ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2017年 04 月号 [雑誌] (人材育成)

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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910059690472

感想・レビュー・書評

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  • 先日「リーダーシップ」に関するレクチャーをやってみて、人材育成をもっと学ばななくちゃと思い、積ん読だった本書を急ぎ読了。ミスミ、ユニクロ、リクルートなどの人材育成手法の解説など実践的で面白い。人事査定が有効かどうかについて、欧米の企業では廃止されるのが流行りだが、透明性ある評価はメンバーに安心を与えること、最終査定ではなく中間査定とすることで、いつでも逆転できるといモチベーションに繋がるという反論も納得。どちらかというと後者かな。

  • 内容紹介
    │特集│ 人材育成

    ●優秀な中間管理職はいらない
    マッキンゼー流 リーダー人材の育て方
    ・伊賀泰代 キャリア形成コンサルタント

    ●【インタビュー】リクルートが実践する人材育成
    修羅場は与えられるものでなく、みずからつくるもの
    ・峰岸真澄 リクルートホールディングス 代表取締役社長兼CEO

    ●若手を抜擢し経営者に育成する
    ユニクロに学ぶ経営者人材の育て方
    ・宇佐美潤祐 L.E.K.コンサルティング東京オフィス パートナー

    ●変化を阻む6つの障壁を乗り越えろ
    リーダー研修はなぜ現場で活かされないのか
    ・マイケル・ビア ハーバード・ビジネス・スクール 名誉教授
    ・マグヌス・フィンストローム トゥルーポイント・パートナーズ 取締役
    ・デレク・シュレーダー トゥルーポイント・パートナーズ 取締役

    ●業績評価から人材育成へ
    年度末の人事査定はもういらない
    ・ピーター・カッペリ ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 教授
    ・アナ・テイビス コロンビア大学 人材管理プログラム アカデミックディレクター

    ●人材育成の視点からの反論
    年度末の人事査定はいまだ有効だ
    ・ロリ・ゴーラー フェイスブック 人事部門統括
    ・ジャネル・ゲイル フェイスブック 人事ビジネスパートナーズ統括
    ・アダム・グラント ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 教授


    │特別インタビュー│
    ●競争力の回復は何から始めるか
    会社改造
    ・三枝 匡 ミスミグループ本社 取締役会議長

    │HBR翻訳論文│
    ●【意思決定】最難関の意思決定への取り組み方
    答えのない状況で、答えを出すための5つの問い
    ・ジョセフ L. バダラッコ ハーバード・ビジネス・スクール 教授

    │連載│
    ●SHIFT:イノベーションの作法6
    不確実性の中で意思決定を下すには
    ・濱口秀司 ビジネスデザイナー

    ●世界標準の経営理論31
    (資源依存理論)小企業が大企業を抑え、飛躍する「 パワー」のメカニズム
    ・入山章栄 早稲田大学ビジネススクール 准教授



    │巻頭インタビュー│
    ●Inventing the Future:未来をつくる5
    心躍る人生を求めてゼロイチ起業からスケールへ
    ・仲 暁子 ウォンテッドリー 代表取締役社長CEO

    │Idea Watch│
    ●パワーのある人はチームワークが苦手
    ・『ハーバード・ビジネス・レビュー』編

    ●製品のリコールは実はライバル企業も痛手となる
    ・『ハーバード・ビジネス・レビュー』編

    ●パッシブ投資家はガバナンスに好影響を与える
    ・『ハーバード・ビジネス・レビュー』編

    │リーダーは「描く」│
    ●迷った時は、絵と対話する
    ・倉重英樹 シグマクシス 代表取締役会長兼社長

    │前号を読んで│
    ●読者を巻き込む編集も
    ・中田華寿子 ライフネット生命保険 常務取締役

    ●顧客の期待を超える
    アイデアのつくり方にも言及を
    ・唐澤俊輔 日本マクドナルド ナショナルマーケティング部 部長

  • 本編より、ミスミの話が大変勉強になった。早速ザ会社改造買った

  • 胃が刺す予算目当てで読んだ一冊。・・・だけど、今回はそんなに響かなかった。4つのリーダーシップモデルもいまいちピンとこず。。。。

    でも、ほかの記事の中には目を惹くものもあった。
    個人化組織か、人材育成で欠かせないのはどちらか?
    水槽と魚に例える例も面白かった。

    個で活動している現状から仲間を増やし、最初はインフォーマルな集団であっても、組織を組織風土を変えるだけの力を持てるようになりたい!

    まあ、そのためにはそれなりのポジションを獲得しなきゃだけどね。

  • ファイナンスとマーケティング以外のネタで初めて買ったHBR。というか人事関係の本を買うのが珍しいからね。伊賀氏のも気になったが、人事査定の要否を巡る2論が目当て。伊賀氏のはマッキンゼーのリーダー人材育成がよくまとまってました。彼女こういう制度のエッセンスをまとめるの上手ですね。(ちきりん名義での著書は思考実験的な部分があってオリジナルがどこにあるのか未知数ですが) コンサル特有の事情などもありましたが、考え方のモデルとして参考なりました。また、人事査定についてのカッペリ氏とフェイスブックの見方は対立でなく、むしろ現実を踏まえた折衷に向けた別アプローチの論考ですね。カッペリ氏の成果責任と人材育成を巡る波動観はよくまとまっていて、きっとどこかで引用すると思います(笑)
    個人としても、会社の方向性としても、そして世の中のトレンドとしても、人材育成が注目の的になっていますので、今年は重点的に取り組んでいきたいですし、その底本としても使えそうな、サラリーマネージャーにはオススメの一冊です。

  • 特集は「人材育成」ですが、記事のほとんどは「“リーダー”育成」と人事査定制度についてです。
    その点において少しバランスが悪いと感じました。

    人事査定の賛否を巡って正反対の主張を展開する2論文が併載されているのは、すごく刺激的な構成で、読んでいて楽しかったです。

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著者プロフィール

1913年(大正2年)、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに誕生し、2013年(平成25年)には創業100周年を迎えた。「ダイヤモンドのように小さくともキラリと光る」が創業の精神。現在、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」などの各種メディアでタイムリーなビジネス情報をダイバーシティ社会に提供するとともに、ビジネス書から生活実用書、経済小説まで、幅広い出版物とメディアを世に送り出している。本書は、同社経営情報編集局・出版編集部で制作。

「2022年 『相続&事業承継で頼りになるプロフェッショナル 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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