湯を沸かすほどの熱い愛 通常版 [DVD]

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監督 : 中野量太 
出演 : 宮沢りえ  杉咲花  松坂桃李  オダギリジョー 
  • TCエンタテインメント (2017年4月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474185417

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湯を沸かすほどの熱い愛 通常版 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 中野量太監督・脚本、2016年作。宮沢りえ、杉咲花、伊東蒼、松坂桃李、オダギリジョー、伊東蒼出演。

    <コメント>から
    •テーマ
    双葉は家族関係に恵まれずに育った。なのに死の直前になってようやく家族関係に恵まれ、幸せの絶頂に達しながら他界するというパラドクス。

    •映画の作り
    ストーリーがわかりやすく、かつ、要所に泣ける場面が盛り込まれており、良い意味でエンタメ要素にあふれた佳作。
    それでいて、次のような、観衆を突き放す「スパイス」も随所に散りばめられ、監督はなかなかの策士である。「辛口カレー」が食べられない人には楽しめないかな。
    …6分 絵の具をダメにされ服を汚される。
    …18分 ブラとショーツのプレゼント
    …19分 オタマで額を殴打、
    …43分 下着姿と牛乳ゲロ
    …53分 鮎子旧宅前でおもらし、ドアノブにパンツ遺留
    …70分 拓海にだきつく双葉、双葉に身を寄せる拓海
    …75分 双葉が突如として君江をビンタ
    …86分 車にいない双葉、外で倒れている
    …99分 母宅に置物投げつけてガラス割る
    …ラスト 何かを燃やして沸かしたお湯に家族が浸る(一部で双葉を燃やしたという話もあるが、常識的ではない。もしかして…的な監督のスパイスにすぎないだろう)。

    •印象に残るセリフ
    …(制服を取り戻した安澄が双葉に向かって)
    「お母ちゃんの遺伝子、ちょっとだけあった」
    …(家出した鮎子が翌朝のしゃぶしゃぶ朝食の食卓で)
    「これからはもっと一生懸命働きます。どうかできればで良いのですが、この家にいたいです。でも、まだママのこと、好きでいてもいいですか?」
    …(安澄が手話で話しながら初めて会った君江に向かって)
    「母がいつかきっと役に立つ時が来るから勉強しときなさいって」

    •しつけのスタイル
    双葉の躾のスタイルには批判もあるようだ。いじめられて学校に行きたがらない子を、負けちゃダメだと無理に行かせる、君江に挨拶に行かせるために、無理やり車から引きずり下ろす。
    しかしね、成長過程にある子供の価値観を尊重することほど無責任なしつけはない。親なら、今まで生きてきた人生のさしあたりの結論である自分の価値観を、子どもに示すのは当たり前。子はそれを起点に自分の価値を形成していくものだし、その形成過程を全力で支えるのが親の役目でありしつけというものだろう。
    •双葉のカラーは赤。赤い車、まゆちゃんからの赤い花、赤い花びら、煙突からの赤い煙。
    •宮沢りえがハマリ役、というか最近見るからに病気じゃないかと心配になる出で立ちだからこそのハマリ役なのか。それと杉咲花さんが好演。若いのに立派。伊東蒼さんもよかった。

    <あらすじ(ネタバレ)>
    幸野双葉(宮沢)は娘の安澄(杉咲)と二人暮らし。安澄が学校でいじめられても休ませず、立ち向かえとハッパをかける。
    仕事中に倒れた双葉は末期がんで余命2ヶ月と知らされ、死後の環境整備のため、逃げた夫の一浩(オダギリ)を、連れ子の鮎子(伊東)ごと家に連れ戻し、家族全員で、休んでいた稼業の銭湯を再開する。
    ある日、女3人で温泉旅行に出かける。狙いは本当の母である君江(篠原)に安澄を引き合わせることだった。途中、ヒッチハイカーの拓海(松坂)を乗せ、再会を約束。安澄は口のきけない君江と会い、手話で応える。娘2人が車に戻ると双葉は外で倒れており入院。
    家族の生活のめどがたったことで双葉はようやく自分を振り返るようになる。そして幼い頃自分を捨てた母に会いたくなる。探偵に連れられて母宅に行き、探偵が面会したところそんな娘はいないとの返事。外から室内を見ると、母が孫達と楽しそうにする姿がみえ、門柱にあった置物の犬を投げつけて逃げる。
    病状は日に日に悪化していくなか、拓海が銭湯を訪問、君江も合流、鮎子は友達と千羽鶴を折っていた。一浩は病院の庭に家族ら6人で組体操のピラミッドを作り、家族の結束を双葉にアピール。双葉は死にたくないと。
    見舞いに来た安澄は、涙を隠しながら笑顔で、一人ぼっちにさせない、もう大丈夫と語りかけ、安堵の表情で双葉は他界。煙突から、双葉の好きな赤い煙の湯船にみんなで浸かって幕。

  • 自分がいなくては家族が回らないと思っている間は、なんの疑いもなく、家族への責任を感じつつ生活をしていきますが、自分の余命が数ヶ月だとわかった時点で、ボクは家族に何ができるのだろうか考えさせられました。

    自分が死んだ後、残された家族の生活を考えれば考えるほど、自分がいなくても、家族が回る状態にしなければなりません。

    家族への愛が深いほど、それは自分の存在を消していく作業となり、自分がいなくても家族は回ると確信した時、それは安心と同時に、自分はいなくても良いのだという寂しさもあるのだと、生きたいと思うのだと思いました。

    熱い人はかっこ悪いのかもしれませんが、その熱量は確実に他人にも伝わるのだと思いました。熱さはわかりやすい言動に表すよりも、グツグツと内に秘めている方がより熱いのだとも思いました。

    映画館での上映を観逃してから、DVD発売をずっと待って、観たくて観たくてたまらなかった映画です。
    前半、ストーリーとしての展開がテンポよく進み、同時に伏線が張られていきますが、後半、伏線が回収されるとともに、予想を裏切られる展開に泣けました。
    中一娘と観ましたが、2回目は内容がより理解できて、号泣でした。

  • 2016年の本邦映画イチオシ作品、りえちゃんが素晴らしい〜〜との評判だったので期待してましたが .....

    話は 肝っ玉かあちゃん薄幸バージョン 的な?
    夫婦で銭湯を営んでいたが、夫が蒸発して銭湯はしめて、母娘で暮らしていたものの、母 末期癌のどん底に。
    ここで、イジメられてる娘に喝いれつつ、夫を探し出し強引に連れ帰り、銭湯を再開し、彼の連れ子も面倒みるよ〜〜 
    たまたま知り合った探偵さんもヒッチハイカーも救っちゃうよ〜
    スポ根・ど根性母ちゃんなわけよ〜〜

    まずは 娘のイジメ克服シーン、全身絵の具だらけにされたりと壮絶にいじめられてるわけだが、きわめつけで制服盗まれてしまう。
    で、返してくれと。
    ホームルームでブラ・パン一丁で訴えるんだわ .....
    なんなんだ、あれ??
    絶対にああいうのやっちゃだめでしょ。
    女優さんは成人してるんでしょうが、高校の教室って設定で、いくら自力で戦うたって、あれはダメだ。
    文字どおり裸一貫って時代、じゃないんだよ。
    バカじゃないの?

    もう全編のあちこちの脚本の雑さというか無神経さというか、あのシーンが象徴してるよね。。。

    とてもじゃないけど泣けませんでした ......
    むしろ、腹たったわ。

    演者さんたちには罪はなし。

  • 病床で横たわる宮沢さんはとても痩せていて
    本当に病なのでは・・・と思えるほど。
    最後は涙涙涙・・・
    わたしにはあの強さはあるのだろうか

    母親の愛、ってすごい!家族愛っていい!って思えた作品。

  • 最初は とても入りが良かった 鮎子良かった
    最後に出てくるタイトルバックに驚きがあった
    病気を知って いきなり過去の事が色々出てきて面食らった 娘は結構 いきなりの事でも素直に順応してたのが 不思議な気もした。宮沢りえは迫真の演技だったのかもしれないけど、私的には ラストになると 何だか 伝えたいものが伝わりにくい感じもした 病気には勝てず そこはリアリティを出したのかもしれないけど 思ってた感動はなかった、、何だか意外と妙に最後はまとまり ふたばさんの存在を感じにくかったかも…アカデミーで主演女優賞を獲った事に少し疑問が残った
    ピラミッドをあんな風に思いついた発想は良かったかな

  • 強く生きよう

  • 鑑賞した。レンタルで借りた。いい映画であった。杉咲花の演技が上手かった。

  • 泣いちゃった
    泣かない!って決めてたのに

    大切なことが
    シンプルに描かれているので
    感情移入してしまう
    全ての場面において

    文庫本で読み
    ストーリーは知っていたのだけど
    役者さん(の演技)に魅せられた

    沁みた

    追伸)
    会いたいな
    泣きたいな
    でも全部抱きしめて
    生きてくの

    きのこ帝国さんのエモさ好き

  • ケーブルテレビ。

    いやー、泣けた。花ちゃんの演技力すごい。

  •  ひとりの人間の小さな人生で何を残せるのか? たぶん誰にでも残せるはずで、それなのに上手に存分に残せずにいるものが、いわゆる愛なんだろう。

     宮沢りえ演じる母が踏ん張るように放つ力強い愛と、それの愛をまた踏ん張るように受け止めて、愛で返す周りの人々。 それぞれに切ない事情を抱える小さな人間たちの、そんな愛の応酬にとにかく涙腺を刺激された。 役者の演技・雰囲気に加え、伏線や心情描写用のモチーフが丁寧に配置された脚本がすごく良かった。

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