群像 2017年 02 月号 [雑誌]

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  • 講談社 (2017年1月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910032010273

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群像 2017年 02 月号 [雑誌]の感想・レビュー・書評

  • 青山七恵さんの短篇「帰郷」。
    家族との距離感と、ああやっぱり家族なんだという思いと。
    水原涼さんの「蹴爪(ボラン)」。
    なかなかな力作なんだが。
    はあちゅうさんのデビュー小説 3 つの短篇
    「世界が終わる前に」「サンディエゴの 38 度線」「六本木のネバーランド」。
    はあちゅうって?
    青木淳悟さんの「僕ボードレール」。うまいなあ。
    岡田暁生さんの随筆 ”21 世紀の巡礼または音楽のテロリズム?”
    Theodor Currentzis のことを教えてくださってありがとうございます。

  • はあちゅうさんのデビュー小説3篇を読んだ。実は、はあちゅうさんが何者か知らなかった。ただ、有名人で純文学にゆかりがなさそうなのに文芸誌デビューをした人で話題になっている、くらいの認識だった。で、読んでみたら、これがものすごくよかった。3篇とも。
    読み終えてから調べたところによると、はあちゅうさんはブロガーで、歳もわたしと近い。だからなのか、読みやすくて、共感という意味でも自分と溶けやすくて、ちょうどいい温度の、ちょうどいいリズムだった。ぴったり、という感じの小説だった。「世界が終わる前に」「サンディエゴの38度線」「六本木のネバーランド」っていうタイトルもいい。
    物語はどれも、主人公の女性と、ひとりの男性とのかかわりの物語で、どれも恋人ではない(恋人は背景のようにして別にいる)し、人生でなにか大きな比重を占める人でもない、それこそ「書き留めておかないと、きっと近い将来、忘れてしまう」ような存在や、経験だった。どうでもいいとか印象が薄い出来事というわけではなくて、若い女性の特に若かった頃の経験だから、時間が経つとゆらいだり、あれって本当にあったことなのかなって、現実感がうすまったりするから。
    泣くような話じゃないし、似たような経験もないのに、すこし切なくなった。すてきな小説だった。

  • “はぁちゅう”の小説とはどないなもんかと図書館から借りてきたが、シチュエーションは村上春樹的だ。実体験に基づいて書いていたとすれば私小説となるのかな。ブロガーとしての彼女のイメージとは違う、少々コンプレックのあるちょっと捻くれた悩める少女がみえる。『世界が終わる前に』が違和感なく読めた。世界が病んでいるんじゃないかというメッセージが伝わってくる。デビュー小説なのにうまく構成されていて3編の中では1番好きだ。

  • はあちゅう「世界が終わる前に」
    実体験に基づいて?書かれていて、人の人生の一部をかいまみているようでおもしろい。
    私も日陰の世界の住人なので、はあちゅうさんの生き方や考え方が参考になります。
    「六本木のネバーランド」
    森さんと美幸とのなんとも言えない関係がエロい。

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