「デザイン思考」を超えるデザイン思考 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 [Kindle]

著者 :
制作 : DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 
  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • まさにタイトルの内容がサクッとわかる1冊!

  • 3.8

  • 今話題のデザイン思考の立ち位置と、それを超えるデザイン思考の立ち位置が、明確にわかる一冊。

  • バイアスを破壊するには、←その前に同定するには、

    その後の意思決定のクオリティを高めるまでの

    これら各アプローチを構造的に整理

  • 改良・改善をもたらすデザイン思考と
    イノベーションをもたらすデザイン思考は違う。
    この指摘は、わかりやすい。

    デザイン思考とは、「デザイナーの感性と手法を用いて、顧客価値と市場機会の創出を図るもの」と定義された。
    ユーザー中心デザイン。
    ラピッドプロトタイピング。

    「天才は他人に頼る必要がないが、グループには異なる強みを持った複数の人間がいるため、一つのアイデアに集約させるためには、そこにプロトコルがなければマネジメントができない。」

    「ニーズの本質をつかむこと」「アイデアをたくさん出す」「アイデアを絞り込む」

    ビジネスのイノベーションは shift(変化)が必要。
    ①見たこと 聞いたことがない→人間の脳で判断する。
    ②実現可能である。
    ③議論を生む。

    B;Businessmodel
    T;Tecnology
    C;Custmerexperience 顧客体験

    思考のモードを論理思考と非論理思考の中間におく。
    structure(構造と論理)とChaos(混沌と直感)の中間。
    論理的な思考とは。アイデアの根拠や再現可能性。
    非論理的な思考とは 面白ければ良い。
    その中で、ストーリー性は オリジナル価値が揺るがない最後の価値となる。
    機能・デザイン・ストーリー。

    あまりにも要約され、言葉の定義が不確かで、というか不用意な英語によって、
    消化不良感が否めない。
    もっと、事例を挙げて 詳細に解説することで、
    共感が得られやすいと思う。

  • 濱口さんのbreak the biasの詳細なプロセスや、ビジネスにおける検証方法についても触れられており、参考になった。

  • デザイン思考とは

    ①縦軸はwhat(何をデザインするか)
    「d」いわゆる狭義のデザイン、商品のロゴ、広告や店舗における形は美形
    「D」デザインという言葉が本来もつ広義の「設計」を意味し、ビジネスの問題解決や、コンセプト・戦略・マーケティングを指す。
    ②横軸はhow(どのように)
    「g」1人の天才がデザイン/「G」グループ(組織)でデザイン

    例)
    左上)レオナルド・ダ・ビンチのような究極的なマルチアーティスト兼戦略家
    左下)デザインファーム
    右下)狭義のデザインをチームでやっている会社 IDEO
    右上)狭義のデザインにとどまらない問題解決をしている

    一般に使われる「デザイン思考」とは、ビジネス上の問題解決を、異分野の人々が再現性のあるプロトコルを用いて解決しようとするものであり、ユーザー中心のデザインである。
    デザイン思考の2つの分類

    ①改善・改良をもらたす既存のデザイン思考DNn(Design Thinking driven by nees)
    step1「ニーズの本質をつかむ」行動観察調査/リブ・ザ・ライフ
    step2「アイディアをたくさん出す」ブレスト
    step3「アイディアを絞り込む」ビジュアル化/顧客体験分析/既存のフレームワークに当てはめ評価
    ②イノベーションを生み出す思考DTf(Design Thinking driven by frameworks)
    DTnとは逆の流れで考える。 ※続き読むとなんとなくわかる、
    効果的なブレストをするためには

    右側は「面白ければよい」という思考で、イノベ―ティブなアイディアが生まれる事がおおいが、不確実性が高い。一方大企業のトップに多い論理型の人はそれをうけいれられない。
    よって思考のボールが行き来できるようにする工夫がある。
    ブレストの特殊なやり方(Ziba社)

    ブレスト時の脳の構造は「アイディア」「切り口」「両者を連結する」3つの要素しかない。
    ブレストの特殊なやり方(Ziba社)

    ブレスト時の脳の構造は「アイディア」「切り口」「両者を連結する」3つの要素しかない。
    ブレストのレベル1 Idea to Idea
    ブレストのレベル2 Perspective to Idea
    ブレストのレベル3 レベル2 からでた複数の切り口を組み合わせる

  • 論文ゆえか、内容が非常に細かくまとまっていて読みやすい。
    ニュースピックスでインタビュー特集の組まれていた濱口秀司さんの唯一の著書(論文)

    イノベーションを起こすアイデアを生み出すロジックを、ここまで分かりやすく説明できるのは驚き。
    まだ理解の浅い部分もあるので、何度も読み返し、自分なりにまとめ直したい。

  • 内容がコンパクトにまとまっており、目的を持って読むには良い本だと感じた。

    デザイン思考に関してはIDEOが提唱したものであり、提唱者もまだまだ生きていることから、IDEOのデザイン思考とは分けて読むことをしてみた。そのため濱口さん流のデザイン思考とは?彼はどのように彼自身の手法を理解している?ということを知りたくて読んだのが初めのモチベーションである。

    内容全般が理解しやすかったのはもちろんであるが、DTn/DTfの分類とその前段としてのバイアスを乗り越えるためには構造化が必要であるという点がそれぞれもっとも私にとっては有意義であった。

    ただし、この手の思考法を紹介する本にあるように、内容把握をしただけでは読者の求めるような思考法の習得には繋がらないのはこの本も同じであるようで、様々な問いについて、実践をしてみることが必要となると個人的には感じた。

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