自分を劇的に成長させる!PDCAノート [Kindle]

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  • フォレスト出版
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感想・レビュー・書評

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  • 初歩の初歩
    真新しい発見もないが、「そもそもPDCAとは?」という人や、KPTシートなど含めたフレームワークみたいなのを全然使ったことない人にはこれ1冊渡せば自分でできるかも、という内容。

  • 再読して、好きなフレーズとか抜き出したいなあ。でもパレートの法則に従うと、これは大した意味のない80%の行動だと思うので、我慢してもっと意味ある20%の行動に注力したいと思います。
    毎日本当にやりたいことだけをやって生きてくのっていいなあ、と思わせてくれた本。

  • 大人になると頭ごなしに要求される『PDCA』。
    私もだが大半の人が言葉とか必要性は分かるが、PDCAの“そもそも”についてはあまり理解されていないのではないかというのを本書を読んで感じた。

    そうしたビジネス関係において必要とされるPDCAについて基礎固めをしてくれるのが本書だと思う。

    あまり内容が難解ではないのが好感が持てた。

  • PDCA本は世の中で沢山ある。ホント、沢山ある。その中の一冊をたまには読んで見た。この手の本に全て納得できることはないし、それを求めてはいけない。ただ、自分にとってのヒントがあるかどうかが大事だと思っています。そういう意味で、ヒントはありました。なので、読んでよかったと思います。

    「結局、PDCAを回したつもりになっている」、「実際はPDDDだ」、「PDCAを回したことがない」これだけでまさにそれだと思うひとは私だけじゃないと思う。

    2つのことが大切だと言っています。
     ・きちんと見える化をして、Cをしっかりすることが大切
     ・PDCAを回す習慣をつけることが大切

    「PDDDD」というのは必ずしも完全納得ではない。「PDPDPD」というパターンも多いと思っている。Cの部分が感覚で評価していて、感覚でよくなったと感じたので次のPに進んでしまうパターンだ。そういう意味では「PDCPDC」かもしれない。ただ、そのCは正しくない。しっかりとどれくらの改善目標があって、それに到達したかを見ないといけない。それがCで、それには見える化が大切だと言っています。

    Before/Afterを考える上で、Beforeの数値がないので計測できないケースが現実では多くあると思う。ただ、できるだけ計測できるようにしていこうと考えを改められました。

    ただ、回す習慣の話は私は完全否定に近いです。毎日、小さなPDCAを回すために、PDCAノートを作り、決められたルールでそれを遂行していくとあるが、それはなかなか時間がかかりすぎる。少なくとも私には合わない。

    この人が伝えたいのはタイトルからもわかる通りでPDCAノートを作って、それを習慣化し、正しくPDCAを回せるようになろうです。ただ、そのノートは同意しない。しかし、それ以外は結構、いいことも書いてあるので、評価としては高めに設定します。

    以下、備忘メモ
    =======
    PDCAノート
    岡村拓朗 著

    1PDCAを回すだけで人生が変わる
    PDCAサイクルがうまく回らない理由
    PDCAの回し方を教えてもらったことがないからです。いざPDCAを回そうとするとどうしていいかわからない。
    実際、PDCAを回したつもりになっていても、PDDDとなっている。チェックCも改善Aもされず、やっぱなし。
    PDCAが回っていないのは回す仕組みを作ってないからです。

    PDCAを回しながら成長する
    最初は仮説Pを立てることから始める。仮説、検証のサイクルでよい。失敗してもいい、できない言い訳ではなく、どうやったらできるかを考えよう。その取り組みから学んだ気付きCという知恵は水平展開して活かすことが可能です。水平展開には見える化の力が必要です。

    PDCAをうまく回すための3つのルール
    見える化
    仕組み化
    習慣化

    見える化
    多くの人が回せていないのはまずそもそも見えていない。
    頭の中で俯瞰した全体像を見る能力。バラバラの情報を一つの絵として見える。頭の中に視覚化できていることが重要。

    数値化すること

    書くこと。

    PDCAを回すポイントは数値であれ、文字であれ記録して、一枚の絵として全体像を視覚化することで回っていることをわかりやすくする

    仕組み化
    PDCAは放っておいてもまわらない。仕組み化とは努力や意志の力に関係なくその仕組みを作ったら半自動的に動くシステムのことです。
    ポイントは再現性があること。いつどこで誰がやっても同じ成果が得られるシステム。

    習慣化
    ポイントは3つ
    時間や行為とセットにする
    すぐに簡単にできること
    やることが決まっていること

    ノートを書く時間を決める
    ある行為をしたら必ずノートに書く
    ノートは開いて置いておく

    PDCAはノートですべてが解決する
    ノートを書くことでPDCAが回せる

    2ノートを書く前に覚えておくべきPDCA思考
    フレームがあなたを動かす
    覚えておくべき概念はフレームです。
    物事を整理するときに使われる思考の型
    日常の行動はフレームで動いているので考えていなくても無意識にできてしまう。
    フレームを一度作ってしまえばそれは作業に変わる。
    例えば、大前研一のピラミッドストラクチャー
    トヨタの4つのM
    PDCAノートはPDCAを回すフレームそのもの。

    PDCAとは試行錯誤のフレームワーク
    何事も最初からうまくいくことはない。試行錯誤を繰り返さなければ望むものは手に入らない。
    行動することで計画とのギャップが見える。行動しながら考えて、改善していけばいいのです。計画の前にあるのは、仮説でいい。

    PDCAの前にG
    PDCAを回すためにはゴールが明確になっていることが大前提。ゴールのG
    ゴールのないPDCAは方向性を見失います。PDCAを回すことは方法論であって、目的ではありません。

    3PDCAノートの作り方
    上部数行のところに横線。その横線を三等分して縦に下に線を引く。
    上に日付、今日をどんな日にしたいか、どんな目標を達成したいかを書く。下に左からPDCAと書く。これがデイリーPDCAノート。

    目標達成PDCAノート
    プロジェクトPDCAノート
    いろいろ作れるが基本はデイリーPDCAノート。

    P計画フレーム
    左に時間軸を記入
    今日の予定を書く
    思いついた行動も書く

    基本の時間単位は1時間でも、90分でも、2時間でもいい。
    予定は自分のやりたいことから書く。

    D実行、実績フレーム
    計画に対して実行したことや起こったことを書く。現状がどうなっているかを知ることが大切になります。事実なくして、気付きも改善策も立てられません。

    計画と実行をギャップを知るために書く。事実はC気付き、評価を得るために重要なことです。この記録が、改善策がうまくいかなかった時の別の改善策を練るためにも必要になる。

    正しくDを書くためには、その都度書く。あとで書こうとする絶対忘れる。計画していなかった突発事項があれば、それも書いておく。

    C評価、気付きフレーム
    事実を踏まえて、自分視点での気付きを書く。なんでもない事実でも感情がピクリと動いたのであればそこに何があったのかの気付きを書き留めておく。大きなお宝が埋まっている可能性がある。

    A改善策、次の行動フレーム
    気付きから、次に計画するためのよりよくする行動を書き出す。

    目標達成PDCAノートの書き方
    デイリーPDCAノートと同じフレーム
    PとDを縦に分割する
    左に成果につながる予定と行動
    右にそれ以外の予定と行動

    プロジェクトのPDCAノート
    上にタイトル、ゴール、ポイント3つ
    Pはタスクごとに分割

    PDCAは毎日回せ
    高速で回して試行錯誤を繰り返す。サイクルを回す回数が多いほど目標に近づくための軌道修正の労力が少なくて済む。

    雑談
    エビングハウスの忘却曲線
    人は1日で74%を忘れる

    PDCAノートを高速で確実に回す方法
    具体的でかつ目標を達成したことがわかる目標にする。突発の仕事が予定を狂わせるので、計画には必ずバッファを持たせる。
    本質的なこと以外に時間を割く必要はない。仕事においては本質的なことを押さえていれば、7,80点で進めた方がいい。
    記憶に頼らず、記録に残す。そこで大事なのがDでどんな事実を書き残すか。

    PDCAノートを続ける技術
    ノートが書けなくなる人は計画通りに進まなかったことを失敗と捉えている。PDCAを回している限り、本来的な意味の失敗はなく、すべて成長のためのチャンスです。成長したなと思えるかどうか。成長前後のギャップを認識できるか。日々、ノートにできたという事実、気付き、学んだことを書き残すことで成長したと認識できる。

    A改善策の作り方
    その行動をしている自分が見えるかどうか。
    言葉を分解する
    意識する→具体的に
    徹底する→具体的に
    いくら気付きや改善策を書いたとしても具体的な改善行動につながらなければ意味がありません。

    やることを増やしすぎない
    高速で回す上で重要なのはやることを増やしすぎない。なんでもこんでもやるのではなく、選択してやる。行動を一つ増やしたら、一つ減らす。

    ドラッガー
    成果を出すために行った努力が小さければ小さいほどよい仕事をしたことになる

    ビジネスで言われる選択と集中はPDCAでも重要。改善点が多すぎておしつぶされそうになったら、次の三つの質問を自問する
    そもそも本当に改善すべきことは何?
    そもそも選択と集中すべき改善点はなに?
    そもそも私のゴールは何?

    5PDCAをしゅうかんかする方法
    ノートを書く習慣をつける
    人はフレームがなければ、何もしないというフレームに縛られる

    仕組み化とは自動化ではない。一回きりで終わらせず、再現性を持たせることで仕事を効率よく行うことができる仕組み作りという意味です。PDCAのゴールは仕事の型を作ること。

    PDCAをさらに高速化するGTDメソッド
    PDCAで大切な仕事の進め方は仕事は入り口で制御すること。

    GTDメソッドとはget things done
    入ってきた仕事にどう行動するかが明確になること
    そもそもやるべきことか?

    やるべきか?
    複雑な内容か?
    2分で終わるか?
    自分でやるか?

    やめられないをタスクのやめ方3ステップ
    試しにやめてみる
    問題が起こらなかったという実績をつくる
    やめる

    人に任せる技術
    自分がいなくても会社はまわるし、社会もまわる。次のステージにいくためには、強制的に今の仕事を手放す必要がある。

    ロンドンのビジネススクール調べ
    知的労働者の平均労働時間の41%を他人に任せられる仕事に費やしている。

    生産性を高める質問フレーム
    シンプルにしよう
    情報量を増やしすぎると何も伝わらない
    問題を指摘して、行動を提案する

    ビジョンなきハードワークはもうやめよう!

  • 良い本だとは思いましたが、自分のヒントにはならなかったです。私は全ての情報を電子ノートで記録しているので、紙ノートを増やしたく無いと言う思いがあります。手帳は紙を使っているので、手帳の活用術を学べたら良いかもしれません。他の方法を試してみて、良い方法が見つからなければ、この本のやり方に戻ってこようと思います。

  • PDCAは仮説、検証、改善のサイクル。
    継続的に実施するには、考えずに簡単にできるよう仕組み化する

    ①仕組化とは努力や意思に頼らず、考えずにできるフレーム
    ・PDCAがまわらないのは仕組み化されていないから
    ・再現性があるものが仕組み

    ②PDCAは仮説、検証、改善のサイクル
    ・PDCAをまわすにはサイクルが進んでいることを見える化し、
    気分や調子に左右されずにできるよう仕組み化し、
    継続できるよう習慣化する

    ③習慣化するにはスケジュール化し、簡単に何も考えずにできるようにする
    ・Planをかく時間をスケジュールに入れ、手元にノートを置いて行動したらすぐに記載する
    ・簡単に書けるノートにする
    ・何をするかが決まっており、何を書けば良いか悩まずに書けること
    →考えずに労力をかけずにできることが習慣化には必要

    ④形容詞(大きい、高い、良いetc.)だけでは事実ではなく解釈
    ・改善を考えるためには定量的に数字で書くこと
    ・改善を実行するには言葉を分解して改善策を書く
    NG:企画する、意識する、徹底するetc.行動に結びつかず、やったかどうか評価もできない

    ◆所感
    著者が言うように5分でできるとは思えないが、無理とやらないのではなく、完璧でなくてもまずはやっていくことが必要だと思う。実行に必要なノートを買っても数百円。
    意味ないと思えばやめて捨てれば良いし、合わないということが分かっただけで進歩なので。

  • 基礎的なことから書いてある。

  • 日々のPDCAを回すために毎日ノートに記載するというもの。行動はしていても何故か良くなっていないように感じていたので、振り返って次のアクションに繋げる、またその為のアウトプットや見える化が必要というのをひしひしと感じた。
    ノートへの記載という簡単で時間がかからないところが良い。早速始めた。
    毎日のノートの書き方は分かりやすかったが、プロジェクトや人生という部分でタイミングや内容が若干分かりにくかったので、サンプルがあると良かった。
    最後の方に、自分の人生のためのPDCAを回すという部分が特に良く、ワクワクした。今まで仕事と自己実現を切り離して考えていた所があり、上手く繋げれば良いのだと思った。
    他にも色々と気づきを貰えた良い本。

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著者プロフィール

株式会社センターピン代表取締役、時短×業務効率の仕組みコンサルタント。
1972年福岡県生まれ。95年大学卒業後、コンビニエンスストアチェーン本部へ入社。地方営業所勤務時代にPDCA思考を叩き込まれる。本社販促部門への異動後、業務改革プロジェクトに携わり、20代で最年少リーダーに抜擢。全社レベルでPDCAを回す販促の仕組みづくりを牽引する。
2003年外資系ヘルスケア企業へ転職し、月間残業100時間以上という仕事漬けの毎日を送り、体重が10キロ以上も増えてしまうが、「PDCAノート」をはじめとした独自の仕組み化メソッドを開発し、業務の改善・効率化を実現。年収2倍、残業ゼロ、13キロダイエットを達成。
2019年株式会社センターピンを設立し、代表取締役に就任。現在は「時短×業務効率の仕組みコンサルタント」として、経営者やビジネスエキスパートに「PDCAノート活用術」をはじめ、仕事の成果を出すためのコンサルティングと、人生の質を向上させるためのコーチングを組み合わせたメソッドを提供。さらに講演やセミナーで講師を務めるなど、精力的に活動中。

「2022年 『自分を劇的に成長させる! PDCAノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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