ソング・オブ・ザ・シー 海のうた [Blu-ray]

監督 : トム・ムーア 
出演 : デヴィッド・ロウル  ブレンダン・グリーンソン  フィオヌラ・フラナガン  リサ・ハニガン  ルーシー・オコンネル 
  • TCエンタテインメント
4.20
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562227884185

感想・レビュー・書評

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  • 以前観た、トム・ムーア監督の「ケルズの書」をテーマにした作品が良かったので、本作も観ておかなければと手に取った。

    本作はいわゆる「異類婚姻譚」。アイルランドやスコットランドなどに伝わる、アザラシと人間の姿を行き来する妖精セルキーの物語。
    少年ベンと生まれたばかりの妹シアーシャをおいて、母親のブロナーは海に帰ってしまう。

    ベンは哀しみを胸に抱え、口のきけないシアーシャと、灯台守の父とともに、灯台で暮らす。
    母親との別離のきっかけをつくった妹に、ベンはつらく当たるのだが、その妹自身、長じて母親と同じセルキーとしていま目覚めようとしている。

    そんな奇怪で陰鬱な生活をうれえた祖母が、子どもたちを街へ連れていくのだったが、あらゆる場所が妖精の世界とつながっており、むしろ事態の展開を早めるだけなのだった。

    セルキーの伝承をもっと詳しく知っていれば物語をより楽しめただろう。とはいえ圧巻の美しい海辺や海中、妖精の世界や太古の神々の幻想的な絵巻物。十分に堪能させてもらった。

    個人的にアイルランドあたりのケルト民謡の音階が大好きなので、目でも耳でも満足。そういえば、ベンたちの住む灯台も、ちゃんと赤と白のアイルランドのそれっぽいかわいいデザインになっていて、本作がかなり丁寧に作られていることがわかる。

    ところで、なにか既視感があると思ったら、その正体はジブリだった。こんなところにまで影響を与えているのだな。
    あまり気がつきたくはなかったけれど、ベンとシアーシャが犬にのって走るシーンは「となりのトトロ」のネコバスだし、キリスト教以前の太古の神々が海原を歩くシーンは「もののけ姫」の、なんだっけあれ、巨大な森の神みたいなやつだきっと。

  • アイルランドでは妖精セルキーは陸では人の姿、海ではアザラシの姿になると伝えられてきた。
    幼い兄妹ベンとシアーシャは父と島で暮らしていた。
    生まれた時に母が海に消えたことからベンはシアーシャに意地悪してしまう。
    シアーシャが6歳になってもまだ話せるようにならないことから、祖母の住む街で暮らすことになった兄妹だが、馴染めず島に戻る決意をする。
    しかし、途中フクロウの魔女マカにシアーシャが連れ去られてしまう。

    感想まとめは沢山あるのでそのうちにブログにでも書きます。
    自宅での音響チェックのために見慣れた本作を鑑賞。
    音がやばすぎて感激しました。
    今回は羊の模様も美しく描かれてるの気づきました。

  • ファンタジーアニメ。
    水彩の背景がとても幻想的で美しい。

    キャラクターも独創的でユーモラス。
    不思議な世界観で、ラストまでうまくまとまっている。
    上質な一本。

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