史上最年少記録を塗り替えた強さの秘密 藤井聡太四段 14歳プロは羽生を超えるか【文春e-Books】 [Kindle]

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  • 本インタビューは、文芸春秋の2017年3月号に掲載された記事を電子書籍化したものである。
    藤井聡は、2016年にプロデビュー。初戦で将棋界最年少の藤井は、将棋界最年長の加藤一二三と対戦。加藤は将棋界初の中学生でのプロ棋士。以降、中学生でプロ棋士となったのは、谷川・羽生・渡辺、いずれもタイトルホルダーであり、将棋界のトッププロとして活躍した、あるいは、まだ活躍している棋士たちである。そして5人目の中学生プロ棋士が藤井聡。中学生時代にプロ棋士になった者同士の対戦、そして、最年長と最年少、将棋連盟もうまい対戦を仕組んだものだと思う。思惑通りに、この対戦は話題を呼び、藤井ばかりではなく、加藤も人気を呼んだ。
    初戦で加藤に勝利した藤井は、以降も連勝を続ける。この電子書籍のもとになる記事が文芸春秋に掲載された2017年初めは、藤井がまだ連勝を続けていた頃であり、マスコミで大きな話題になり始めた頃である。
    記事の題名は、「史上最年少記録を塗り替えた強さの秘密」であるが、別に「強さの秘密」が書かれているわけではなく、棋士・藤井聡の子供時代から棋士になるまで、そして、棋士になってからの歩みと活躍を紹介したものである。本記事ならではの内容はないが、うまく整理され、面白く書かれている記事だ。

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著者プロフィール

1973年、山口県生まれ。将棋観戦記者。東京大学将棋部OB。在学中より将棋書籍の編集に従事。同大学法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務める。日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継にも携わる。著書に『ルポ電王戦 人間 vs. コンピュータの真実』(NHK出版)。

「2015年 『ドキュメント コンピュータ将棋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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