宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで (ブルーバックス) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 宇宙とか日常生活にはほぼ何も関係のないことを知るのが好きだったりする。
    しかしこの本は、ガチだった。
    素人が読むとヤケドする。
    もうちょっと予備知識を蓄えてから読む方が良さそうである。
    ちなみに宇宙に終わりはあるらしい。

  •  冒頭からして面白い。地球46億年史を1年として見ると、人類が生まれたのは1日前(の中でも更に最近)。極々最近。というのはよく知られているが、では宇宙の始まりから終わりまでを1年としてみると……。なんと、1年が始まったばかりもばかりの元旦、とのこと。
     たった100年も生きない人間の主観からすると、地球46億年史も、宇宙138億年も長いが、さらに宇宙の歴史でみると、星がこんなにもあふれた現代は初期の恵まれた短い期間だというのは考えたこともなかった。
     46億年前に地球が生まれて、40~50億年後には太陽に飲み込まれて地球は死ぬ。と考えると地球史の中では折り返し地点か。
     地球があったこの場所は、1000億年後には星が見当たらない真っ暗な世界に。更に0が数え切れないほど後の年後には宇宙は終焉を迎える。
     道路があってビルがあって、コンビニがあってパソコンがあって……この人類社会を宇宙史でみるとなんとほんの一瞬のことか、などと布団に寝転がり本書を読みながらぼんやり思う。この本も布団も、この手も。宇宙のこれまでの、そしてこれからの歴史から見ると、ほんの瞬きの間にできて終わる世界なのだろう。
     タイトル通り宇宙全体に対する説明が多かったが、やはり地球人としては、地球や太陽の成り立ちと今後の説明がもう少し知りたかったかな。

  • ふむ

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著者プロフィール

1956年三重県生まれ。大阪大学理学部物理学科卒業、同大学院博士課程修了。理学博士。専攻は、素粒子論(量子色力学)。東海大学と明海大学での勤務を経て、現在、サイエンスライター。 著書に、『時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」』(講談社ブルーバックス、2020)、『量子論はなぜわかりにくいのか 「粒子と波動の二重性」の謎を解く』(技術評論社、2017)他。

「2020年 『談 no.117』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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