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感想・レビュー・書評
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- 新聞を読むのも面白いなと思わせる本。
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- 一般紙であれば、載せるからには誰かに裏を取っている。そのうえで新聞の思惑が反映されていることもある。だったら、「正しいか正しくないか」ではなく、「誰が何を伝えようとしたのか」を読み解くために、あるもの(新聞)は利用したほうがおもしろいではないか。
- こうした見方は、新聞をフラットに公正に読もうとしていたらできないことだ。ある程度「予断」や「見立て」をもって下世話に前のめりに読むことで、一歩深く読み込むこともできるのである。
- [スポーツ紙の]「噓は書かないが盛って書く」は、新聞と読者に信頼関係が成り立っているからできるスタンスだ。/// 事件や騒動の当事者たちが、どんな情報戦を仕掛けているかをウォッチするなら、断然、朝刊スポーツ新聞を読むに限る。 だから、スポーツ新聞はやめられないのだ。
- タブロイド紙だからといってすぐに否定しない。あるものは読む。一般紙ではとうてい書けない話を、夕刊紙やタブロイド紙では書いている可能性があるからだ。その時点で裏付けは不確かでも、そこにとんでもないスクープが潜んでいる場合もある。だからこそ、読者の「受け身の取り方」が問われる。盲信してしまうのも、全否定してしまうのもつまらない。何を信じて、何を心の中で遊ばせておくか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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