大国に祖国を滅ぼされた王子の国取り、世界を救う壮大なファンタジーかと思いきや、まさかのみんなニキちゃんにメロメロニキな話に収束してしまうとは。
でもユイ、お前は惚れちゃダメだろー!と、そこが一番ガッカリしましたね…最初に見せた気概はなんだったんだと。
ユイに限らず登場人物達の信念があるんだかないんだかで一旦舞台から退場して再登場する時には前の言動をすっかり忘れてるかのような感じが強かった。キャラ、場面、ストーリー、とにかく繋がりがぎこちない。
毎週ごとにリレーで違う人が脚本書いてるみたいな感じ。
途中から完全にキャラの魅力がツナシからニキに傾き過ぎてしまっていて、肝心の本筋のストーリーが何も発展せず終わってしまって残念。
曽田さんの描く、人より抜きん出た何かを持っている主人公が、どんどん周りを巻き込んで未知の領域へみんなを連れていく話がとても好きなので、そう考えるとツナシはちょっとパワー不足だったのかなぁ。ユイももっと渋いキャラになると思ったんだけどなぁ…て、言い出したらキリがないね。