バビロンでいちばんの大金持ち [Kindle]

著者 : ジョージ・Ｓ・クレイソン 坂本貢一

• サンマーク出版 (2016年12月15日発売)

感想・レビュー・書評

[TMRさんの感想 · 2022年9月14日]

バビロンの大金持ちを中心に繰り広げられる話をもとに、お金の知恵・習性という形でお金に対する姿勢や方針を学べる良書。お金を貯められない、将来に備えてお金を蓄えたい、そんな方におすすめな本である。

お金の知恵…いやお金持ちへの王道ストーリー。
1. 財布を膨らませはじめる
2. 支出を賢く管理する
3. 蓄えたお金に稼がせる
4. 財産を注意深く守る
5. 住居を有利な投資物件にする
6. 未来に備える
7. お金を稼ぐ能力を強化する

お金にまつわる本ではあるが、生き方の知恵に関する部分にもいくつか触れている。
「もし友達を助けたいのなら、友達の責任を肩代わりすることにならないような方法でそれを行うべし」
仕事でもプライベートでもそうだが、責任の肩代わりはしないように立ち回らないとならないと感じる。

[1620171番目の読書家さんの感想 · 2022年9月3日]

人生を豊かにするた経済的繁栄は必要。古のバビロンで活用されていた経済原則の活用することを進めている。
・財布を膨らませる
・支出を賢く管理する
・蓄えたお金に稼がせる
　稼ぎの１割を貯蓄し、貯蓄したお金が稼ぐようにする
・財産を注意深く守る
・未来に備える
・お金を稼ぐ能力を強化する

書字版
１：収入の１割をとっておくこと
２：収入の７割を生活のために賢く使うこと
３：稼いだお金を２割を債権者に返すこと

お金の習性
・貯蓄し続ける人間の元に喜んでやってこようとする
・良い仕事を見つけてくれる賢い持ち主のために忠実に働く
・注意深く守ってくれる持ち主にいつまでも付き合おうとする
・注意深く守ってくれない持ち主からは足早に逃げていく
・大きな稼ぎを強要する持ち主からも足早に逃げて行く

[dekadannaさんの感想 · 2019年5月11日]

バビロンの昔から、金持ちになるためには収入の1割を貯蓄し、2割を返済に回し、残り7割で生活するということを勧められているようだ。有り金全てを返済に回してはいけないというのが主な教えだった。

[thegigglingmanさんの感想 · 2017年6月3日]

借金を返すために生きる。

著者プロフィール

1874年、米国ミズーリ州生まれ。大学卒業後、1898年の米西戦争に陸軍兵として参加。兵役後、出版社を設立し、米国とカナダの道路マップを初めて刊行する。1926年より、バビロンを舞台にした一連の寓話シリーズをパンフレットの形で発行。銀行や保険会社、一般企業の経営者たちを中心に評判が広がり、やがてそうした人たちの手によって何百万もの人々に紹介され、膨大な読者を生むことになった。1957年、カリフォルニアにて没。『バビロンの大富豪』は、現在でも蓄財哲学・自己啓発の名著として多くの人に支持され、職業・地位を問わず。あらゆる層の人たちに愛読され続けている。

「2019年 『コミック版　バビロンの大富豪』 で使われていた紹介文から引用しています。」