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- / ISBN・EAN: 4589921404389
感想・レビュー・書評
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名作映画「高慢と偏見」にゾンビを混ぜてしまうというぶっ飛んだ企画ものなので、さぞかしギャグ調かと思ったらそうでもなく真面目にゾンビと戦う映画でした。
高慢と偏見を見た記憶がずいぶん薄まっているのでもう一度観たら笑えるのかもしれない。
年頃の令嬢は、ゾンビと戦うために中国や日本へ行って武術を習うのがトレンドで、日本で習うほうが上とされているので中国で習った女性は馬鹿にされるという・・・なぜ。
ロングスカートから武器を出してゾンビと戦い始めるのはかっこよかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』×ゾンビ。
もうこの設定だけで大勝だ。なんの戦いかわからないけど。
ともかく、あのうららかな世界にゾンビが現れるというだけで狂喜してしまう。
ストーリーもだいたい『高慢と偏見』に沿っている。
エリザベスとダーシーのすれ違いや、ウィカムとリディアの駆け落ちまで。もっとも、どちらにもゾンビが絡んでくるわけだけど。
一応、ベネット姉妹たちの結婚もテーマになっているのだけれど、ちょいちょいゾンビが邪魔しにくるところに笑ってしまう。
(エリザベスはリリー・ジェームズ、ダーシーはサム・ライリー、ウィカムはジャック・ヒューストン、リディアはエリー・バンバーが演じている。)
ベネット5人姉妹たちはみな中国武術を習得しているため、戦闘能力が高い(賢い人は中国で武術を習い、お金があって愚かな人は日本で習う、という設定には苦笑せざるをえなかった)。きょうだい喧嘩も壮絶である。
本作の19世紀英国ゾンビの面白いところは、ゾンビたちにも階級があるところで、慇懃なゾンビも一定数いる。
ひとつ気になったのは、ウィカムが聖ラザロ教会に半ゾンビ(豚の脳を食べさせることで進行を遅らせている)を集め、人間たちとの「共存」を考えているみたいなことを言っていたがあれは本気だったのだろうか。
というのも、今回もCovid-19のメタファーとして観たからそう思ったのだけど、共存のテーマが途中でうやむやになり、けっきょくゾンビたちから隔離することを選んだところ、ちょっともやもやした。
もし今この作品を作るとしたら「共存」のテーマをもっと本気で考えざるをえず、もっと違った内容になるはずだろう。 -
ゾンビ映画としては、普通ですが、というほどゾンビ映画に詳しくありませんが。高名な「高慢と偏見」にゾンビを加えるという思いつきがすでに座布団5枚です♪ B級色が芬々としているのに、「シンデレラ」のヒロインが出演しているんですね。お陰で箔が付いています。怖いシーンもなく、面白かったですよ。
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口論がなめらかに拳の語らいに移行し人間関係の拗れがゾンビとの戦いで気持ちよく浄化されるの笑ってしまう。ハイウエストのロングドレスを蹴り肌蹴ての足技がフェティッシュ。レディキャサリン笑
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もうアイディア勝ちだよね!こんなのね!
原作読んでからと思ったけど、気が向いたので先に映画版見ちゃった。
面白かったです。
クラシカルなドレスの下にはナイフ!
優雅に会話しながら銃の手入れ!
女性陣の映像が最高。
あと、キャスティングが良かった。
エリザベスもダーシーも、出て来た瞬間わかるもん…ぴったり。
あくまで「高慢と偏見」なので主要人物死なないのはわかってるし、ゾンビ描写も控えめでエグい場面もほぼないので、ゾンビ入門編としてもいいんじゃないでしょうか。 -
サム・ライリーの見目の良さと、美少女たちが剣を振るいまくる爽快さと、古き良き英国の会話を楽しめる映画。
次回作を予感させる終わり方はゾンビ映画あるあるでしたね…
一番好きなシーンは、主役二人の派手な喧嘩。 -
予告編からずっと見てみたかったけどいよいよアマゾンプライムに登場したので
いい感じに意味わからなくて、考えたら負けそうなところも結構あって悪くなかった
ドレスに着替えるシーンはカッコいい -
基本的には「高慢と偏見」と同じなんだけど、人々がゾンビであり、人々がゾンビハンターって感じ。まあ面白い。
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完全にアイディア勝利。シリアスな題材なのに完全にシリアスなギャグにしか思えなかった(いい意味で)