太陽の棘 (文春文庫) [Kindle]

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著者 : 原田マハ
  • 文藝春秋 (2016年11月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (164ページ)

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太陽の棘 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

  • 画家アンリ・ルソーを題材にした小説『楽園のカンヴァス』が面白かった、原田マハ。
    自らの経験を活かした美術関連の小説、そしてそれ以外の分野の小説も、これまで楽しく読ませてもらいました。
    その原田マハの、沖縄そして美術を題材にした小説が文庫化されていると知って、電子書籍版で読んでみることにしました。
    小説の舞台は1948年、戦闘で壊滅的なダメージを受けた後の沖縄です。
    戦勝国となり、沖縄を統治することになったアメリカ軍。
    その軍医として沖縄に赴任することになった、医科大学を卒業して間もない若い精神科医が、この小説の主人公です。
    休日に、本国から送ってもらった車で、沖縄の土地を走る主人公。
    その途中で「NISHIMUI ART VILLAGE」という看板を見かけます。
    興味を持った主人公は、その村に入り、地元の人と交流します。
    するとそこは、かつて東京の芸術大学で学んだ芸術家たちが集まり、米国人相手に絵画を売ろうとしている場所だということを知ります。
    その作品を見た主人公は・・・という始まり。
    戦闘の結果、この地を占領することになったアメリカ人。
    占領される側になった、沖縄の人々。
    そして、国籍を問わず人間として共通的な価値感とも言える、芸術。
    その芸術を通じて、心が通じ合う部分。
    いくら交流しても、通じ合えない部分。
    米国軍医と沖縄芸術家とのやりとりを通じて、戦うということはどういうことなのか、そして芸術とはどのようなものなのか、考えさせてもらえた作品でした。
    読後に調べて見ましたが、ニシムイ芸術村というのは、実際に存在していたのですね。
    終戦すればそれで終わりではない、戦争の恐ろしさ。
    そして、芸術の持つ力。
    今回も、読み応えのある、作品でした。

  • 【この著者にしか描けない、沖縄と美術の物語!】終戦後の沖縄。米軍の若き軍医は画家たちが暮らす集落を見つけ、美術を愛するもの同士として交流を深める。実話をもとにした感動作。

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