- Amazon.co.jp ・電子書籍 (213ページ)
感想・レビュー・書評
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スタートアップに必要な心構えとか、どういったものを目指してスタートアップをするかどうかを解説した本。
簡易な文体にシンプルな主張で、非常にわかりやすかった。
とにかくPDCAを回せというありがちなアドバイスもあったが、根本をなす、「全く利益が出なさそうで誰もやってないことをやれ」という主張はたしかにと思える主張だった。
個人的に好きな一文は
「ドラッカーは「イノベーションに対する最高の賛辞は、『なぜ自分には思いつかなかったか』であると言っていた」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ピーター・ティール、ポール・グレアムといったシリコンバレー系のアントレプレナーの引用が多い。ピーター・ティールの「ゼロ・トゥ・ワン」を読んだ方であれば、既知の内容が多いかもしれません。
著者独自の主張が少ない印象を受けました。しかしサクッと読むことはできるので、手っ取り早くスタートアップの知識を得たい方には良いと思います。
【メモ】
・スタートアップは半直観的である
└半直観的=瞬時の推論や直観的な判断が実は正しくない事柄のこと
・スタートアップは世界の不確実性を良い方向に利用して、短期間での急成長を狙う
・素早く独占するための条件
①小さな市場を選ぶこと
②少数の特定の顧客が集中していること
③ライバルがほとんどいないこと
④顧客に刺さり続ける仕組みがあること
⑤スケールのために必要な限界費用が低いこと
・長期の独占状態を作るための要素
①専売的な技術
②ネットワーク効果
③規模の経済
④ブランド
・初期の製品で重要なのは継続率と離脱率
・セールスや初期の顧客獲得は創業者自身がすべき
・スタートアップにとってのカスタマーサポートは製品以外の体験を提供できる重要な活動