言ってはいけない格差の真実【文春e-Books】 [Kindle]

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著者 : 橘玲
  • 文藝春秋 (2016年12月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (27ページ)

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言ってはいけない格差の真実【文春e-Books】の感想・レビュー・書評

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  • やや決めつけ感のある部分もあったが、確実に格差は広がっている。国民総中流なんて言葉、2.30代の人は知らないのかもしれない。この現実から目を背けずできることを考えたいと改めて思わされました。
    「経済格差は知能の格差」これに違和感を感じる人は底辺で生きて行かざるを得ない人の痛みを知らない人かも。ピンカーのリベラル化の論も示唆に富む。

  • 身もふたもないトピックが並んでいる本。日本の中で一般的に言われている考え方に対して、その矛盾を指摘したり、世界の一般的な考え方を教えてくれる。
    私が一番印象に残ったのは「8.将来、日本から「正社員」は消える」の章。スペシャリストとバックオフィスにキャリアが分かれていくのであれば、私はスペシャリストでいたい。ただ、「スペシャリストは正社員ではなくなる」と聞くとドキドキする。安定と高収入の二兎を追うことは難しい世の中になっていくのだろうか。私としては、何とかしてバランスのちょうどいいところを目指していきたいと思った。

    また、「経済格差は知能の格差だ」という筆者の断言に触れて、やはり本を読んだり勉強するための時間の確保は重要だと認識した。どう変わっていくのか予言する能力は私にはない。でも、どう変わっていくのか本から知識を得て、自分にできることを準備しておくことはできる。きっと、それは目先の仕事とかキャリアとか以上に、この世の中で生き残っていくために必要なんだと思う。

  • 知能の遺伝度合いが高いから教育は無意味だと匂わす文面があるが、肌感覚として賛同できない。知能の遺伝は分かるが、知能があっても教育の質と量で、仕上がりが異なる事を経験しているからだ。

    本著が言いたいのは、今後、知能格差社会の傾向が強まるという事。著者は元々、人間は生まれながらに差があることを認め、その差は取り返し難いと言っているのだ。しかし、それは敢えて言わなくても分かっている事に過ぎない。

  • 本当のことが書かれている。

  • 現実を率直に述べている。

  • 著者は、ある意見が差別であるのかそうでないかの判断基準として、「差別とは合理的に説明出来ないこと」を示す。
    情緒や感情にとらわれることなく、明快に判別すること。
    リベラルの本当の意味を認識し、教育や職業訓練は確かに効果の上がる分野でこそなされるべきという説明は共感出来た。

  • 橘玲の言葉遣いは 
    竹を割ったようにすっきりしたところがある。
    このすっきり感は どこから来るのだろうか?
    確かに、グローバルな視点で、お金の効率ということで、
    物事を見ようとしていることからくるのだろうか。

    『知識社会において 経済格差は知能の格差である』
    と言いきる。
    ビリギャルなどでは『努力によって学力は向上する』
    といっているが、本当にそうだろうか?
    差別は 合理的に説明できない と定義する。
    年功序列•終身雇用の日本的雇用を『差別』という。

    性別、国籍、人種、宗教、年齢で
    差別してはいけないならば、
    能力でしか 評価する以外にない。
    能力主義は 差別のない社会をめざすリベラルの原理。
    労働者の差別をなくそうとすれば、労働者の能力のみで
    公正に評価する仕組みが求められる。

    まさに 正論とも言える 恐ろしさをもっている。
    差別とは あるものであり、
    しかし、その差別とは どうあるべきか?
    を考察した結果が こんな風になってしまった。

    男と女の差別は?
    言語中枢の脑の左半球に卒中を起こした男性は
    言語性IQが20%低下するが
    女性は9%しか低下していない。
    やはり、男女差があることは事実だ。
    男と女では仕事の適性が違う。
    しかし、女性が働きやすい社会が安心して子供うめることを示している。
    知能の遺伝率は高い。
    論理的推論能力は68%。一般知能が77%とされている。
    知能の高い親は所得が高く、
    遺伝によって子供の学力も強い。
    多重知能論(音楽的知能、身体運動的知能)
    がいわれているが、
    言語知能と論理数学的知能によってしか判断されていない。

    日本を始めとする先進国では、
    中国などの新興国との『自由な競争』によって
    中間層から脱落し始めている。
    トランプを支えたのが、
    低学歴、高失業率、低年収の白人たち。

    生活保護を受けているのが 163万世帯で 過去最高。
    母子家庭の貧困は なぜうまれるのか?
    そして、生活保護も受けない。
    そこから 知的障害、発達障害、精神障害が起こっている。

    世間知らずで、プライドが高く、
    ヒトに相談しなさそうなヒト。
    リテラシーの低いヒトが 効率的にぼったくられる。

    『保育園落ちた。日本死ね』現象は 何を物語るのか?
    安倍首相が提唱している「同一労働同一賃金」は、
    差別をなくすことができるのか?

    日本の一人あたりの労働者が生み出す富は 72994ドル
    アメリカの労働者は 116817ドル。
    アメリカ人より30%低いという現実。
    そのうえで、日本はサービス残業している。
    日本人は「会社に反感を持ち」
    『世界でもっとも自分の働く会社を信用していない』
    『自分の人生をどの程度自由に動かすことができるのか?』
    日本人を精神的に拘束し、
    社会の閉塞感の元凶になっているのが会社。

    能力の差が 格差の現実ということが 
    多面的に語られている。

  • 【日本経済8つのタブーに斬り込む】日本経済のタブーとされている8項目の現実に人気作家が迫った問題作。「月刊文藝春秋2016年10月号」掲載の記事を再構成して電子書籍化。

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