目に見える世界は幻想か?~物理学の思考法~ (光文社新書) [Kindle]

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著者 : 松原隆彦
  • 光文社 (2017年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (273ページ)

目に見える世界は幻想か?~物理学の思考法~ (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 01/14/2018

  • 本書のタイトルから、現代物理学の書籍に多かったりする、多元宇宙論とか扱っているのかなぁと思ったのだが、そうではなかった。

    物理学がどの様に進歩をして来たのか、その歴史を記したものであった。
    なので、本書のはじめの方では地動説とか天動説とかの話題があったりもして、個人的にはこのあたりの話は類似書などで知っていたので斜め読みに近かった。

    そういう意味では、私は量子論とか相対性理論とかの説明も読んだりはして来たのだが、理解が浅かったのか本書で良い復習ができた。
    特に、実験で得られた結果をもとに、当時の科学者たちがどの様に考えて来たかを追体験できるようで面白かった。相対性理論はアインシュタインの思いつきで構築された面が大きいが、量子論は色々な人がアイデアを出し合い、修正して来たものである。そのことが、よくわかる内容であった。
    波動方程式を導いたシュレディンガーが、その当時はその方程式が持つ意味を解釈できていなかったというのも面白い。私は大学の物理で、波動方程式の解の二乗が電子の存在確率を表しているという話を聞いた記憶があるが、それははじめからその様に完成していたものだという思い込みがあったものだった。

    相対性理論については、マックスウェルの方程式が、その発端であったことを知った。マックスウェルの方程式からは、光の速さは常に一定という結果が現れる。
    この結果を飲み込んで理論を構築したのがアインシュタインだったということだ。

    なお、本書は図が少ないのでこの手の本を全く読んだことがない方には難しいかもしれない。
    過去に類似書を読んで、そういった類似書にある図などを見たことがあれば理解はしやすいと思う。そういう人は、ちゃんと読んでいればそもそも読む必要もないのかもしれないが。

  • 投げたものの運動を例にとると、ボールを目の前で数十センチ投げるだけであれば、空気抵抗の影響は小さいので無視しても結果に大差はない。空気抵抗を無視するという理想化を行うと、放り投げた物体の運動が単純な法則で理解できるのである

    学生の頃は物理なんぞ暗記の一種でした。理由も考えずに公式をいくつか覚えて、後は定型の問題に当てはめていくだけ。学生時代の物理ではこれで何とかなっていました。

    今思えば勿体無いことをしていたと思います。本書ぐらい深く考えて物理に取り組んでいれば、もう少し何事にも本質を突くような発想ができたかもしれません。未だに、学生時代のペーパーテストの延長線上から抜けきれていないと思います。

    とは言ってもまだ遅くはないはず。生涯勉強。この年代でやっと目覚めたので、残りの人生、それを忘れずに生きていきたいです。

  • 自分の専門とは全く違った分野への興味で、偶にこういったサイエンス系の本を読むんだけど、難しい!
    気付くと文字を読む目が滑っているだけの時があるね
    イメージができずに頭に入ってこない話が多い。
    これは何度か読み返してみようと思う。内容は面白いからね。

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