経済は地理から学べ! [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 流し読み。

  • 読みやすくおもしろくて勉強になる本だ。代ゼミの人気講師の筆者が「地理とは地球上の理」、つまり地理がわかれば現代社会が見えてくる、と力説している。筆者も恩師から「知識が増えれば増えるほど、それがつながって面白くなる」と言われたそうだが、まさにそうだろう。受験勉強の詰込みは本来よくないが、それでも知識がなければ思考もできないので、覚えた知識がうまくつながりあえば世界の見え方が変わると思う。
    一番刺さったのが「経済とは土地と資源の奪い合い」という言葉。私はそういうふうに考えたこともなかったが(ひょっとして常識?)、考えてみれば資源は偏在している。水も資源であり、日本は水資源大国だそうだ。水道水が飲める国が世界に15か国しかないとはびっくり。
    その他におもしろかったところは、オーストラリアは人口が少ないから産業が発達せず資源輸出国になった、インドはシリコンバレーと12時間時差があるから夜間の仕事を引き継ぐのに都合がいい、ブラジルは小型航空機の生産が盛んでこれがヨーロッパに輸出されてハブ空港から地方空港へのフライトに使われている、イギリス料理がおいしくないのはジェントルマンの伝統、インドにはイスラム教徒とキリスト教徒合わせて2億人ほどいて牛肉を食べている、シンガポールは資源も土地もないのでみんな仲良く(人種で差別しない)で発展した、などなどおもしろい事実をいろいろ知ることができた。
    最後の統計のところでは、農業大国のはずのフランスが農業生産額トップ10に入ってない(日本は10位)ことと、中国とインドの人口がそれほど変わらないのが意外だった。

  • う~んとうなってしまいました。地政学上という言葉がありましたが地理が、こんなに経済に影響しているとは思いませんでした。大昔そして今も続く紛争、戦争が簡単には解消出来ない、国家という存在の深~い欲望が良くわかります。資源、人口というキーワードを具体的な国を例に説明している良書。経済、国際ニュースを観る時に新たな視点をもらいました。

  • ふむ

  • 経済と地理の繋がりが見えた。ただ情報量が多いので2回以上読まないと忘れてしまう可能性大。

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著者プロフィール



「2023年 『現代史は地理から学べ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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