BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス) [Kindle]

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  • 秋田書店
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感想・レビュー・書評

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  • こういう発想できるんやなー!と脱帽。
    肉食獣と草食獣と双方の苦悩や葛藤の描き方が上手い。
    理解できんところもあるけど。
    毎週金曜のマンガボックス更新を楽しみに生きています。

  • 本能と理性の葛藤。

    人間同士でも、完全に混じりあうことはない。

    影響は受けても、誰かの気持ちや行動をすべて理解など出来ない。

    解答がない問題を解いているような作品だな。

  • 大好き(語彙)

  • 面白かった!動物の世界でモノ考えたことなかったから新鮮で。

  • YOASOBIで知る。

  • どうにもコミックは、アニメ化の影響を受けるようで。
    まとめ買いセールでとどめで買った。
    動物青春活劇
    絵の粗さと人物描写の丁寧さのミスマッチが妙。

  • アニメ化されてから気になったのでレンタルショップで借りてシリーズ一気読みしました。癖のあるラフな絵柄も、読み進めて夢中なれば気にならないしむしろより好きになりました。設定の節々に作者のこだわりや思い出が散りばめられていて、それも魅力に感じました。アニメ二期決定も嬉しいのでこれからも応援したい作品です。

  • 彼らは限りなく人に近いがどこまでもケモノである。

    がおったーやズーマップなど、インターネットも当たり前に存在する現代がモチーフの世界。そこに住んでいるのは肉食獣や草食獣に鳥類爬虫類、様々な動物。人の理性と獣の本望を併せ持った思春期の少年少女たちは、全寮制の学園で恋に部活にと青春を謳歌し、悲喜こもごもの集団生活を営んでいる。
    差別があり偏見がある。上下があり優劣がある。
    主人公のレゴシは無口で風変わり、陰気なハイイロオオカミとして孤立し、同じ演劇部員だったアルパカ食殺事件の犯人(?)ではと誤解される。
    すれ違い食い違い空回る動物模様がとても面白い。
    作中登場するキャラクターはいずれも二足歩行する動物のビジュアルで、萌えを意識した変な媚びは一切ない。その面ではとても読者に対してストイック。「かわいい」と客観的に評されるうさぎのハルでさえまんまうさぎである。

    うさぎの血が肉食獣の麻薬扱いされてたり、肉食獣による草食獣の食殺事件が報道されるとイヌ科の生徒の肩身が狭くなったり、私たちがどっぷり馴染んだこの世間にとてもよく似ていながら、物理的にも精神的にも二重に弱肉強食の軛に囚われたシビアな世界の模様が、恋に進路に悩める等身大の学生を主軸におき、学園という箱庭の中ただならぬリアルさを持って描写される。

    引っ込み思案でどもりがち、ぱっと見へタレで冴えないが心優しい主人公とイヌ科の仲間、自分の欲望に忠実に生きる多淫で小悪魔なうさぎ、エリート意識が強く学園に君臨する伝説のビースターの称号を狙う先輩など、個性的なキャラクターたちが織り成すスクールライフは吸引力がある。
    性欲か食欲か、この恋愛感情はエモノへの食欲がねじくれた副産物でしかないのかという動物のカラダに人の知能と心を持ち得たが故の命題、ケモノであってもケダモノには堕したくないという悪あがきがドラマに深みと厚みをもたせる。

    レゴシの前途多難なこれからに目が離せない。

  • ズートピアをシリアスに掘り下げたような設定だが、独特なキャラクターが光る。先へ向けての仕込みもバッチリで引き込むものがあり、展開が楽しみ

  • 種族、性別、強さと弱さ。弱者は守る、差別はいけない、格差は無くす、当然そうあるべきなのだけど、現実にはなかなか難しい。
    雑多な個性がせめぎ合って生きているからだ。多様な世界は自由なようで不自由だ。
    いつか完璧な秩序を保った社会が成立することがあるのだろうか?でもそれも窮屈でつまらなそう。
    白黒つかないグレーの中で悩んで決断してそれでも進む、そんな物語が面白いなと思う。

著者プロフィール

2016年デビュー。週刊少年チャンピオンで読み切り連作「BEAST COMPLEX」を掲載後、「BEASTARS」連載開始。

「2019年 『BEASTARS 1~10巻BOXセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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