僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 [Kindle]

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  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • よし、新聞を読もうとやる気にさせてくれる本。
    ネットで簡単にニュースが見られる現在、なかなかじっくり新聞を読むということをしていなかった。
    早速、毎日時間をかけて新聞を読もうと調べるが、新聞記事の有料会員はどれもサブスクの中では、高額で契約までは至らなかった。(有料だからこそ、続けられるのかもしれないが)
    とりあえず無料で読める範囲から新聞を読む習慣をつけようと思う。

    「ネット断ち、酒断ちをすることで読む時間を確保することができる。読書や新聞は1日の目標時間を決めておく。」
    この方法もすぐに取り入れて、忙しいを言い訳にせず読書時間を増やしていきたい!

  • - 新聞・雑誌・書籍は特徴が異なる。目的によって使い分ける。
    - 新聞は見出しを中心に飛ばし読み、世の中で起きている事を知るために使う。
    - 週刊誌は世の中の雰囲気・話題を知るために使う。
    - 経済誌はビジネスや経済の初動を掴むための水先案内人。

  • 佐藤さん・池上さんの情報収集や勉強の仕方がかなり具体的にまとまっていて、非常に参考になった。
    新聞の読み方を知りたくて買った本だったが、その他の項目についても是非活用していきたいと思う。

  • 【メモ】
    世の中を「知る」には新聞、世の中を「理解する」には書籍がベース。ニュースをきっかけにして、わからないところが出てきたら関連する本を片っ端から読む。両方を使いこなすことが重要で、一方に偏るのはよくない。

    新聞の読み方:朝は各紙の見出しに目を通し、その日の全体像を捉える。気になった記事を夜1時間かけて読み込む。少なくとも最低2紙は目を通す(見方の偏:朝日・毎日・東京/読売・産経/日経)。読むかどうか迷った記事は読まない。「見出しだけで済ませる記事」「リードまで読む記事」「最後の本文まで読む記事」の3段階に分けて読む。

    雑誌の読み方:dマガジン等定額読み放題サービスを利用する。雑誌は興味や関心、視野を広げるのに役立つ。パラパラ読んでいると意外な情報出会うので、日課ではなく隙間時間を利用する。週刊誌は世の中の雰囲気を抑えたりトレンドを知るのに適している。自分が信頼できる書き手の記事を中心に読むのが、週刊誌との王道の付き合い方。

    ネットサイト:新聞や雑誌が持つ「編集」と「校閲」の2つの重要な機能が欠如して言うため、そこから正しい情報だけを選ぶのはかなりの知識とスキルが必要。ネットサーフィンの誘惑も含めて、かかる時間に対して得られる情報が少ないのがネットの特徴。そもそもネットで入手できる情報の多くが二次情報、賛辞情報。その上でおすすめのサイトはNHKオンラインや東洋経済オンライン。

    SNS:スマホ依存は学習を阻む大きな障害。1日4時間のインプットの時間は、パソコンもタブレットも電源を落とす。

    書籍:基礎知識は書籍でしか身につかない。書籍は体系的に一つのまとまった世界として内容を提示している。ただし、偏った見解で書かれているものもあるため、読む本は選ばなければならないというのも事実。関連書籍を探す場合は、リアル書店に足を運んで棚を見るのがベスト。いい本に出合うためのコツは、本をたくさん買うこと。古典作品を読みこなすことも重要。興味のある分野のニュースと関連する古典を読む。読書ノートを付ける。著者名と署名、公私問わず何か出来事があった場合はメモとして残しておく。

  • 池上彰さんと佐藤優さんの対談形式でまとめられた本。
    情報の読み方、読書の仕方、社会人としての教養の身に着け方について、具体的な参考図書も盛りだくさんで紹介されている。

    取り入れて見たいと思ったことは、中学校の教科書(公民)を勉強するということ。政治や経済についての大人向けの参考書を読んでもイマイチ理解できないレベルの私には、確かに中学校レベルから読んだ方が入りやすそうだと思った。

  •  知識は生きていく上で必要なもの。現代のような、情報があふれている世界でうまく生きていくには知識が重要となる。情報を理解すること、判断することは知識量がないとできない。
     知識を吸収するには、新聞や雑誌、書籍などが良い。取材に基づいた質の高い情報が得られるため。そしてその情報を効率よく読むことが求められる。
     本書では、池上彰と佐藤優の「読み方」のノウハウが対談形式で紹介されている。


    結論要約

     ビジネスパーソンは質のよい効率的なインプット。そして自分の考え、意見、理解をアウトプットすることが大事。それがビジネスに役立つ。

     世の中を「知る」には新聞、世の中を「理解する」には書籍、土台となる基礎知識は「教科書・学習参考書」で身につける。

     新聞を効率よく読むには、読むものを厳選する。「見出し」と「リード」に目を通し、「本文」は「読むべきか」迷ったら読まない。

     雑誌もインプットには最適。ただし、時間のある時。時間があれば書籍を読む。興味があるもの、理解できる記事だけをピックアップして読むことが大切。

     書籍は、書店で探すとよい。関連本を一覧で探すことができる。読みかたは、「はじめに」と「おわりに」を読み、次に「目次」を読む。この本のどこが「重要か」のあたりをつけ、そこを重点的に読む。


    最大の気づき

     新聞、雑誌、書籍も飛ばし読みが基本で、重要じゃない箇所は「読まない」ことが大切だと知った。全部をしっかり読もうとすると最も大切な「時間」が奪われてしまう。手段と目的を間違えないようにするべき。

     著者2人は活字から多くの情報を得ている。それは、信頼できる情報だから。また、良い情報は保存しておき、時間がたったら再び見直すということもやっていた。

    学び
     自分も時間をかけず読み、得られるものは最大化する習慣を身につけようと思った。学んだものは保存しておき、見直すことも大事だな。

  • 池上彰氏、佐藤優氏は毎日「何を」「どう」読んでいるのか?どうすれば、彼らのように「自分の力で世の中を読み解ける」のか?「スマホ」「アイパッド」「新聞電子版」「dマガジン」はどう使いこなすか?

    「新聞」「雑誌」「ネット」「書籍」をどう読めばいいのか?そこから「知識と教養」をいっきに身につける秘訣とは?

    ■これだけ読めば、全ノウハウがわかる

    ■今日からできる! これなら続けられる! 「超実践的な技法」を紹介

    「重要ポイント」がひと目でわかり、読みやすく、記憶にも残る

  • 知の巨人の2人から実践的なインプットの極意を学べる贅沢な本だ。その方法自体はオーソドックスなものだが、それを地道に実践している姿勢が凄すぎる。全ては真似できないが、例えば、基礎知識の強化は中学校や高校の教科書を活用するとか、時代のトレンドや空気感をつかむために週刊誌を読むとか、そもそもインプットが偏らないようにするなど、すぐに取り入れたいと思った。

  • 素晴らしいです。著者2人の知性の高さが感じられました。欲を言えば、読んだ後のノート作成やその活用方法まで踏み込んで欲しかったです。

  • 池上彰さんと佐藤優さんが実践している情報収集術について書かれた本。

    ジャーナリスト・作家として活躍している池上彰さんと佐藤優さんの両名が実際に行っているインプット法を、「新聞」「雑誌」「ネット」「書籍」「教科書・学習参考書」の5つの面から対談形式で解説しています。

    本書に書かれていることを全て真似するのは無理ですが、お二人が情報技術する際に心がけていることは真似するべきだと思います。

    高校教科書レベルの基礎教養が身についていると、多くの情報は理解できます。学び直すのであれば、基礎教養から始めるのが一番です。

著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池上彰の作品

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