- Amazon.co.jp ・電子書籍 (221ページ)
感想・レビュー・書評
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アニメ第5シリーズを観ていて、読みたくなり巻数を飛ばして41-45巻を読むことにした。
民の惨殺結果を見せられて、紀彗以下離眼兵は離眼に戻ったため、黒羊の戦いは秦が勝利した。紀彗は離眼城から出るよう民に指示したが、どこに行ったのか、もう登場しないのか。
那貴が飛信隊に移ると桓騎将軍に伝え、ライドが怒り、その後那貴や部下が傷を負った小さいコマがあった。暴走族を辞めるときに落とし前をつけさせれれるようなものか??那貴の活躍が楽しみだ。
桓騎を止めるには将軍になるしかないと決意を新たにした信、慶舎を打ったのに桓騎へ歯向かった罪で相殺されてしまったのは、ひどい処置だと思う。
場面が全く変わり、最高外交官蔡沢のおぜん立てで、斉の建王と会談した政。中華統一後に政が法治国家で納めることに王建、蔡沢たちが驚いてしまうが、現在では驚かない考えも当時は斬新な発想だったのだろう。
地元で新規隊員募集をする飛信隊、弓の名人兄弟が入隊するだろうから、面白くなりそう。
【Amazon紹介文】
栄誉か、信念か…!? 残酷な選択の行方は!? 膠着状態の黒羊に青天の霹靂!! 桓騎が紀彗に突きつけた残酷な選択。全趙将が動揺する中、その決断は!? 予測不能の策略戦に決着!! 一方、その模様を見据える者は…!? さらには、咸陽中を騒然とさせる、驚愕の人物が秦王・エイ政を訪ねるが…!?
(2024.4.3)
※2024.3.18購入@amazon、kindle版
2024.3.20読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恒久の平和のために、今の戦争をって、少年マンガの王道だよなぁ。昔、田中芳樹の銀河英雄伝説の中でヤン・ウェンリーが「恒久平和なんて望まない。自分がいるあいだの平和さえ維持できればいい。各世代がそう努力すれば、結果的に長い平和がなるはずだ」といったのを思い出した。
ぐいぐい引きずり込まれるこのシリーズ。この巻では政と李牧の対決が圧巻だったな。法で民を収めるというのは、実際、秦は法治国家だったというし、史実に沿ったもので説得力がある。でも李牧との対決において、国はそのままで不戦同盟を結べばいいではないかという李牧に対して、政の説得力は弱い。自分だちがいなくなれば、そんな同盟は崩れるって。でもそれって、国が統一されていたところで同じことだし、ちょっと弱い気がしたな。そうでなければ、マンガは盛り上がらないんだろうけど。 -
政がひとつ、刃を交えずに国を手に入れた。
そしてその機会を作ったおじいさんは死去。
信が入団テスト。 -
黒羊戦の終結から斉との同盟、そして趙との本格対決へ
今後の中華統一過程の大きな分岐点となる巻になっています。
秦王と斉王との本気の語らいは、グッとくるものがあります。
秦王の王としてん風格を大きく感じられました。 -
【政の思いが爆発】
政の中華統一論の思いが爆発する回。信は力を溜める回。李牧は秦の将軍は弱いと切り捨てる。
歴史が揺れ動き始める。李牧が政を謁見しに行ったが、相手のリーダーを自分の目で確かめる、というのは大事にしたい考え方。感じるものから、得られるものは確かにある。 -
いつまでも面白い