水鏡推理5 ニュークリアフュージョン (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • とうとう栄転と思いきやまた罠に嵌る。
    子供問題など時事ネタを絡ませる方法は流石。
    読んでいて勉強にもなった。

  • 水鏡瑞希シリーズ第五弾。
    前作からたった2ヶ月。松岡圭祐、手が早いにも程があります(^^;)。
    ついていくのが正直大変なんですけど(^^;)。

    水鏡瑞希さん、5作目にして異動。これまで勤務した文科省の
    「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォー
    ス」から「研究公正推進室」へ。物語の性格上、「不正を暴く」と
    いうのは変わりようが無いので、ちゃんといつも通りの展開になる、
    と先に言っときます(^^;)。

    今回のネタは「核融合」。
    ・・・いやぁ、もういきなり解りません、相変わらず(^^;)。かんたん
    に言えば水素をエネルギーに変換するときに起こすアクションの一
    つで、この研究に予算が出る・出ないの攻防戦。こういうすっごく
    固いネタに、「少子化問題」を絡め、ある程度解りやすくしてくれ
    るところがさすが。おかげで読んでいる最中には自分が核融合研究
    のエキスパートみたいな気分になるから不思議。まぁ、読了後しば
    らくするとなぁんにも理解してない自分に気付くのだが・・・。

    水鏡シリーズはどれから読んでも全く問題の無いシリーズだが、
    少なくとも今作は小難しいテクノロジーの話と切ない人間ドラマが
    絶妙のバランスで同居しているから、初心者でもOKかと。しっか
    り進化してるなぁ、このシリーズ♪

    ところで、「核」を示す英語をカタカナで書くと、「ニュークリア」
    なのね。昔は「ナックリアー」と記載する人が多かったんだけどなぁ・・・。
    「ナックリアーフュージョン」の方がカッコイイ気がする、語呂的
    には。

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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