女の言動を思うとモヤモヤ感しかない。確かに相当アレな母親だったので最初は同情して見ていたが、最終的には「あーなるほど世界で一番自分(と妹)だけが可哀想だと思ってるタイプ」という印象になってしまった。
    反省の一つでもしていればまだ見方も変わっただろうに。老人だけが狂人悪役のような〆にはガッカリしたし後味の悪さしかない。
    (もしこれが意図的だったのなら最高に上手いが、真実は監督や脚本家のみぞ知るところ)

    とまあ、とにかく主人公がクズすぎて後味悪いので気持ちは★1
    盲目老人の仕上がりすぎてる肉体&DQN相手の無双っぷりはかっこよかったのでプラスして★2

  • 女性が生きていたのが胸くそ過ぎて★1 じいちゃんの働きっぷりには★5

  • 郊外に住む老人は盲目で独り住まい。空き巣狙いの若者たちには簡単な仕事のはずだった。忍び込んだのはいいが、一人目を殺されたところから攻守逆転。老人は格闘技に優れたマッチョで、聴覚も嗅覚も敏感で、残る二人を追い込みます。ホラーではなく脱出劇ですね。善人はいないので、追い詰め方や逃げ方を興味深く見れました。なかなか良くできています。

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