芸人式新聞の読み方 (幻冬舎単行本) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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  • - 新聞を読むのも面白いなと思わせる本。
    - ***
    - 一般紙であれば、載せるからには誰かに裏を取っている。そのうえで新聞の思惑が反映されていることもある。だったら、「正しいか正しくないか」ではなく、「誰が何を伝えようとしたのか」を読み解くために、あるもの(新聞)は利用したほうがおもしろいではないか。
    - こうした見方は、新聞をフラットに公正に読もうとしていたらできないことだ。ある程度「予断」や「見立て」をもって下世話に前のめりに読むことで、一歩深く読み込むこともできるのである。
    - [スポーツ紙の]「噓は書かないが盛って書く」は、新聞と読者に信頼関係が成り立っているからできるスタンスだ。/// 事件や騒動の当事者たちが、どんな情報戦を仕掛けているかをウォッチするなら、断然、朝刊スポーツ新聞を読むに限る。  だから、スポーツ新聞はやめられないのだ。
    - タブロイド紙だからといってすぐに否定しない。あるものは読む。一般紙ではとうてい書けない話を、夕刊紙やタブロイド紙では書いている可能性があるからだ。その時点で裏付けは不確かでも、そこにとんでもないスクープが潜んでいる場合もある。だからこそ、読者の「受け身の取り方」が問われる。盲信してしまうのも、全否定してしまうのもつまらない。何を信じて、何を心の中で遊ばせておくか。

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著者プロフィール

997年大川興業でデビュー。コンビ「俺のバカ」では各ネタ番組に出演。コンビ解散、大川興業退団後はイベントの司会や役者業も始める。ポッドキャスト「東京ポッド許可局」はリスナー登録20万人を超え、2010年書籍化。2013年4月からはTBSラジオにて好評放送中! ユーモアを交え時事ネタを語るツイッターとブログをきっかけに、ポッド配信、ユーストリームなどガジェットと相性のいい時事芸人として活躍中。現在はMicrosoftが運営するポータルサイト「msnドニッチ!」にてコメンテーター、雑誌「KAMINOGE」でプロレス関連コラム連載、「WEB本の雑誌」にてメルマガ毎週配信中。著書に『東京ポッド許可局』(新書館)、『思わず聞いてしまいました!!【活字版】』(スコラマガジン)がある。

「2013年 『うそ社説2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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