いやあ、最近のハリウッド映画のアクション物って、ここまでとんでもなくすんげえ映像を見せてくれるんですねえ。ビックラしちゃったよ、おい、って感じで、どこまでが実写で、どっからがCGなの?ってえのが、ぜんぜん分かりません。ほんま、すっげえ。
これ、映画館で観たら、音響の凄さもあって、マジでとんでもねえ大迫力なんだろうなあ。くう、映画館、行きたいなあ。そらもう、やっぱハリウッド超大作アクション物は、やっぱ映画館で観なあかんよな、って痛感。
最後の、あの、なんだかでっかいバケモノとの戦いの場面とか、もうまんま、格ゲーのカプコンの「マーブルVSカプコン」そのものやないですか。アレをまんま、実写化できてるやないか。とんでもねえ時代になってるなあ、おい。初代ストⅡや、初代バーチャファイターで「でへえ、すっげえなあ!」って夢中になって遊んでいたあの頃、すでに隔世の感あり。
あ、でも、すっげえ映像に度肝は抜かれましたが、正直言いますと、映画としては、別に面白くもなんともなかった、というのが、偽らざる本音。なんだこりゃ?って終始思いながら、観ておりましたね。緊迫感はゼロでした。あーでも結局は平和に終わるんでしょ?みたいな思いで。緊迫感ゼロ。映像すっごいーやねーでもまあ、それで?みたいな。無茶苦茶生意気言ってますね、ごめんなさい、、、
なんかこう、本気で重いテーマなのか、愉快痛快ヒーロー物なのか、ぜんぜん分かんなかったんです。めっちゃ真剣に色んな深い思いを追求してた気もするし、でも、単なる娯楽作エンターテインメントですよ、っていっちゃってる気もするし。
そもそも、バットマンとスーパーマン、あんなにガンガン殴り合ってるのに、ぜんぜん傷ついてないですやん。あの、終盤出てきた謎の女戦士。いきなりの登場にポッカーン、でしたが、普通あんな露出度高い服装で、あんな危険な戦闘、しねえよ。アニメとゲームまんまやん。それをなんかこう、実写化されると、正直萎えるわーとかね、ひねた思いしか抱きませんでした。そう思っちゃう自分が悪いのですけれどもね。単純に、この映画と自分は合わなかった。それだけなんですけれどもね。
というか、バットマンとスーパーマンが、なんらかのやんごとなき理由や、どうしても譲られへんそれぞれのポリシーに従って、本来ならスーパーヒーロー同士の二人が、闘うんやろうなあ、と思ってたんですが、なんじゃあの、デッカいバケモノは。アイツがラスボスやん。結局、バットマンとスーパーマン、あんまガチで闘ってないやん。看板に偽りアリじゃん。とかね、思っちゃった。
今までの映画版バットマンシリーズを、一作も見ていなかったのが、悪かったんだろうなあ。反省だ。あかん。とか思ったのですが、色々調べたら、この映画。バットマンシリーズの続編ではなくて、映画「スーパーマン マン・オブ・スティール」という作品の、続編だったのですね。そらもう、そんなこと一切知らずに観た俺が悪いな。ごめんなさい、ザック監督。
いやしかし、アメコミ物、ちゃんと前知識がないと、さっぱりチンプンカンプンだな。ってか、やっぱり、アメリカに住んでる人じゃないと、こうした映画の楽しみは「本当には」分からないんだろうなあ、たぶん。とかね、思っちゃいました。やっぱ自分は、邦画の雰囲気が好きなんだろうなあ。だって、日本に住んでるもの。