ハドソン川の奇跡 ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

監督 : クリント・イーストウッド 
出演 : トム・ハンクス  アーロン・エッカート 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.86
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感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967312461

感想・レビュー・書評

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  • 2016年 アメリカ
    監督 クリント・イーストウッド
    トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー


    2009年1月15日。乗員乗客155人を乗せた飛行機が全エンジン機能喪失したうえでハドソン川に不時着したお話。
    あまりにも衝撃的な実話208秒間のお話。
    208秒間をどうやって2時間弱に膨らますんや~~~と思ったら、着水し、ヒーローになった後に事故調査委員会で空港に戻った方がよかったのではないかと追及を受けるって内容でした。

    さすがクリント・イーストウッドって仕上がりですね。

    トム・ハンクスの演技もうならされます。

    実話で結果は知っていてもコックピットのシーンは手に汗握り、前のめりになって見入ってしまいます。
    事故調でヘッドホンをつけて全員が208秒間を聞いた後にサリー(トム・ハンクス)が「休憩ちょうだい」と外に出て、、、ガッツポーズでも作るのかと思いきや大人な態度でジェフ副機長(アーロン・エッカート)に「冷静によくやった」って言ったシーンはこちらがガッツポーズでした。

    今までに訓練したことのない状況下でとっさの判断で着水することを決め、やってのける。
    パイロットってなんて大変なお仕事なんでしょう。そして「絶対に全員死亡だ」ってうまく誘導できなかったことを悔やんでた管制官のお仕事も大変すぎます。
    命、守ってんだなぁって感心でした。

    クリント・イーストウッド監督は本作作成のために本物のエアバスを購入し、そして撮影には実際の救助に使われた救命ボートを使ったり、通勤フェリーの船長はご本人が出演していたりと、かつてないほどのリアル感を出したらしい。さすがですね。

    ラストには機長や副機長そして当時の乗客などご本人が出てらっしゃいました。無事に155人全員が助かる「ハドソン川の奇跡」がおきて本当によかったです。

    てか、ハリウッドはお金かけれるね(笑

  • 冒頭から泣きそうになった(笑)
    機長が劇中で述べている「人為的な要因」。
    本当コレだよなぁ…と。
    コンピューターであらゆる想定をして、先に起こる事を知った上で人が操縦した時と全く同じ様にいくわけないし。
    機長の判断と、副操縦士の冷静な対応、迅速な対応をしてくれた救助隊の人達の力が合わさったからこその幸運なんだろうなぁ。
    最後のエンドロールは、実際の機長と生存者かな?
    この方達が亡くなっていたのかも…と想像すると本当に助かって良かったと思う。
    途中でファイナル・デスティネーションだったら、この生還者達は次々亡くなってしまうんだろうな…と頭を少しよぎってしまった…。
    良い映画だった。

    “クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演、実際にあった航空機事故に隠された真実を描いたドラマ。N.Y.の上空で飛行機が制御不能に陥り、機長・サリーはハドソン川への不時着を成功させる。だが、事故調査委員会はその是非を厳しく追及し…。”

  • * 短いのに構成もダレずいい映画だった。ちょうど「…パリ行き」見た後だったからクリントイーストウッドの熱が上がっている。実話を広げてくのうまい。
    * 副操縦士がサリーを支えていて凄くいい味だしてる。最後のセリフもいいオチだった。
    * サリーの嫁が精神的に不安定でハラハラさせられる。もうちょっと支えてやれよ…。
    * シミュレーションした操縦士は何回も練習してたという…あの時のトムハンクスかっこいい。

  • 相変わらずのイーストウッド監督。

    .....ほんとハズレないですよねぇ。
    (特に「チェンジリング」以降は好みの作品がたくさんあります)

    96分という短い作品ですが、200秒程の決断までの経緯と着水後の機長への疑惑の解明が話の筋となっているため結構密度は高いと思います。

    にしても普通なら「機長の家族描写→離陸→着水→全員無事→再度家族描写→ハッピーエンド」とかで作りそうですが、本作は着水後のシーンから始まり疑惑解明で終わるという構成になっているのでパニック映画を期待して観る人は肩透かしを食らうでしょうねぇ。
    (原題通り「sully」なら機長の内面の話と想像つくのですが「ハドソン川の奇跡」だとそう捉えても不思議ではないです。ただまぁこの邦題は悪くないとは個人的に思いますが)

    「短い時間で高い満足感を希望!」という方には特におすすめの一本だと思います。

  • 自分の判断が正しいと自信を持って仕事をし、それを主張して証明できる。すごい。

    鳥がぶつかっただけでエンジンって止まるんだ…こわい。

  • MoMAでのシリーズ、大トリは本作。(2本見逃した…)

    予備情報なしで劇場に来ると他の作品に比べてかなり満員で驚かされたのだが、なんのことはない、今年9月とつい最近に公開されたばかりの作品だったからだろう。

    この事件発生時、テレ朝の人と電話で話してる最中に「あ、えらいことになってますね…。そちらのオフィスからはハドソン川見えますよね?」「いえ、窓は東側だけなんで。何の話ですか?」といった会話をしていたのが記憶に新しい。放送局で働く先方のオフィスには常に数チャンネルのTV番組が見える状態で表示されているためそうしたリアルタイム性をもって伝えてもらうことになったのだが、たぶん報道カメラが現地入りする頃には大半の救助が一段落していたのが実情だったらしいということを本作を通して改めて知った。

    鑑賞後にこの映画を見てきたことをまだ観てないというとある米人に話すと、開口一番「Did you believe it?」と訊かれた。どうも当時メディアがそうとう騒ぎたてたようでその当の本人も猜疑心に包まれているようだったが、こちらとしてはその盛り上がりにも一切触れていなかったからその点も伝えつつ「ただ映画作品として楽しませてもらったがよくできていた。とくに『その後』に焦点を合わせていた点で。」と返した次第。

    そんなこんなもあり冒頭の「新作だから満員」説は撤回。「口コミ度がよかったのに見逃していたので是非てな感じで満員」説をとなえたい。

  • これは感動と、世の中のやるせなさと、正しさが証明された達成感と、色々が混じった素晴らしい映画でした。

    ニューヨークのハドソン川に飛行機が不時着したが、1人も死者が出なかったという奇跡的な実話を映画化。

    機長は航空安全局から判断ミスを指摘されるも、毅然と立ち向かっていく。

    クリントイーストウッドは、いつも素敵で気高き生き方を提示してくれる。最高。

  • すごい実話だよね。155人全員が生還って、本当に奇跡としか言えない。映画という作品を観ていてもゾっとするのに、これは確かに起きたこと、それが、なんといったらいいのか。泣けた。リアルすぎて。
    最後の副機長の7月にね、ってのがチャーミングでよかった。

  • 恥ずかしながらこの英雄劇の裏側に、こんな葛藤に満ちた物語があったことを初めて知った。この葛藤がポジティブなものあるいはネガティブなものとして描かれているのかは、映画を見る限り後者だろう。これ以上ない判断を下し、最善の行動をとり、乗員乗客全員を救ったというのは、確かに英雄と呼ばれるに相応しい結果である。ただそれはあくまで結果に過ぎない。劇中の事故調査団の対応には全く間違いはない。事故調査の目的は、それがこれ以上ない判断であり、最善の行動であったかを検証するのではない。本当に他の選択肢がなかったのかを検証するべきである。「本当に機長は英雄だったのか。」という視点ではなく、他に取り得るべき方法がなかったのかを検証するのは、今後の航空安全の肥やしになるはずだからだ。

    星を4つにしたのは、事故調査が機長の評価を決めるための事故調査、という偏った視点に対してのマイナスを反映した評価としている。

  • 奇跡の過程を描いてハッピーエンドとはせず、国家運輸安全委員会の調査に比重を置いたのは、映画の中に対立軸を置きたかったのだろう。委員会の人には気の毒だが。

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