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感想・レビュー・書評
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地域に覇をとなえていた巨大な国家が消滅した後、権力の空白が生じた。その地域の向かう先は力が支配する無法地帯。悲惨な目に遭うのは、社会の片隅で静かに暮らす人々。国家が防衛や防犯を担わなくなればどうなるかを示す歴史的な教訓だと感じた。
(七人の侍考)
毎日米の飯を食べ続けることを優先するならば、侍たちは、山賊を全滅するのではなくて、適度に留め付ける程度で留めておくべきであった。危険が続く限り、それに対処できる人の授業もあり続けるからである。
しかし、山賊の襲撃に備えて農民たちを組織し訓練していくうちに、侍達の胸の中に、忘れていた侍の精神が再び頭をもたげてきたのだった。その結果、山賊は根絶できた。 だが、侍たちの方は、7人中4人までが討ち死にし、生き残った3人も農民たちからお払い箱になる。つまり、再び失業者になってしまったのだ。これが、傭兵であることを忘れて侍精神に徹してしまった、それゆえにあの映画を見た欧米人の心までも捉えた、七人の侍の物語である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず大海賊時代。イスラム側は一致団結しているというのにキリスト側ときたら。この仲違いしてグダグダやるのはペルシャ戦争を思い出させる。とりあえずヴェネツィア有能ということはわかった。
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