- Amazon.co.jp ・電子書籍 (379ページ)
感想・レビュー・書評
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冤罪をテーマにした作品。
自分の身内が冤罪で殺されたとしたら自分は受け入れることができるのか、何十年経っても恨みの気持ちは消えないだろうな。
冤罪はあってはならないけど、犯罪者を取り逃すようなこともあってはならないからバランスが難しいね。 -
冤罪事件から始まり。真犯人の逮捕、関係者の粛清を経て、真犯人が何者かに殺されその背後にいたのは…?
大ドンデン返し!的な触込みやったけどかなり早い段階で結局この人しかおらんやんって絞り込めてしまってあんまり面白いと感じられなかった。
唯一、渡瀬の若い時代やったんや、って繋がったのだけが良かったかなと。 -
豪雨の中、ホテル街の中にポツンと建つ不動産業の裏で高利の金貸しをしていた夫婦が殺され、金庫の金が盗まれた。
ベテラン刑事鳴海と若手の渡瀬が組み、一人の青年を自白に追い込んだ。
青年は裁判で死刑判決を受け、上告も棄却され自殺した。
その後、別の殺人事件で逮捕した容疑者がこの事件の真犯人と判明。
渡瀬は360度敵に包囲されながら冤罪を暴露した。
昭和から平成に亘って四半世紀に及ぶ物語は殺人事件に端を発した、正義と権力とは何かを問う物語だった。
誤りを正す痛みよりも身を護ることを最優先に隠蔽しようとする警察、検察、裁判所という組織の泥沼。
やはり出世するには清廉ではいられないのだな、と絶望の壁の向こうに透けて見える渡瀬刑事の佇まいに微かな希望を抱かずにいられない。 -
中山先生ならではのどんでん返し!!ただ今回は
あまりスッキリせず…何故だろう、入り組みすぎてたかな笑 -
読みやすい内容だった。
最後のオチがあまり衝撃的じゃなかった。もう少しアッと驚く内容だったら良かった。