グッドモーニングショー DVD通常版

監督 : 君塚良一 
出演 : 中井貴一  長澤まさみ  志田未来  時任三郎 
  • 東宝
2.81
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104106568

感想・レビュー・書評

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  • なんだか、映画にも「追われている」気がする。
    特に予定のない休日は、映画を「観ないといけない」気がしている。
    とにかく頭と心を使いたくない。
    じゃあ観なきゃいいのに、というもう一人の自分の心の声を無視して、出産祝いのお返しにいただいたウェッジウッドの紅茶とフィナンシェとともに鑑賞。おいしい。

    学生の頃、少年犯罪を報道する番組で取材とかしたいなぁ、なんていうざっくりした理由でマスコミを目指す学生が所属する研究室に、わたしはいた。
    だからテレビ番組を作りたい、報道やエンタメに興味がある、という学生とはちょっと毛色が違った。
    わたしには、これほどテレビ局がバタバタとしている現場だということを想像する力が、欠けていた。
    結局、皆とは違う進路に進んだけれど、それはそうだ。わたしはテレビ局なんて、すぐに音をあげるだろうし、そもそも採用すらされないだろう。

    朝のワイドショー番組。
    わたしも毎朝、朝ご飯をもぐもぐ食べながらスムーズに進行するコーナーを、すごいなあ、と思いながら眺めている。パンを食べている時間に流れるコーナー、歯磨きをしている時に流れるコーナー、外出までに2回ほど流れる天気予報、あれ?知らないコーナーだ、と思うといつも家を出ている時間を過ぎている…
    時間に正確だし、準備の時間が夜より格段に少ないだろうに、毎日違う情報をつつがなく発信している朝の番組は本当にすごい。裏側は壮絶だ。

    報道かワイドショーか。
    伝える内容は同じでも伝え方が違う。プロとプロのぶつかり合い。
    最近は、テレビを見ない人がすごく増えたという。
    テレビを持っていない人だっている。
    そんな時代の中で、テレビを作る人たちの希望となる作品だった。ように思う。

    冒頭でもお伝えした通り、わたしは最近映画に「追われている」気がしていて、味わって浸る、ということに少し疲れてしまったようだ。
    (たぶん暗い映画で落ち込むことに疲れたんだと思う。)
    けれど。
    口に入って消化されるスイーツのように、ワイドショーやラジオのように、「残らない」からこそいいものだってある。「残る」ことだけが全てじゃない。
    現に、「追われている」人間を、こうして救ってくれるのだから。

  • 2016年
    収録時間:104分

    アマプラにて。
    結構面白かった。というか、役者で魅せられてたら感はある。
    演技派が多いので見入ってしまうよね。
    全て観たわけではないけど、中井貴一さんが主演で途中で観るの止めるくらいつまらない作品に出会ったことがないので…
    濱田岳さんの演技もとても良かった。
    途中、命を捨てるか取っておくかの投票の場面で「捨てる」が大多数なのだけは謎だった。
    いくらなんでもそんなに日本は腐ってないと思いたい。
    何か意図があったのかもしれないけど、私にはそれを汲み取れなかった残念…。

    ″「踊る大捜査線」シリーズの脚本家として知られる君塚良一が、オリジナル脚本で手がけた監督作。中井貴一を主演に、ワイドショーで司会を務める落ち目のキャスターが陥る災難だらけの一日を描いた。朝の情報番組「グッドモーニングショー」でメインキャスターを務める澄田真吾は、起床して早々に妻と息子から、出勤途中には番組サブキャスターの小川圭子から、それぞれ困った相談を持ちかけられる。さらに、プロデューサーからは番組の打ち切りを告げられて踏んだり蹴ったり。そんな時、都内のカフェで人質立てこもり事件が発生。「グッドモーニングショー」も事件をトップに生放送を開始する。しかし、ほどなくして警察から連絡が入り、犯人が「澄田を呼べ」と要求していると知らされる。中井のほか、初の女子アナ役に挑む長澤まさみ、志田未来ら豪華キャストが結集。″

  • WOWOWで録画して観ました、勘違いしてた。この映画観たことあるって思って録画したら初めて見る作品だった!面白い、面白い!我が家は近頃なぜか中井貴一さんの作品をたくさん観ている。そしてどれもこれも抜群に面白いのだ。中井貴一、恐るべし。

  • 21/6/29 WOWOWで放送。2016年、日本映画。主演:中井貴一、脚本・監督:君塚良一。

     澄田真吾(中井貴一)は、自身がメインキャスターを務める朝のワイドショー番組「モーニングショー」が打ち切りの危機にあるとプロデューサーから聞かされ、、そしてサブキャスターの小川圭子(長澤まさみ)からはありもしない不倫の事実を生放送で公表すると詰め寄られ、崖っぷちにいた。そんな中始まったある日の放送中、男が客を人質にとって喫茶店に立てこもるという事件が起きる。そしてなぜか犯人が澄田を現場に連れてくるよう要求したことから、澄田はカメラを隠し持ちながら現場に踏み込むことになる。

     コメディ色は強いものの、放送現場での1分1秒を争うやりとりや緊迫した状況、ワイドショーと報道部のいざこざなど、報道の業界を描いたお仕事ドラマとしてしっかり楽しめる。さすがに長澤さん演じる女子アナの行動は実際にはありえないと思うけど。最後のアンケート、本当に実施していたとしたら、面白半分で投票する人がいて、こういう結果になってしまう可能性が大いにあるだろうなぁと思ってしまうのは悲しいところ。しかしこういう役がハマるなぁ、中井さん。

  • 期待して見ただけに、間延び感が…
    ちょっと期待はずれ。でも最後はちょっといい話に。

  • 気楽に見られそうなもの、というのと、中井貴一主演のコメディ作品という点で選び、アマプラで鑑賞。
    澄田(中井貴一)がキャスターを務める朝のワイドショー「グッドモーニングショー」は、芸能人の恋愛ネタやグルメネタを中心とし、「低俗」と揶揄されていた。ある日、プロデューサーから打ち切りの話を聞かされる澄田。同時に、品川区の喫茶店で立てこもり事件が発生する。
    どのシーンにも豪華キャストが映り、冒頭、家では息子が出来ちゃった結婚すると言い出し、TV局に向かう車では愛人(長澤まさみ)から関係をバラすと脅され、TV局では番組の打ち切りを聞かされる。ここまではテンポよく良かったのだが、立てこもり犯(濱田岳)が登場してからのやりとりが長くて中だるみ。ひたすらまくし立てるセリフで主張も全然耳に入ってこなかった。
    フジテレビがお金をかけて作ったお祭り映画みたいなものだろうか。細かいところで言うと、長澤まさみちゃんのキャラクターがなかなかいい味なのと、志田未来ちゃんのアナウンスが上手くて惹かれた。

  • やっぱり濵田さんはすごいなと。
    もちろん中井さんも。
    いつも何かが心に残る。

  • 中井貴一が良い。

  • GYAOで視聴。
    最近韓国映画ばかり観ているからか、余計に日本映画の酷さに唖然とする。勿論良質なものもあるが数が少なく、かつジャンルも狭い。「テロ,ライブ」の爪の垢でも煎じて飲めばいいのに。あまりにも低俗だ。時任三郎とか松重豊や濱田岳をこんな酷い映画に出さないでほしい。

  • ストーリーに魅かれるところは特にないけど、TV番組制作の裏側が見られて面白かった。

  • 豪華役者陣と、面白いストーリー。中井貴一さんがコミカル。

  • 駄作。
    ストーリーがある一つのゴールに向かってなくて
    途中で二叉路三叉路に分かれていくというか、
    散らかってしまっている。

    あれ?なんの話これ?
    ってのが何回かあってよく分からなかった。

    序盤のテレビ番組の製作者がテキパキと仕事に当たっているところは俳優陣は凄く素敵に見えただけに、後半は圧倒的に残念。

    正直つまらなかった。
    君塚良一さんということで期待していた分、かなりがっかりしました。

  • テンポが良くて、役者がいい。

  • 想定外のことがどんどん起きてきて話が盛り上がり、人生の悲哀を感じて終わる、そんな映画だった。

  • 驚くほどつまらなかった。
    なにひとつ心にひっかかるところがない。

    テレビ裏の群像劇は、
    まぁ、こんなものかなって感じだけれども、
    ここまで演技達者が揃いに揃って、
    どこにも焦点を絞れない内容に、
    むしろどうやったら仕上げられたのだろうか。

  • 何が言いたいのか、よくわからない作品。フジテレビの自己反省か?

  • cs放送の録画で。

    ある朝のワイドショー生放送直前、銃を持った男が客を人質に喫茶店に立て籠もる事件が起きる。
    その犯人が要求したのは、報道の現場中継で失敗して以来ワイドショーの司会として内勤を続けている主人公との対話。
    警察の要求に応じて現場に向かい、犯人と対峙する主人公は…

    というざっくりあらすじ。


    端的に言えば、お金掛けたフジの2時間ドラマって感じ。
    作業しながらのながら見だったので見落としがあるのかもだけど、犯人の動機がボンヤリしてて弱いし、なんでこんなにこの主人公にこだわったのかもよく分からないままだった。
    途中で犯人の口からブラックバイト、ワーキングプアみたいな話が飛び出てきたから、最終的には社会派のイイハナシダナーに着地しても良いし、そうなるんだろう。
    でもそのオチに至るまではワイドショーやニュースの生放送の裏側、報道やバラエティ等の局内に於ける縄張り争い、上との折衝なんかを、他作の名前出してアレだけラヂオの時間、カメ止めみたいなドタバタで面白おかしく見せてくれるのかと思ったら、興奮の余りヤイヤイ騒いで話にならない犯人とそれを宥める主人公の会話に終始してて、結構苦痛な時間が多かった。

    最後のオチは社会への問題提起!!みたいな物でも良いけど、それまでの過程をもっとコメディに振った方が面白かったんじゃないかな。

    映画館で見ようかなと思ってたくらいには気にしてた作品だったのでガッカリ度も大きかったので、星一つ余計にマイナス……

  • 作品の状況は個人的に好きな部分もあったけど全体的に野暮たかった印象がある。主演とか脇役という考えはあまり好きじゃないけど、主演の中井貴一の演技はいまいちで、作品のメインとして出るには物足りない。しかしたまに見る邦画のユーモアってなんだか微妙。

  • テレビ局の映画制作だけあって、テレビドラマの2時間特番みたいな感じだった。

    主演の中井貴一は真面目で堅物なのだが、ぎこちなく空回りをしてコミカル。どことなく「不揃いの林檎たち」を思わせる。彼を取り囲み長澤まさみ、吉田羊、時任三郎等 諸々の俳優陣もその役柄らしい役になっている。

    濱田岳はブラックな職場が原因で今回の犯行に至る。これも、生田斗真主演の「予告犯」に出演していたキャラと被ってしまう。

    最後はなんとなく、全員がこれで良いかな的なハッピーエンドで終わってしまう。これもテレビドラマ的だった。

    勘違い女の長澤まさみが最後に新たな勘違いをしたまま終わる。仕草や表情に色っぽさを感じた。ストーリとは関係ない所で逆にストーリを引き立たせている気がした

  •  いつものように朝の情報番組が始まるが、そこに立てこもり犯のニュースが飛び込んでくる。犯人の要求は、その番組のキャスターだった。。。

    他のレビュー見てるとあまり評判良くないようだが、これはツボにはまる一本だった。
    真面目なニュースに芸能スクープにグルメ情報や占い、視聴者参加アンケートまで全部一つの番組に盛り込んだ朝の情報番組って確かに狂気だよなぁ。この映画はストーリーを通してその狂気を肯定的に描いている。
    『マネーモンスター』など、アメリカではこの手の映画は不毛なラストを迎える印象だが、うまくハッピーエンドに収めていくあたりはいかにも邦画らしい。

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