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- / ISBN・EAN: 4907953087576
感想・レビュー・書評
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第二次大戦終結時に、デンマーク軍がドイツ捕虜の少年兵達にドイツ軍が置いていった地雷の除去を命じた実話を映画化。
知識も経験もない少年兵捕虜に地雷撤去をさせていたという自国の黒い過去を映画にした意味は大きい。彼らを指揮するデンマーク人軍曹の少年兵達への近づいたり離れたりする距離感は、デンマークがこの事実を抱える苦悩を表現しているのかもしれない。
少年兵役の青年達の顔がいい。映画ってやっぱり表情というか顔だなと思う。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
hhhtmcnerdさん私も激しく同意です。映画って「表情」だと思っています。私も激しく同意です。映画って「表情」だと思っています。2020/02/02
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おそらく半年に一度か、年に一度くらいでナチス関連を見ています。
その中ではかなり埋もれてしまうような内容でした。
切り取り方は新鮮でしたが、戦争の悪さも、ヒトラーのひどさも伝え方がソフトでしたね。
こんなもんじゃないんですよ。多分。
黄色い星の子供達の方がメッセージが伝わります。 -
★★★liked it
『ヒトラーの忘れもの』 マーチン・ピータ・サンフリト監督
Land of Mine
戦後、デンマークで地雷除去を命じられた
ドイツ少年兵の悲劇
ドキュメンタリー映画のような臨場感
観ることが辛い、悲しい
幼いドイツ少年兵の人権を、この角度で
描くことができるだけ、時が流れている
それだけ忘れ去られてることも多いと思う
デンマークで、この映画が製作されたことに
”勇気”を感じました
軍曹がとった行動を、世界中の人の心で共有
できる、そんな時代が来ることを信じたい。 -
デンマークは第二次世界大戦中ドイツに占領された。その間、デンマークの海岸線にドイツ軍は大量の地雷を埋めた。戦争が終わり、捕虜となったドイツ軍がその地雷を除去した。2000人にのぼるその大半は少年兵だった。除去したものの半数は死んだ。
除去は10人単位位に分かれて行ったらしく、指導のデンマーク軍曹は最初とてもドイツ兵を手荒に扱っているが、内心ではこんな少年にこの任務をさせるのか、という思いだったのが後半になって分かる。最後はあと500m行けばドイツとの国境だといって残った4人の少年兵を逃す。
とても重い映画。こんな史実もあったのかと初めて知った。
自分の埋めたものだからドイツ軍が除去するのは当然という考え方もできるが、せめて職業軍人がやるべきだった・・ シベリア抑留もこんな感じだったのかなと思った。ドイツとデンマークは国境を接していた・・のも初めて知った。
2015デンマーク、ドイツ
2018.7.1スターチャンネル1無料 -
戦争映画では大体悪者にされるドイツ側を、別の焦点から映した作品。
戦争は例えそれが終わった後でも、
いろんな場所でいろんな形で人々を苛み続けるものなんだなあと思いました...。
緊張感がずっと続くのでとても心臓に悪かったです; -
字幕: 吉川美奈子
気持ち的には★3.5。