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感想・レビュー・書評
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ミニマリスト系の本はこの一冊で良い
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面白かった。
ミニマリズムがただものを減らすものではなく、目的のために必要のないものを排除する、という思想のもとで行われるものだと分かった。
上記の考え方には非常に同意しており、またものが多いとそれだけ関心を引いてしまう事が増え気が散る、というのはある程度自分でも実感している。
29実験など具体的な進め方も書かれており、一気に始めなくても少し減らす、半分に減らす、ぐらいからはじめて良いっていうのがハードルが低くて良かった。
ただ11章?からの本当の幸福は、与えること、という話については恐らくそうではあると思うが、自分の年齢、経験、信心深く無いことも踏まえて、まだ社会からも人からも与えられることの方が多くなる現状な気がする。から中々その行為を目的に重きを置いて生きることはまだ出来ないかなと思った。
あと車ぶつけられたらそこから教訓がどうこうじゃなくて、もう普通にキレるで良いと、そこは思った -
ミニマリストの心を学べる本。本書はミニマリストとして生きることを決意した著者が、その決意のきっかけから実践を通して得られたものを教えてくれる内容になっている。ミニマリストになる直接的・間接的なメリットを紹介しつつ、ミニマリズム継続のためのコツも指南してくれる。ミニマリストになると時間が増え、お金が増え、ストレスが減り、心配事が減り、自由が増えると言う。本当に必要な物だけを持つことで、本当に必要な事柄だけが人生に残り、生き方までも変わっていく。それが本書の言わんとするところだと感じた。
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牧師さんでもある著者だけあって、穏やかな語り口。今まで読んだことがあるミニマリストに比べるとやや刺激に欠けるが、現実的なところなのだと思う。人に尽くすためにミニマリストになるという崇高な志しが素晴らしい。
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捨てるときの考え方が分かり、捨てるか悩んでいたものも解決できそうな気がしました。
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ミニマリストの方の本です。
所有することは意思力を使うというのを改めて気付かされ、片付けの目的を再認識しました。
結婚した時に買ってもらったタンスがどう考えても今のライフスタイルに合わないけど、もったいなかったり、買ってもらったから申し訳ないな〜と見るたびに、そんなことを考えていました。それを考えてしまうことこそが実は一番もったいない・・・と思えて、手放す決意はできました。
ただその中に入っている夫の洋服で・・・そこの解決が課題だということが明確になりました(2021/9/10福山朝藻) -
キリスト教の牧師さんによるミニマリズムの本。
ミニマリズムは目標ではなくて、手段。
* * * * * *
ミニマリストにあこがれます。
物から解放されて、自由になりたい。
そういう魂の渇望(?)から、ミニマリストを目指しているのですが、現状はまだまだ正反対の場所に居ます。
そもそも、シンプルな生活を目指し始めたのは、結婚してすぐぐらいだったはずなので、かれこれ20年過ぎてる…!
何故、まだこんなところにいるんだろう…(悲)
でも、あきらめずに、少しずつ、進んでいきたい。
毎日毎日、何故かばたばたして、本当に大切なことよりもどうでもいいことで時間とエネルギーが消費されてしまう。
モノがありすぎると幸せから遠ざかってしまう。
モノを減らせば幸せになれる。
モノが減れば、自分にとって大切なものが見えてくる。
ミニマリストの本質ってそこ。
この本で紹介されているミニマリズムの最初の一歩は、「自分がミニマリストを目指す理由をじっくり考え、紙に書いて貼る」こと。
そこで、自分も考えてみました。
・家が散らかりすぎている、家事が大変すぎてできない。
・モノが最小限になれば、片付けも家事ももっと楽になるのではないか。
・モノから、片付けから、解放されたい。
・清潔な家に、安心して住みたい。
・片づけや家事から解放されて、楽しいことに時間とエネルギーを使いたい。
この「自分がミニマリストを目指す理由を考える」ことは、自分にとってとっても良かった。
ただ、紙に書いて貼ることは難しい…。スマホにでも入れておこうと思います。
もう一つ、印象に残ったのは、「ミニマリズムは目標ではなくて、手段」だということ。
もっと豊かで幸せな人生を送るための、手段。
私は、ついつい夢中になって、家族関係を悪くしてしまいがちなのだけど、家族が仲良く楽しく幸せに暮らすためにモノを減らしたいのであって、ミニマリズムを目指すために家族を犠牲にするのは、全くの本末転倒だなぁ…と猛省しました。
だから、逆説的だけど、誰かの基準ではなくて自分がハッピーだと思う基準までくれば、それ以上モノを減らさなくてもいいんだよね。
この作者さんが、他のミニマリストたちとちょっと違うところは、「牧師」さんだということ。
聖書の話や、神様の話が、ちょこちょこ出て来る。
実は私はキリスト教が嫌いではないというか、むしろ好きなので(洗礼は受けてないんだけど)、楽しく読ませていただきました。
聖書に、あるお金持ちの人の話が出て来る。
そのお金持ちは、イエスに、「どうしたら永遠の命を得ることができますか?」って聞くんだけど、そしたらイエスは、「持ち物を全部売って、貧しい人たちに与えなさいって」言うんだよね。
これだけ聞くと、イエスはお金持ちに究極の犠牲を提案して、信仰心を試してるようなかんじがする。
でも、著者によると、
イエスが本当に言いたかったのは、「持ち物をすべて売り、そのお金を貧しい人たちに与えれば、自分も不要な重荷から解放されるだろう」ということだったのだ。(中略)
より豊かな人生への招待状だったのだ。
なるほどー。ちょっと無理やり感が無きにしも非ずですが、ミニマリスト的な解釈です。
あと、要らないものは、売ろうとしても売れないから(激しく同意!)、寄付しちゃうといいよ、というアドバイスも、ちょっとキリスト教的で素敵だと思った。
ただ、寄付するところを見つけるのも、難しいことが多い…。すごく状態の良いもので、最近買ったのもだったら、何とかなるかもしれないけど。
私が今までの断捨離のなかで学んだことは、
「自分が要らないものは、他の人も要らない」
いや、絶対ではないんだろうけどね(^^;。でも、私の場合はそうだったことが多い。つまり、自分は、価値あるものだと思ってゴミを溜め込んでたってことだ(反省)。 -
キリスト教的アプローチによる、ミニマリズムの書。表装が美しい。
アメリカンミニマリズムが2010年代に再興された社会的背景を知ることができて良かった。消費行動が世代によっても違うのは万国共通だと思うけど、日本のそれとアメリカのそれが若干異なるのはやはり興味深い。以下がアメリカの世代区分である。
① 1928-45年生まれ:サイレント・ジェネレーション「無駄がなければ、不足することもない」、もったいない主義
② 1946-64年生まれ:ベビーブーマー「郊外型のライフスタイル」を構築、「買うこと=幸福」という方程式を構築したのち、疑問を持ち始めている
③ 1965-80年生まれ:ジェネレーションX「冷めている」「個人主義」「自分の生き残りだけを考えている」、テクノロジー革命、物質主義と精神主義の狭間を生きている世代
④ 1981-2000年生まれ:ミレニアル世代、テクノロジー革命後に生まれる、ミニマリズムが当然、環境意識が高い
ミニマリズムについてすでに色々情報収集してる私にとって、これといって新しい学びはなかった。キリスト教とミニマリズムが結びつく例は初めてだったので、そこのロジックが興味深かった。でもやっぱり考え方とか説得の仕方とかがキリスト教的すぎて、どうしても受け付けない部分があった。他者の「救済」のためにミニマリズムを説く宣教師、と言った感じ。
いつも思うんだけど、ミニマリストの本ってなんでこんなにマキシマルなんだろう。 -
内容が薄くて、あまり読む価値を感じませんでした。
ミニマリストについて、広く浅く説明している本です。 -
改めて読んでみた。ボリュームがより「少なく」なかったな(笑)
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要再読!
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【「ミニマリズム」とは】
セオリー自体は、既存の片づけ本とほぼ変わりません。
その中でも「新しいな」と思った箇所は、簡単な「実験」をしてみようと提案してくださっているところ。
なるほどこれなら、すぐに行動に結びつきます。
参考文献の多さに、ジョシュアさんの誠実さが垣間見られる1冊。
海外の方のお片づけ体験を知りたい方にもおすすめです。 -
ミニマリスト!!
参考になりました。文章もシンプルだと、さらに分かり易いと思います。 -
2017年2月読了。モノは少なく、コトは多くして豊かに生きる。