仇敵 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 痛快!と言う感じでもなかったですが面白かったです。
    元エリート銀行員で今は庶務行員の主人公が大活躍。
    短編なんだけど一つの事件に絡みあっていてラストは解決して良かった。勧善懲悪で良き(^^)

  • 池井戸潤の銀行モノと書いてあって手に取った。大手銀行を権力者の悪事を暴こうとして失敗して首にされ、しがない小銀行で庶務行員をしている主人公。かってのライバルが謎の死を遂げ、その裏でうごめく仇敵をどうやって追い詰めるかというストーリー。手形がどうとか割引がどうとか金融の説明が多い。協力してくれる仲間がいるところと、悪い奴をバッサリな痛快さは半沢シリーズに共通するが、主人公は何回も敵の下っ端チンピラにボコボコにされるのと、人が自殺にみせかけて2~3人殺されるfのが半沢シリーズと違う。しかも最後は一応決着つくけど、打ち切りみたいにページが少なくて、仇敵がその後どうなったかが詳しく書かれてなくて、思いっきりスッキリできない。

  • 2015年7月スタート日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」ドラマ化エピソード収録作 主演:杏◆ 幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。エリートから地方銀行の庶務行員となるが、人生の豊かさを知る。だが、元ライバルからの電話が再び運命を揺るがす――。不正を知った男(ライバル)は謎の死を迎え、恋窪は“仇敵”への復讐を誓う。乱歩賞作家、渾身の連作ミステリー。

  • 池井戸潤の銀行小説。
    都銀を追われたエースが地方銀行の閑職を悠々自適に過ごそうとするも、かつての政敵に遭遇。政敵の不正を暴くべく奔走とする小説。
    フィクション性はかなり強いものの、その分スリルが溢れて、娯楽小説として面白く読める。

  • オーディブルにて。
    思わずドラマ化するなら誰をキャスティングしようかと思い巡らせてしまった。
    銀行印という設定の主人公の有能さと勇敢さはちょっと現実的ではないけれど、エンターテイメントとしてこれだけ優れていれば、そんなことは全く気にならない。
    財務諸表の読み解きなどが繰り返し出てくるところは映像向きではないのかもしれないけれど、文句なしに面白かった。

  • 2023.07.01
    主人公と若手行員、こういう仕事の動き方が許されるくらい銀行員って自由なの?
    そもそもの疑問がずっと頭を離れなかった。

  • 銀行がらみの話では、今までと違った事件がらみであった。半沢直樹シリーズよりはドキドキ感が少なく、最後は少々突然終わった感がが否めないが、やはり池井戸さんの作品は楽しい。

  • 銀行をテーマにした話でおもしろかった。
    銀行員に一般行員と庶務行員の二種類があるとは知らなかった。話の展開は、次を読みたくなるような感じで、飽きずに楽しんで読むことができた。作者が下町ロケットの作者とは知らずにこの本を読んだが、次の本を読んでみたくなった。東野圭吾の作品を続けて読んでいたが、しばらく池井戸潤の作品を読んでいきたいと思っている。

  • ストーリーは面白かったが、まだ完結していない?
    銀行の用語をもっと詳しく学んでから読んだ方が良さそう。

  • 池井戸潤氏らしい銀行を舞台にしたミステリーです。短編になっていますが、おおきく一つの物語を構成しています。ドラマ「花咲舞は黙ってない」に使われていた物語がありました。ドラマも原作もどちらも充実したお話でした。やはり面白い!

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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