オーバー・フェンス 通常版 [DVD]

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監督 : 山下敦弘 
出演 : オダギリジョー  蒼井 優  松田翔太  北村有起哉  満島真之介 
  • TCエンタテインメント (2017年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474184267

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オーバー・フェンス 通常版 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 2016年 日本 112分
    監督:山下敦弘
    原作:佐藤泰志「オーバー・フェンス」
    出演:オダギリジョー/蒼井優/松田翔太/北村有起哉/満島真之介/優香
    http://overfence-movie.jp/

    東京で妻と離婚し郷里の函館へ帰ってきた白岩=オダジョは、無職なので職業訓練校に通いながら失業手当で生活している。職業訓練校の生徒はオジサンから若者まで様々。その中の一人、わりとチャラ目の代島(松田翔太)に連れていかれたキャバクラで、奇妙な鳥の求愛ダンスを踊るエキセントリックなキャバ嬢・聡(さとし)=蒼井優と出逢った白岩、二人はすぐに惹かれあうけれど・・・。

    陽気でエキセントリック、なのに突然キレだすメンヘラ女・聡は大変面倒くさく、見ていてしんどい。キレるポイントやタイミングが謎すぎて、同じ女性ながら共感できる部分がないので一層きつい。二言目には「私のことわかってない」と喚き散らす彼女は、構ってちゃんならぬ「わかってちゃん」。無理だよそんなの、知り合って間もない他人なんだから。『フラガール』で見事なフラダンスを見せた蒼井優の身体能力は健在で、おかしな女のおかしな動きが、ぎりぎり前衛舞踏に見えるのは救いだけど、脱ぎっぷりは潔くなく(全裸でも背中しか見せない)、まあ脱げば体当たりってもんでもないけれど、服を着ているときはやはり可愛くてオシャレで垢抜けており、場末のキャバ嬢の哀愁があまり感じられないから役がブレてくる。

    一方オダジョのほうも、なぜこのようにキレやすいメンヘラ女性が良いのか、彼らがなぜ短い時間でそこまで熱烈な恋に落ちるのか観客にはもひとつ伝わってこない。そういう設定だからそうなっただけ、であり、彼らはラブラブ→突然女がキレる→男もキレ返す→でも数日後なにごともなかったかのように会うとまたラブラブ、という不毛なループを繰り返すのみ。ラストは一応ハッピーエンドといえるけれど、実はこの不毛なループの「ラブラブ期」がたまたまラストに来ただけかもしれず決定的なカタルシスにはならない。そもそもオダジョがカッコ良すぎるのもいけないのかしら。若い女の子にバカにされるシーンとか、無職でもアラフォーでもオダジョだったらオッケーでしょ!としか思えないし(※個人の見解です)ゆえに、彼の人生に対する絶望感、妻子に捨てられた無職男の哀愁とかがあまり感じられないんだよなあ。

    ストーリーに繋がりはないし監督もそれぞれ違うけれど『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』に続く原作:佐藤泰志の「函館三部作」の完結編という位置づけになるこの映画。『海炭市叙景』は見ていないけれど、『そこのみにて光輝く』はとても良かったので、つい比較してしまい、そうするとどうしてもこの映画、あらゆる面でイマイチ、な出来。どん詰まりの男女の恋、という意味では共通のテーマ。人生に希望を失った無気力な男と、エキセントリックな女の組み合わせも共通ながら、彼らの人生に対する絶望感もイマイチ伝わってこない上に、ラブストーリーとしてもイマイチ。綾野剛よりオダギリジョー、池脇千鶴より蒼井優が私は好きなのに、にもかかわらず、この映画における二人の魅力のなさよ・・・。そこは監督の手腕なのかわからないけど、どちらの役者も役柄もあまり魅力的に見えなかったのが致命的。もっと上手いはずなのに下手に見えるというか、こういうオダジョ、こういう蒼井優は、すでにどこかで見たことがあるし、もう見飽きたなあと思ってしまった。結果あらためて『そこのみにて光輝く』がいかに素晴らしい映画だったかに想いを馳せてしまった。

    松田翔太の使い方もなんだか勿体ない。いっそ彼がホモで蒼井優ではなくオダジョのほうを好きだったとかのほうが面白かったのに(※個人の趣味です)。

  • オダジョーが蒼井優演じる聡に恋に落ちるシーンがインパクト強かった。あの笑顔じゃ恋しちゃうよね。キラキラ。
    全体的に詩のような映画だな、と思った。文脈というよりは印象でつなぎとめているような。
    私はそういうふわっとした雰囲気好きだけど、ちゃんと考えて観る人は弱く感じるかもしれない。
    ラストは意外だった。

  • 蒼井優が好き過ぎて鑑賞。
    大変な役どころですが、なんとか演じてましたね。
    テーマが重過ぎて、心に落とすところまでは入り込めませんでしたが、なかなかの作品だとは思います。

  • 蒼井優の演技がやばすぎる。狂気。

  • オダギリジョーも蒼井優も松田翔太もかっこいいのだけど、
    全体的にそこのみにて光り輝くを彷彿とさせるものがあります
    貧しい環境の中で暮らす人の純愛?的なものは確かに飽きた

  • 2017/07/21
    なんかいろいろとよくわからない映画だった。
    でも、役者と景色がいいとやっぱりいいんだよな。
    蒼井優はこういう役本当にうまい。

  • 生まれ変わったらオダギリジョーになりたい。かっこいい。

    静かな時間の上をちょっと壊れた人たちが生きている。
    壊す人は壊れているし、壊れた人は壊す。

    人に勧められる映画じゃないけれど、観たら観たで記憶に残る映画かもしれない。

  • 函館3部作の中では今一つな感じ。
    蒼井優、函館弁頑張ったな。

  • 蒼井優はやっぱりかわいい。

  • よかった。蒼井優の演技もすごくよかった。誰がなにを言おうとよかった。
    人間、成功しようが失敗しようが、けっきょくゼロであるということがよくわかる作品だった。ただそれに気づいているかいないかで、人間の品格がわかる。かわる。
    本作は、人間がみな、品格を取り戻す、奇跡を描いた映画だ。
    人間の品格が何によって取り戻されるか。本作が出した答えはズバリ、ユーモア!

  • 松ヶ根乱射事件以来の怪作。とてもおもしろかった。妻と一緒に見ないでよかった。

  • 危険なものにとんでもなく引き寄せられてしまうのは男性の性なのだろうか ぶっ壊してしまう男とぶっ壊れた女の話

  • 映画館にて。



    奔放で、
    情緒不安定で、
    無垢で自由に見える女性に、
    急速に惹かれ振り回されるようで、
    確かに愛し始める男性にも、
    ずるさと苦しい罪悪感があって。

    謝ってという叫びは、
    一体誰に、何を求めていたのか。

    閉塞感と解放感が隣り合わせで、
    訓練校もスナックも、
    動物園も遊園地も、
    どこもかしこも哀しさと愛らしさがある。

    必要以上に説明的な人物背景がなくて、
    美しい。
    なによりの味わいは、
    訓練生仲間たち。



    佐藤泰志原作の、
    函館3部作と呼ばれる最後の作品。
    原作は未読だが、
    作者の唯一と言っていいほどの、
    希望的ラストらしい。

    映画での、
    すーっとするラストシーンは、
    爽快という言葉よりも、
    安堵に近い感覚であった。

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