楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 「おわりに」にちょろっとしか人工知能による創作についての知的財産権の話が無かったのが残念。

    例えば著作権の定義は
    『「文芸、学術、美術、音楽などの分野で、人間の思想・感情を創作的に表現したもの」』
    であるし、
    『著作権侵害の要件は、「依拠性(オリジナルを利用して作ったこと)」と「類似性(オリジナルと表現が類似していること」の両方が認められる必要がある。』
    とある。

    ただでさえ判断が難しいのにAI云々で余計ややこしくなったら収拾がつかなくなるのは明らか。デジタル署名やら何やらで対処出来たりするのだろうか。

  • 一通り知的財産を手軽に学ぶ必要があればこの本をおすすめしたい。教科書的な知識はもちろん入っているが、それのみならず、誰でも知っている身近な話題と軽快な語り口により、誰でも難なく楽しめる内容となっている。

    学生時代に知財のゼミに入っており、一通り学んでは板者の、社会に出てからは新たな動きなどが追えていなかったので、良いアップデートになった。

    可能であれば、実務上よく使う「不正競争防止法」に関する続編を望みたい。

  • 著作権単品の本は読んだことあったんですが、意外と知的財産権の横断的な本を読んだのは初めてで、改めて知ったことが多くて面白かったです。全然どうでもいいんですがこういう本を書く先生は引用の要件を満たす自信があるので臆さずモリモリ引用してるのちょっと面白い。

  • 入門的でとても分かりやすかった!

  • 著作権をはじめとした知的財産権について、具体的な事例をもとに解説した本。

    知的財産権5つの権利の違いから、侵害にあたるケースあたらないケースの解説まで、知的財産権のことをわかりやすく教えてくれます。

    本書で知的財産権の基本を学び、2017年以降の法改正の部分を別の書で学ぶことで、知的財産権への理解が深まります。

  • 知財関係の法律と解釈、具体例が読みやすい文章で書かれている
    どうでもいい自分のエピソードが取り除かれるともっとよくなる

  • なかなか知らない世界をわかりやすく事例を紹介しながら説明してくれる良本。

  • 分かりやすい知財入門ガイドブックだと思います。豊富な事例を使って、普段よく分からない知財についての疑問を納得させました。

  • 身近な具体例が豊富に用いられていて、知財について楽しく学ぶことができる良書。

  • 「ー」

    知財をざっと知るにはとてもいい本。
    審査請求料はいい値段がする。
    大仁田厚さんの格闘技リングも実用新案権の1つ。

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著者プロフィール

弁理士、東北大学研究推進・支援機構特任准教授、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)、科学技術ジャーナリスト。
横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーの知的財産部門、米国研究開発拠点、新規事業プロジェクトなどで活躍。
執筆・講演・メディア出演等を通じて、知的財産権を楽しくわかりやすく伝える啓発活動を20年以上実践している。
主な著作に、『楽しく学べる「知財」入門』(講談社現代新書)、『こうして知財は炎上する』(NHK出版新書)などがある。

「2020年 『ロボジョ! 杉本麻衣のパテント・ウォーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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