オケ老人! [DVD]

監督 : 細川徹 
出演 : 杏  黒島結菜  坂口健太郎  左とん平  小松政夫 
  • TCエンタテインメント
3.59
  • (10)
  • (17)
  • (25)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 116
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474185479

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 見え見えの内容の映画なので期待しなかったのですが、意外にも面白かった!

    老人が知恵と経験を生かして頑張っちゃうという話型であれば平凡ですが、演奏家として一度は挫折した主人公が、ヘナチョコオーケストラを再建に奮闘するという、あくまで「彼女」が主語の映画なのでした。愛すべき老人たちは決して主役ではなく、自分の孫のように彼女に接し、励ましていく姿とても微笑ましく、癒されます。演奏は技術の前に大切なことがあるという(当たり前な)メッセージもとても共感できるものです。

    最初は随分野暮ったい印象の杏も、奮闘する姿を見るにつけ自然に応援したくなり、最後の指揮のシーンの凛々しさ(及び立ち姿の美しさ)は特筆もの。俳優としての彼女の魅力にもやられました。

    もちろんクライマックスの演奏シーンも素晴らしかったです。最後に「威風堂々」が演奏される映画に外れなし!(他に「ブラス!」しか知りませんが)

  • 思ったよりも面白かったです。

    休日の午後なんかにぴったりな作品。

  • お約束のパターンだけどうまくまとまっている。
    細かい突込みはもちろんあるけれど安心して観られますね。
    何より杏が魅力的です。やはり華がありますね。女優としてもっと活躍してほしいな、と思います。
    それにしても、こういう映画の曲と言えば、エルガーの威風堂々が取り上げられますが、なんでですかね?

  • アマゾンビデオ/日本/2016年/細川徹監督/杏出演

    カンタンに言うと人情噺もの。ヘタな老人中心のオーケストラが間違えてってきた杏さんの手で、成長していく。杏さん自身もそのことで成長していく という話。老人の達者な演技に、部活ものの雰囲気もある。とりわけ杏さんの存在感がすごい。秘かに慕っている彼が見舞いに来てくれて、大慌てで部屋の整理をするといったありふれた場面での説得力がすごい。予定調和の流れの中でも退屈せずに見ていられる。

  • 笹野高史 杏 塩顔の坂口健太郎 左とん平 小松政夫 ロケ地は足利市 光石研=嫌味な大型電気店社長 イニエスタ似のフランスの小さな巨匠 30万かけて増設した防音室でのバイオリンの練習 ダイコン型オーボエ 棟梁のティンパニー ラブホ入口での逆美人局

  • 梅が岡高校に赴任して来た数学教師の小山千鶴は、学生時代にオケでヴァイオリンを弾いていた経験から地元楽団の演奏に感銘を受け、入団希望の電話をする。
    二つ返事で入団受諾され、練習場所に行ってみると…そこにはどう見ても下手くそな老人だらけ。
    梅が岡交響楽団とそこから出て作られた梅フィルを勘違いしてしまったのだ。飲み会だらけの下手くそな老人オケをやめたいと指揮者の野々村の孫が生徒だったりして言い出せず、ズルズルとコンマス、果ては指揮者にまでされてしまう。
    辞めたいと言い出すと汚い手ではめて来ようとしたり、野々村が倒れたり。
    そんな折、梅フィルに憧れの有名指揮者フィリップ・ロンバールが客演で振ると聞き、楽団員募集を見て必死で練習し下手くそながらもその鬼気迫る演奏を買われ、梅フィルと梅響の二足のわらじ生活が始まる。

    しかし、その練習は厳しく、ダメな人は容赦無く排除する楽しくない楽団だった。千鶴は実は梅フィル主催者で野々村の商売敵である大手家電量販店大沢の息子であり、野々村の孫和音の彼氏でもあるコーイチに1日だけ指揮を託したことで、老人たちがやり方次第で成長出来ることに気づく。
    梅フィルで自信を無くして音楽を辞めようと思っていた千鶴に、偶然古い家電の修理に駆け込んできたロンバールも梅フィルでの指揮を辞める。
    必死の練習もあり、徐々に音楽になって来た老人たちにコーイチ等若い楽団員も増え、ついに演奏会の開催が決定。
    大沢の土地買収話でまた倒れてしまった野々村もヴァイオリンで復帰。
    大根クラリネットに感銘を受けたロンバールが曲を作ってくれることになり、客が殺到し会場も梅フィルと同じ文化会館で開催することに。
    千鶴の密かな片思いの相手・坂下くんもロンバールの通訳として協力してくれたり良い感じでとうとう当日を迎えるが、大盛況の中落雷で停電してしまう。
    しかし、野々村のライト付きドライバーのおかげで梅響は暗闇の中で威風堂々を完璧に演奏し、大喝采を浴びる。

    終演後、演奏に感動した大沢は梅響に戻り、野々村ラヂオは大沢電気の一角で古い家電の修理コーナーを開き、千鶴はフランスでパティシエ修行をすると言われ、坂下くんにひっそりと失恋する。

    大根や人参の楽器が音吹き替えてるだけなのかもしれないけど、すごく楽しくて良かった。
    杏が終始、ちょっと不安そうな顔をしているせいか演奏を聴くのに緊張したりハラハラ見守ってしまう。
    あと、暗闇演奏もすごく良かった。

  • 「オケ老人!」は、2016年制作日本映画で、誤まって老人ばかりのアマチュアオーケストラに入団し、その指揮者を務めるハメになった女性教師の奮闘を描いたコメディ映画、荒木源原作の同名小説の映画化。

    杏の等身大の演技は好感が持て、見る人をハッピーにしてくれるこの手の日本映画って、ほんとにすがすがしい気持ちを運んでくれる。

  • そうくるであろう展開とストーリーであったものの、
    素直に楽しめました。
    観てて気持ちいいです、こういうの。

  • 音楽のこと全然分からんけど、
    オーケストラシーンって偉大だなぁ。

  • 想定内かもの⁉︎
    えー話しで、繫れてますが。

    脇の演者さんの味も醸し出され。

    よかったぁ。

    あの対抗フィルの息子が好き。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

映画監督・脚本家・演出家。埼玉県出身。自身が主宰するコントユニット「男子はだまってなさいよ!」で『男子!天才バカボン』『男子!レッツラゴン』などの話題作を手がけたほか、シティボーイズライブなど、さまざまな舞台に関わり、笑いに関しては定評がある。舞台以外にも、渡辺謙主演のコントドラマ『君は天才!』(監督・脚本)、ドラマ『小河ドラマ』シリーズ(監督・脚本)、『乾杯戦士アフターV』(ストーリー構成・監督・脚本)、アニメ『バカ昔ばなし』(監督・脚本)、『深夜!天才バカボン』(監督・脚本)、『大家さんと僕』(脚本)、『しろくまカフェ』(シリーズ構成)など、幅広いメディアで活躍している。映画監督作に『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(2019年)、『オケ老人!』(2016年)など。

「2022年 『桃太郎、エステへ行く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×