ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ [DVD]

監督 : マイケル・グランデージ 
出演 : コリン・ファース  ジュード・ロウ  ニコール・キッドマン  ローラ・リニー  ガイ・ピアース 
  • KADOKAWA / 角川書店
3.28
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111251237

感想・レビュー・書評

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  • 「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/Genius」観た。ものすごくよかった、今年の1本。https://www.imdb.com/title/tt1703957/ … トマスウルフと彼を見出したスーパー編集者の愛憎二人三脚、書く欲求と名声欲、編集とは何か。コリンファースとJロウのアナザーカントリー要素も。地味だけどしみじみした佳作(おわり

  • 「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/Genius」観た。ものすごくよかった、今年の1本。https://www.imdb.com/title/tt1703957/ … トマスウルフと彼を見出したスーパー編集者の愛憎二人三脚、書く欲求と名声欲、編集とは何か。コリンファースとJロウのアナザーカントリー要素も。地味だけどしみじみした佳作(おわり

  • 若い頃に知り合った友人を思い出した。結婚とか、出産とか、社会的野心とか、そのような出来事が、友情の前に幾重にも立ちふさがり、疎遠になっていく。とはいえそれは、友情に焦点を当てた限りのことであって、何が良いとか悪いとかは言えない。が、友情は一見壊れたあとであっても、両者の間に、ひとつの観念として残存している。利害関係を超えた何かだ。それはまた、愛ともちがう。

  • 地味な話ではあったけど面白かった。コリンファースが相変わらず渋くて紳士的。冷静沈着で誠実な編集者と周りのことなど御構い無しで無礼な作家、正反対な2人が良かった。後半この2人が喧嘩した時のマックスの言葉が深い。ここまで1つのことに夢中になる人は他を犠牲にするしかないんだろうな。ギャッツビーの著者も良い役。あと本の装丁がかっこ良い。

    ただ作中に出てくる本があまり分からず、知ってたらもっと楽しめたんだろうなぁと自分の無知さが悔やまれる。邦題より原題「genius」の方がしっくりくる。

  • 2017/3/25 豪華な俳優陣が出演しているわりには地味に仕立ててある実話 作家と有名編集者の物語 なるほど〜と為になるというか、正に本が出版されるには 編集者の役割って大きいなぁと改めて感じたし、トマス.ウルフという作家の名前と「天使よ故郷を見よ」というタイトルも聞いた事がある気がしたけど、才能持ちながら短命だったんだね でも、その中で 自分を活かしてくれる才能ある編集者に出会った運命は幸せな事だね
    ラストのコリン.ファースが演じるマックスが手紙を読みながら 帽子を取るシーンがとても良かった。

  • 名画座二本立て.
    軽薄な邦題からは想像できないような渋い映画.ヘミングウェイやフィッツジェラルドの本の編集者マックスウェル・パーキンズとトーマス・ウルフの交流を描く.
    内容を知らないでみたが,20世紀のはじめのアメリカの雰囲気をうまくとらえたなかなかの映画.

  • GENIUS
    2015年 イギリス 104分
    監督:マイケル・グランデージ
    出演:コリン・ファース/ジュード・ロウ/ニコール・キッドマン/ガイ・ピアース
    http://best-seller.jp/

    たとえM字ハゲでもカッコいいジュード・ロウで久々に目の保養でもするかと思い映画館へ。でもこの映画では前髪下ろしてるからM字ハゲじゃなかった!(笑)

    ジュード・ロウ演じる夭折の天才作家トマス・ウルフは、エキセントリックで自由奔放、もちろん内面は繊細なのだけど、声はデカいし(笑)、喋り方は芝居がかっていて、天才だから許されるもののかなり奇矯な人物。しかし子供の残酷さと無邪気さをそのままに大人になったような彼には不思議な「可愛げ」があって、なんとも魅力的。幼稚だけど、ゆえに放っておけない。なのでかなり年上の愛人兼パトロンのような女性や、父性愛の塊みたいな編集者がつい面倒みてしまうわけですね。ジュード・ロウ、はまり役だったと思います。ただ贅沢をいえば、37歳で亡くなったトマス・ウルフは原稿持ち込んだ時点では20代だったろうし、すでに40代半ばのジュード・ロウが演じると、ちょっと疲れて見えすぎるのは残念だったかな。もっと若々しさは欲しかった。

    トマス・ウルフの才能を見出した編集者パーキンズを演じるのはコリン・ファース。仕事人間だけど人間的な愛情にもあふれた大人の男、にじみでる「できる男」感と、穏やかな人間性が流石のコリン・ファース。フライヤーや公式サイトでは天才作家と天才編集者の「友情」を強調してあるけど、実際見てみるとほぼ疑似親子愛。父を亡くしているトムと、娘ばかりで息子のいないパーキンズの関係は、わがままで聞き分けのない息子と、それを諭して導こうとする父親のよう。反抗しつつも甘えたいし、厳しく叱りつつも甘やかしたいんだなあという二人の関係性はいっそ萌えと呼んでも過言ではない(笑)。それでいて屋上のシーンなど、作家の仕事とは、編集者の仕事とは、そして作家と編集者の理想の関係とは、ということについてこれ以上の正解はないと思える感動的な場面だった。

    年上の愛人役ニコール・キッドマンは怖かったなー。パーキンズにトムを奪われたと思って嫉妬心メラメラ。まあそれだけ恋人というより保護者的な立場だったのだろうけど、女手ひとつで育てた息子を、あとから出てきた父親に取られた母親みたいな。

    パーキンズが世に送り出した有名作家がちょこちょこ出てくるのはミーハーに楽しい。ヘミングウェイは釣り好きのゴーカイおじさん(笑)で素敵だし、フィッツジェラルドは苦労人ゆえの人格者っぷりが渋かった。

    ラストシーンで、たとえ家族と食事中でも自分ひとりの書斎でも帽子をかぶりっぱなしだったパーキンズが、ついにその帽子を脱ぐ場面は泣けました。なんで帽子脱がないのかな~とずっと気になっていたので、このシーンのためだったのか!と納得。うまい演出。そして映画観たら当然『天使よ故郷を見よ』を読みたくなるわけですが、長編ゆえか、今ほぼ邦訳は絶版なんですねえ。残念。アンルイスの歌でも聞いておくか(違)

  • 飛行機で鑑賞。俳優さん的に気になっていた映画でした。原題はgenius。
    作家と編集者二人三脚でこそ成し遂げられ、作り出される作品。
    二人の関係性がただのビジネスライクなものではなく、親子のようなものに近くなり、そこが良いところであり、また感情的に反抗心を生みだす複雑さにもなったのだろう。

  • 私は書くことが好き。でも、周りのことを忘れて没頭するほど、書かずには入らないというほどの情熱はない。そんな人こそが選ばれた作家となり、美しい物語や言葉を何かを犠牲にしながら生み出すことが刺さってくる。

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