FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

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監督 : 森達也 
  • Happinet (2017年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953086814

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FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]の感想・レビュー・書評

  • 新垣さんも、神山さんも、自分の言ったこと書いたことに自信をもっているのなら、きちんと答えるべきだったと思う。逃げてしまったことで、fakeの意味が二人にも広がった。

    「ピアノは弾けるというレベルではない」「シンセサイザーでしか曲が作れない」(シンセサイザーなら勝手に和音・伴奏つけてくれる)というのはホントだな、と思った。クラシックは聞いていただろうけど、ちゃんと勉強したことがないのは、譜面が読めない、書けない、キーボードの弾き方でもわかる。本人名義で発表された交響曲やソナタはかなり現代音楽の要素が入っていたが、本人がこの映画で披露した曲は陳腐な劇伴みたいな(当然調性のある)曲だった。一番鋭い突っ込みを入れていたのは森達也ではなく外国人の記者で、あの指示書が「作曲」とは到底言えないし、もし「作曲した」というのなら音源を出すべきだし、18年あったのなら記譜を勉強して楽譜を残せばよかった。そうすれば「共作」も認められただろう。

    まあ、日本全国から嘘つき呼ばわりされた上、笑いものにまでなって、辛かっただろうけど。特にご両親の心痛は想像するに余りある。
    耳が聞こえにくいのは本当だろうし、被爆二世も事実だし、「いい人」の部分もあるだろうけど、「作曲した」はやっぱり違うでしょう。

    本人が指なし手袋して、譜面書いてる写真見たことあるけど、そういうやらせは受け入れていたわけだよね。つまりマスコミが「盛る」ことを、自分の益になる場合は受け入れていた。ところが、「損」になったとたん、マスコミは嘘ばかり書く、となる。
    相棒の功名心に気づかなかった(無視していた)ことも大きな失敗だったね。地味に見えるからといって一生日陰の暮らしで幸せって人はいないことを肝に銘じるべき。

    それにしても、本当に聞こえないのに障がい者として認定されないの?そこは甚だ疑問。だとしたら日本の行政が間違ってるよ。

    でも、いい伴侶を持っているのは僥倖だと思う。有名でお金持ちで社会的地位が高くても、よき伴侶に恵まれない人はいっぱいいるんだから。

    あと、猫が可愛かったが、狭いマンションから出られないせいか、運動不足で太っている。キャットタワーとか買ってあげたらいいのに。あの猫に夫婦がどれだけ癒されてるかを考えれば。シンセサイザーより安いよ。

  •  ゴーストライター騒動後の佐村河内守氏にジャーナリストの森達也が密着。

     佐村河内守、なぜ謝罪後に元の長髪サングラスに戻した。彼単体ではなく、手話通訳を兼ねる奥さんと猫のワンセットとして撮ることによって被写体としての魅力が何倍にも増している。
     メディアに攻撃される人を通してメディア批判のメッセージを持つように最初は見える。バラエティ番組の出演依頼のやり取りはかなり腹立たしい。しかし、耳が聞こえるかどうかはさておき、作曲をしていなかったことは真っ黒であって、外国メディアの取材シーンでは責められてばかりでかわいそうな佐村河内守さんのイメージは全く感じられない。
     作曲から最後の質問までの流れは見事。佐村河内守もノンフィクションも虚実入り乱れたものであり、だからこそ面白いのだと思う。

  • 聴覚障がい者と係わる仕事をしているので、難聴者の方々の聞こえにくさの理解されにくさについて、少しは分かるので見たいと思っていた作品。佐村河内さんの作品制作に関する嘘については、許されることではないかもしれませんが、会見のときの記者のやり口は到底容認できるものでは無かったし、そこら辺を撮ってるかな?と思ったのですが、森さんもうまく撮り切れてなかった気がします。ただ、一方だけの言い分だけではなく、佐村河内さんの意見も撮らなくてはと思ったことは良かったのではないでしょうか。

  • “ゴーストライター騒動”の一方の当事者、佐村河内守氏に完全密着した衝撃のドキュメンタリー。聴覚障害を持ちながら作曲活動をし、“現代のベートーベン”とメディアで賞賛されるも、音楽家の新垣隆氏が18年間にわたりゴーストライターをしていたと告白、佐村河内守氏は一転してメディアの総バッシングにさらされる。

  • 事前情報を入れていなかったが、興味深い。

  • 限りなく怪しい。けれども純粋な偽物も存在しない。ここには真実も含まれている。そう思わせられる場面が随所にあった。

  • 森達也の映画を観るのは初めて。撮影対象はあのゴーストライター騒動の佐村河内守である。騒動以降、妻と暮らす自宅の窓は常にカーテンで覆い、家の中なのにサングラスをしている彼は、記者会見で見たあの風体ではなく従来の「佐村河内守」に戻っていた。たまにベランダでタバコを吸うくらいで、外にはほとんど出ない。そんな彼のもとにフジテレビのディレクターらが番組出演依頼にやってくる。妻が手話通訳をしながら、真摯な態度で(明らかに舐めた髪型のテレビマンも居たが)佐村河内に番組の趣旨を説明していく。だが彼の心は完全に閉ざされていて出演を断る。後日、出演したかもしれない番組を妻と一緒に観て、その内容にどんよりと落ち込む。またあるときは監督の森達也が新垣隆のサイン会に行き、あとで取材させてくれと頼み快諾を得るが、後日新垣サイドから断られる。最初に佐村河内騒動を文春で展開した記者からも出演を断られる。なぜ彼らは森から逃げるのか。段々とモヤモヤしてくる。また終盤では自宅に来た外国のメディアから直球の質問を浴びせられる。「あなたの作曲するところを見せてくれ」と。これがこの映画の肝であり、森達也は答えを出さず、あとは観る者たちに考えさせる。正直、佐村河内守がますます分からなくなったが、観る価値のある映画であると断言はできる。いま読んでいる聴覚障害を題材にした吉本浩二の「淋しいのはアンタだけじゃない」の取材陣も映っているかと期待したが、全く出てこなかった。

  • <2016/7/27:第七藝術劇場にて>
    にゃんこの表情がサイコー。
    佐村河内氏の抱えてる闇(コンプレックス?)は、たぶん第3者が聞くと「何でそんなことをそこまで?」という程度のような気がするが、彼的にはどうしても口にできないほどのものなんだろう、と感じた。
    それにしても、新垣氏も一体何がしたかったんだろうね?
    今の扱われ方がほんとに希望したことなんだろうか?
    双方、肝心要なところは口を閉ざしたままだが、何となく薄っぺらなものだろうな、という感触を受ける。

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