水鏡瑞希シリーズ第五弾。
前作からたった2ヶ月。松岡圭祐、手が早いにも程があります(^^;)。
ついていくのが正直大変なんですけど(^^;)。
水鏡瑞希さん、5作目にして異動。これまで勤務した文科省の
「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォー
ス」から「研究公正推進室」へ。物語の性格上、「不正を暴く」と
いうのは変わりようが無いので、ちゃんといつも通りの展開になる、
と先に言っときます(^^;)。
今回のネタは「核融合」。
・・・いやぁ、もういきなり解りません、相変わらず(^^;)。かんたん
に言えば水素をエネルギーに変換するときに起こすアクションの一
つで、この研究に予算が出る・出ないの攻防戦。こういうすっごく
固いネタに、「少子化問題」を絡め、ある程度解りやすくしてくれ
るところがさすが。おかげで読んでいる最中には自分が核融合研究
のエキスパートみたいな気分になるから不思議。まぁ、読了後しば
らくするとなぁんにも理解してない自分に気付くのだが・・・。
水鏡シリーズはどれから読んでも全く問題の無いシリーズだが、
少なくとも今作は小難しいテクノロジーの話と切ない人間ドラマが
絶妙のバランスで同居しているから、初心者でもOKかと。しっか
り進化してるなぁ、このシリーズ♪
ところで、「核」を示す英語をカタカナで書くと、「ニュークリア」
なのね。昔は「ナックリアー」と記載する人が多かったんだけどなぁ・・・。
「ナックリアーフュージョン」の方がカッコイイ気がする、語呂的
には。