async

アーティスト : 坂本龍一 
  • commmons
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本棚登録 : 36
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988064863143

感想・レビュー・書評

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  • 歳を重ねたからか、がんを経験したからなのか、なんとも死の匂いがするアルバムだと思う。
    そのあたりは知る由もないが、教授の中で何かが変化したのだろうと。
    アンドレイ・タルコフスキーの架空の映画音楽を書く」というコンセプトで創ったという話も聞いたが、言われてみるとそうかもしれない。
    タイトルのasyncについては、「みんな同期しすぎなんじゃなないの?」という、世情へのメッセーなのかなとも思う。全部勝手な当て推量だが、あれやこれや、いろんなことを想像させてくれるアルバムです。 
    「Life, Life」デヴィッド・シルヴィアンの朗読がいいねえ。

  • 図書館より拝借。

  • ‪8年振りのオリジナル・アルバム。闘病を経由しての作品故に自らが聴きたい音楽を作るという発想でサウンドとノイズを中心とした楽曲群。さまざまな音が何層にも非同期しつつ流れていく。聴くたびに新たな発見がある。坂本龍一作品の到達点。‬

  • 坂本龍一の8年ぶりのソロアルバム『async』は色んな音色(ねいろまたは、おんしょく)が楽しめ、かなり好き。ジャケットはダブルカバー。4月から開催のワタリウム美術館での「設置音楽展」で5.1サラウンドの体験ができる。

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著者プロフィール

さかもと・りゅういち:1952年東京生まれ。3歳からピアノを、10歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学大学院修士課程修了。78年にソロ・アルバム『千のナイフ』でデビュー。同年、細野晴臣、髙橋幸宏とともにYMOを結成し、シンセサイザーを駆使したポップ・ミュージックの世界を切り開いた。83年の散開後は、ソロ・ミュージシャンとして最新オリジナル・アルバムの『async』(2017)まで無数の作品を発表。自ら出演した大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』(83)をはじめ、ベルトルッチ監督の『ラスト・エンペラー』(87)、『シェルタリング・スカイ』(90)、イニャリトゥ監督の『レヴェナント』(2015)など30本以上を手掛けた映画音楽は、アカデミー賞を受賞するなど高く評価されている。地球の環境と反核・平和活動にも深くコミットし、「more trees」や「Stop Rokkasyo」「No Nukes」などのプロジェクトを立ち上げた。「東北ユースオーケストラ」など音楽を通じた東北地方太平洋沖地震被災者支援活動もおこなっている。2006年に「音楽の共有地」を目指す音楽レーベル「commmons」を設立、08年にスコラ・シリーズをスタートさせている。2014年7月、中咽頭癌の罹患を発表したが翌年に復帰。以後は精力的な活動を続けた。2021年1月に直腸癌の罹患を発表し闘病中。自伝『音楽は自由にする』(新潮社、2009)など著書も多い。

「2021年 『vol.18 ピアノへの旅(コモンズ: スコラ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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