自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方 [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 「ありふれた時間をどう使うか」という考え方を
    「限られた時間をどう使うか」という思考に転換できる本です。

    生産性、生み出す力の本質の部分がちきりんさんらしい独特な切り口で見事に論破しています。

    本書の中の四人のモデルケースによる質疑応答はリアルな疑問がリアルなアンサーで非常に腑に落ちた。

    勉強を例に例えると、
    「今日は5時間勉強した!」といって満足するのではなく
    「5時間かかっていた勉強を1時間で終わらす方法はないか」と考える。
    そして、そもそもの教材選び、勉強方法、それは時間をかけて学ぶだけの費用対効果はあるのか?という根っこの部分を考える力が身に付きます。

    自分自身、何事にも時間をかけすぎていることがわかったし、時間をかけたからといってその時間分に見合った完成度になっていたかと言えばそうでもないことに気付かされた本です。

    生産性を高めることによって、自分の人生における本質部分に時間を割けるように工夫して生きていきたいです。

  • 生産性という事に関して、いろいろな考察を与えてくれる本です。
    これからの社会において生産性がいかに重要か、を教えてくれる名著だとおもいます。
    若い人だけでなく、年配の方にこそ読んで、行動を変えて頂きたい!

  • テクノロジーの利用と生産性を意識すると、自分の本当に大切な時間を取り戻せるような気がしてきました。変化が大きい今だからこそ、読むと役立つ本。

  • キャリアを見つめ直す機会があり、2度目の読了。

    p106
    お金が手に入るなら、人生の時間が減っても気にならないという労働時間投入型の考えに染まってしまう
    → 仕事そのものや成長のためなら、に置き換えると今の自分にピッタリ。仕事以外も含めて自分の人生、というのを胸に刻みたい。

    p111
    もしアマゾンで「20時間分の時間」が1万円で売られていたら思わず買いたくなったりしませんか
    → なる。20時間分の”趣味に浸れる”時間だったら速攻購入する。

    p112
    お金と時間以外の希少資源(一定量しかないもの※個人による)
    ・頭が働く時間
    ・やる気
    ・体力
    ・健康(例:高齢者やママ)
    → 体力面だな〜 数時間動いたらグッタリする

    p124
    ・人は誰でも自分のやってきたことを正当化したいと考えます
    ・希少価値を投入しすぎると自分の欲しいモノがいつの間にかズレてしまう
    ・楽しく働くためだった起業がいつのまにか「成功のためには苦しくても耐えて頑張るべきもの」になってしまうのも(希少価値である人生の時間を欲しくもない物のために投入するという意味で)不幸な状態
    ・最初は〜の資格をとって社会に貢献したいと思っていたのに、〜の資格を取らないと人生は終わりだという心境になる人がいます
    → 仕事も当てはまる。この仕事を耐え抜かないと終わる、と思いこみやすい。本当は楽しく行きたくて今の仕事を始めたはずなのに。

    p137
    生産性
    =得られた成果/投入した希少価値
    =アウトプット/インプット
    → 
    直近担当しているインターン受入PJTはまさにこうなってたな。上司に指摘されて生産性をあげるべく舵きりしたけど次は自分で気づけますように。
    得られた成果↓/投入した希少価値↑
    =生産性↓

    p146
    @日本
    昔の農業:働き口である子供を不安
    今の農業:技術開発
    →日本の地方活性化も同じ構図かも
    →地方移住する人を増やすことを目的にするのではなく、地方にお金を落とす人を増やせばいい

    p152
    ・まだ単身なので大丈夫
    ・働く時期だから大丈夫
    は生産性が落ちるので危険
    制約の少ない時期にとことん働くのは悪いことではない
    生産性を最大限高めた上で好きなだけ働く
    ⇒インターンへの業務を、「割り振り直せば大丈夫」「自分が巻き取ればいいや」ではなく、そうならないための工夫をする
    →単身だから大丈夫ではなく、自分の趣味やインプットの時間のための工夫をする


    p191
    学習曲線

    成果レベル

     →投入時間

    ある時点から鈍化する
    ゼロから8割までの出来は2割くらいの時間で到達できるけど
    残りの2割を仕上げるためには今までの8割(4倍)の時間がさらに必要になる

    ⇒目標面談の目標数値、どこがその地点なのかを見極めたほうが良さそう

    p220
    ⇒インターン運営にあたって、アライアンスよんだほうがいいかも



    p154曜日ごとの定例タスクと残過処分時間を出す
    p157オンラインイベントを予定にいれる
    p160メンバーの出勤退勤をスケジュールにいれてもらう
    p187zoom動画の自動UP

  • 2017年始に読んだ。
    年始に読んでよかった。
    年初めの漲るやる気と合間って、「自分の時間」を何に使うか考えることが出来たから。
    駅近に引っ越す、食洗機買う、炊飯器も買う‥と私の生活が大きく変わりつつあります。

    ちきりん、ありがとう。

  • 生産性を上げて行く必要があるという世間の風潮があり、自分も早く帰ってプライベート楽しみたい人だから読んだ。

    本書の目的は、生産性を上げることがいかに必要なのことか、を理解させること。

    ・働く時間を決める
    ・やらない仕事をきめる
    ・仕事する時間を予めOutlookに入れておく
    ・設定する時間は詰め詰めにせず、1日5時間くらい
    ・こんな短時間では終わらん!という予定を組む
    ・いかにして終わらせるか、を考える癖をつける
    ・基本はインプットを減らす(重要な仕事だけやる、言われたことをやるだけでなく自分から提案すふ

  • やりたいこと(ランニングや読書、旅行、英会話などなど)は無数にあるし、意欲的に取り組んでもいる。が、希少資源(お金と時間)の有限性には思ったほど目が向いていなかったなぁ、と。
    仕事に限らず、普段の生活にも「生産性」という概念をもっともっと盛り込んでいかねば。「自分の人生でほんとに欲しいもの・大事なもの」にお金と時間をかけていこう。

    ※仕事について。
     あとがきに、仕事をやめようかどうしようか悩んでいる人は、ダラダラモードで働いていると書いてあって、「まさにその通りだ!」とギクッとしました。今年度だけでも、がっつり働いてみようと思います。

  • テーマは「今後の社会を生きていくために、そして人生を楽しむために身につけるべき、根幹の能力とは何か」

    ■本質の問題は「生産性」
    ・UberやAirbnbは、サービス提供者の所有物や稼働の生産性を上げることで価値を生んでいる
    ・今後の社会では、生産性が高いものが残り、低いものは淘汰されていく。
    ・シェアエコノミーは高生産シフトの表れ。
    ・クリエイティビティと生産性は両立する
    ・今後淘汰される仕事は、人口知能やロボットが担当したときに極めて高い生産性を発揮する仕事。

    ■生産性の上げ方
    ・希少資源=時間を見える化すること
    ・お金の生産性は、「先月何に使ったお金が最も価値が高かったか」を考えると良い。
    ・価値の大きいものにお金を使うのが有効な使い方。
    ・「集中力」も希少資源。どこに使うか考えるべき。
     →ToDoListを二つ(集中必要/集中不要)に分ける
    ・手に入れたい価値を具体的に言語化することで、時間やお金の無駄を防ぐ。
    ・過去を正当化するためでなく、未来の生活をより良くするためには、希少資源を何に投資したらいいか?と考えるべき。

    ■目指すスタイル
    ・投入時間は変えず、アウトプットを増やすのがベスト
     →インプットを容易に増やせる状況では生産性を向上しようと思わないため。
    ・極端に短いスケジュールを組み、どうしたら達成できるかゼロベースで考えるのが、生産性を上げる秘訣。
    ・すべてをやる必要はない。重要で価値の高い仕事に集中すべき。
    ・たいていの場合、重要な仕事は「やれば終わるとは限らない」仕事である。

    ■工夫
    ・お金と時間の家計簿をつける。何にどれだけ時間を使ったのか。
    ・寄せ集めPJで成果を発揮できるノウハウを貯める。
    ・やりたいことでスケジュールを埋める。

  • 仕事が終わらないから、もっと時間を割かなきゃと思ってたけど、全く違う視点が書かれてた。こういう風に思い切らないと、人生や生活は変えられないよなぁ。

  • キャリアチェンジの模索期、時間はあるのに満足のいく時間の使い方ができていないというときに読みました。当時のメモには、
    p74 正しい生産性の上げ方 価値の総量が増加
    p103 あなたの〇代の残り月数は? という図
    p114 頭が動くときにしかできないTo Doリスト、頭が動かない時間でもできるTo Doリスト
    ということが抜き書きされています。
    でも、正直これらの部分はよく覚えていないので、再読してみようかな。

    この本に関連してよく覚えているのは、読了直後に、とある気の進まない仕事を辞める決断につながったことです。キャリアチェンジにあたってとにかく何か実績を積みたく「次の仕事の足掛かりになりそう」と始めた仕事でした。やってみると始めたばかりで慣れないけれど、今後効率は上がっていくだろうとは思えました。でも残念ながら、自分の価値観に合わない仕事でした。それでも、大きく広くみれば、進みたい方向と重なってはいる。当時はその方向に一歩でも進みたかった。だから、チャンスだと思い込もうとしていたけれど、ほんとはイヤだったんですね。
    そんな時にこの本を読んで、そしてほんとうにすっきりと、その仕事は切るべきだとわかりました。
    そういう意味で、この本はわたしにとって☆5だし、忘れられない本でもあります。

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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