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- / ISBN・EAN: 4988104105042
感想・レビュー・書評
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途中までは評価5でも良いかなってぐらい面白かったのですが、個人的にエヴァの曲でもっとワクワクしたかったのと、最後の凍らせて終わりってのがスッキリしなかったかなと。
明らかに東日本大震災後の日本の復興に対するメッセージがあって、それが物語のテーマだったんじゃないかと思う様な作品でした!!
無人在来線爆弾!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名作
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個人的ツボワード 無人在来線爆弾
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テレビ視聴。
が、なんども録画を見直し、ネットで豆知識を漁るほどハマりました。 -
映画館の大きな画面で観るべきものをTVのロードショーで済ませてるのだから、なかなか比較できるものでもないのだろうけど、いや、何故公開当時あんなに話題になったのか理解できない。世間との感性のズレを感じる。
ゴジラ来てるのに通勤通学してる人々(の避難の様子)や政府のモタツキ具合(まず名前を付けたり)とか日本人の行動の皮肉がメインということであれば興味深く観た。ゴジラという生物、まあ怪獣の映画とすると全然物足りない。ツイッターを見てると、その辺りが受けていた印象だったのだが。
昔のゴジラはどんなだったのだろう。大筋は同じなのだろうか。音楽や字幕は昔風を意識している気はする。 -
面白い。最初の政治の場面は本当にこうなりそうって思った。
音楽が思いっきりエヴァなのも盛り上がるね -
二度目だけどすげーおもしろかった。
こういう現実の政治や自衛隊とかをシミュレートしつつ展開していくのは『パトレイバー2』あたりからだと思うけど、例えば『パトレイバー2』が妙に謎めかしてこむずかしい(ように見れる)語り口なのに対して、こちらはきっちりとエンターテインメントの枠内で見せてくれて、たぶんあまりSFとかみない普通の人でも十分楽しめるんじゃないだろうか。パトレイバーというアニメ好きのための作品と、ゴジラという日本人なら誰もが知っている作品とでは、見る層がまったく異なるわけで、一般層をもきちんと楽しませる作りになっている。まあそういう庵野もエヴァQでは観客を置き去りにしたけど(笑)。
現実のシミュレートとしての見せ方がわかりやすく、政治側と自衛隊とのやりとりなど、昔の怪獣映画では描かれることがなかった部分が、なるほどなあ、今だとたしかにこうなるんだろうなあ、と納得。それはたぶん、東日本大震災での福島原発でも同じような(?)いろんなやり取りがあったんだろうと思わせる。
こういうのって最近の日本映画に多いけど、やっぱり庵野をはじめとする連中のオタクっぷり、マニアっぷりはすごいんじゃないかな。今、ゴジラを題材にしてこれだけのエンターテインメントを撮れるのって彼(ら)しかいないんじゃないかしらん?(さすがはダイコンフィルムでヤマタノオロチを作った連中だ)
登場人物が多岐に渡るけど、メインの矢口とカヨコをはじめとくに誰かにぐっと寄っていくのではなく、あくまでも群集劇として描かれているのも良かった。これがハリウッド映画ならふたりを中心とした描き方になって、おまけに恋愛要素なんかも絡んじゃったりして、クライマックスでエアロスミスかなんかが流れちゃったりして……となるんだろうけど(笑)。
竹野内豊ってかっこいいなー!(背は低いけど)
津田寛治がいい味を出してた。ちょっと甲高い声とかうまいなー。
最後の決戦の場所が東京駅周辺となっているのはなるほどなあ。わかりやすい日本のど真ん中。そこにいつ目覚めるかもしれないゴジラが新しいモニュメントとして屹立することになった。日本人はこれからゴジラとともに生きていかなければいけない、みたいなセリフがあったと思うけど、とても象徴的だと思った。まあ、無人電車爆弾をやりたかったから東京駅ってのもあると思うけど(笑)。
一度見ていたということもあるけど、とにかくエンターテインメントしてスッキリとおもしろかったなー! と思える映画だった。
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20220301追記
「仕事に取り掛かろう!」津田寛治のセリフ
國村隼演ずる統合幕僚長も「礼には及びません。仕事ですから」
ゴジラに相対する人たちは、科学特捜隊やウルトラ警備隊のような特別な存在ではない。
巨災対のメンバーもみんな仕事として頑張っている。血液凝固剤を完成させるために各所に根回ししたり、頭を下げながら電話したり、みんな仕事。サラリーマンと同じ。
言ってみればこれは壮大な「プロジェクトX」なのだ。そこがこれまでのゴジラ映画と大きく違うところ。 -
<b>壮大な害獣駆除のはなし</b>
子どもの頃に見たゴジラはヒーローというか悪者ではなかった記憶がある。
確かに破壊の限りを尽くすのだけれども、完全な悪ではなく、時に人間と共同して
キングギドラやデストロイアを倒し、また海に消えていく。
そう映画の中では人々に認知された存在だったのだ。
もしそれが知らない存在だったら…
というのが、今回の映画の物語の始まりなのである。実に面白い。
昔見た怪獣対怪獣の子どもがわくわくするような話ではなく、
大人のおっさんが見てわくわくする話しなんだと思う。
未確認巨大生物に対して自衛隊の派遣はできるのかを政治的な視点から
描いていたり、未知のバケモノに対する人間達の向き合い方を描いた作品だと感じた。
監督がエヴァの庵野さんと言う事で随所にエヴァ要素がちりばめられているのも
おっさんとしては心をくすぐられた。
まぁ感じるところは色々とあるのだが、
結論として、この映画は”石原さとみがかわいい”に尽きる。 -
東映作品でお決まりのオールスターキャスティング作品。総理大臣をはじめとする大臣たちはもちろん、一瞬しか登場しないエキストラ的人物にも大物俳優を配置。そして、CGゴジラの動きの元を演じたのが和泉元彌らしい。なんだか、よくわからない贅沢さだ。
俳優の数は多いが、登場人物は公務員のみ。政治家、官僚、地方公務員、自衛官、学者などで、彼らの家族すら登場しない。この割り切りで、余計な人情ドラマを省き、「国家VSゴジラ」というメインテーマがわかりやすくなった。
前半は個性的な大臣たちがコミカルにテンポよく賑やかに行動する。これぞ、東映オールスター。が、首都壊滅後は登場人物の多くが亡くなり、パワー不足が否めない。ゴジラとの最終決戦も、都合が良すぎる展開だ。
不謹慎な話だが、文書主義、官僚主義、事なかれ主義など、今の日本に存在する悪しき風習を吹っ飛ばすためには、大津波や原発事故じゃ足りない。ゴジラが首都をぶっ壊してくれれば、日本も変われるんだろう。