- Amazon.co.jp ・電子書籍 (432ページ)
感想・レビュー・書評
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赤玉先生の息子、如意ケ嶽薬師坊二代目が京都に戻ってきた。
赤玉先生や弁天と仲の悪い天狗にならないと言い張る二代目。
狸の下鴨家と夷川家の鞘当ても相変わらず。
終わりよければ全てよし!を体現してた。
狸の恋模様にニヤニヤした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
その後の家族が気になっていたので、面白く読めた。
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京都に行きたくなる。
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第一部に続き非常に読み応えのある話だった。
京都に留まらず琵琶湖や四国まで所狭しと駆け巡る狸たちにドキドキワクワクハラハラしっぱなし。
天狗たちの強さと脆さや狸たちの心象がとても美しく感じた。
他の作品との繋がりを含ませるような描写も素敵。
三部作予定ということもあってか、森見作品の中では珍しく幾許かの未練を残して終わるので、俄然第三部への期待が固まる。 -
弁天はどこに向かってるのだろう。多分自分でもわかっていないのだろうな。
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面白かった。みんなかわいい。
やっぱり森見登美彦の独自の世界観やら言い回しは楽しいな。狸たちがみんなかわいい。狸だから、天狗だからで全部説明ついちゃうのが良い。エンタメとして楽しかった!
傍若無人な弁天様が少しお灸据えられて良かったかしら?
三部作目はまだ出てない…?楽しみ! -
いいなぁ。毛玉可愛いなぁ。
とニコニコしつつ読了。
3作目が出たら是非とも読みたいものである。 -
狸と天狗と人間の話。
今回はちゃんと、そういう理解の元読めたので、最初から楽しんで読むことができた。
早雲、強い 笑 -
後半の疾走感がたまらず、最後はついついやめられず夜更かしをしてしまった。
奇想天外ではあるが、これぞエンターテイメント!、という感じ。 -
この兄弟が大好き!
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一作目より更にテンポが良くなり、更にページターナーになった。人物がごちゃついている感じはややあるが、終盤でまとまりがつき、思白い。
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京都を舞台にした、独特の小説世界を提示してくれている、森見登美彦。
その中でもタヌキが主人公という異色の小説、『有頂天家族』。
続編が文庫化されていたので、電子書籍版で読んでみることにしました。
男(雄)ばかりの4人兄弟と、母親とで暮らすタヌキの一家が、主人公です。
人の姿に化けて、人間世界にも入り込んでいる、タヌキたち。
そして、タヌキたちにも強い影響力を持っていた、天狗。
今回は、年老いて力を失ってしまった天狗の元に、かつて弟子として育成していた「二代目」が帰ってくる、というシーンからはじまります。
師匠と弟子という立場でありながら、袂を分かってしまった、二人の天狗。
どちらが真の実力者として、君臨するのか。
そして、かつてタヌキ界の実力者だった亡き父親の跡を、タヌキの一家は継ぐことができるのか。
この二つの「跡目争い」を中心に、話が展開していきます。
「このまま、漫画やアニメになりそうだなあ」と感じたのですが、このシリーズはすでに、テレビアニメ化されているのですね。
子供世代からその親の世代まで、広く楽しめるシリーズではないかと思います。
第3弾も計画されているようなので、楽しみに待ちたいと思います。
『宵山万華鏡』森見登美彦
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B00A773HH4
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なんて可愛いたぬきたちなの…!ころころころがって笑ってる声が聞こえてくるみたいこんな子たちが紛れ込んでいたらほんとに毎日楽しい!
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京の町で組んず解れつ、ハチャメチャに暮らす狸と天狗と人間の、相も変わらずバカバカしい、森見ワールド炸裂のお話です。タイトルからもわかる通り、毛玉たちの活躍する物語の第二章です。
学生時代、京都で4年暮らしておりましたが、幸か不幸か、狸や天狗や幻術使いには、一度も出会うことはありませんでした。誠にもって残念でなりません。もっとも彼らは、人間にそれと悟られぬよう、社会に紛れ込んでいるわけですから、ひょっとしたら、会っていたのかもしれません。そういえば、人間離れした、変てこな奴も中にはいました。もしや、あいつがそうだったのか・・・なんて、いまさらながら思い出したりしています。
毛玉シリーズ3作目を心待ちにしております。
べそかきアルルカンの詩的日常
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べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
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