総理 (幻冬舎文庫) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
3.95
  • (6)
  • (9)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 64
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (195ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ただの総理の御用聞きである著者の自慢に終止した本。読む意義は皆無だった。

  • “総理”とは文字通り安倍晋三内閣総理大臣のことで、第1次安倍政権の終焉から復活し、第2次安倍政権の誕生、そして今日に至るまでの安倍政権を山口さんと安倍総理や麻生副総理との会話や動きを通して描かれている。

    僕ら民間人は安倍政権についての情報はメディアを通してしか得ることができない。よって、メディアが情報操作を行えば、僕らは盲目的にそれを信じてしまうきらいがある。

    しかし、この本はそういった情報操作は全く行われておらず、ありのままの安倍政権の裏側が描かれている。

    僕は安倍総理を支持する人にはもちろんだが、むしろ露骨な反安倍総理を訴える人ほどこの本を読むべきだと思う。

    反安倍総理を訴えている人には大きな特徴がある。それは、安倍総理の政策に嫌悪感を示しているが、それ以上に安倍晋三という人間に対して嫌悪感を抱いているということである。

    それはなぜだろうか。反安倍総理の人たちが抱く安倍晋三像というのはメディアが作り上げたものだと思う。たとえば、安倍晋三は戦争好きや独裁者、メディアに圧力をかけているといった人物像はすべてメディアが発信したものである。

    ところが、この本の中に描かれている安倍晋三という政治家はそれとは程遠い、穏やかだけど強烈なリーダーシップを持った頼れる人物である。

    いやいや、この本こそ情報操作が行われているといわれたらそれまでだが、そう言う人に限って安倍総理の政策うんぬんよりもただ単に人間性が嫌いな場合が多い。

    たとえば、反安倍総理の人がよく、「戦争法案は廃止」と訴えるが、それは果たして政策に反対しているのかそれとも政策にかこつけて安倍総理という政治家を否定しているのかどっちなのだろうか。

    僕は後者だと思う。

    なぜなら、彼らは廃止するのであればなぜ廃止したいのかを言わない。あるいは安倍総理が掲げる安保法案が気に入らないのならその対案を出さないからである。

    チャイナは絶対に攻めてこないから安保法案はいらないと訴える人たちは、チャイナの日本に対する接続水域や領海の侵犯に対してなんの声も上げない。

    これらの行為は立派な侵略行為である。侵略行為は戦争行為の序章である。戦争嫌だと叫ぶ平和主義の人たちならこれに真っ先に反応して、「チャイナは侵略行為をやめろ!」とデモを行うべきではないだろうか。

    ところが、彼らはそう言った行為は行わずに、ただただ安倍総理に対する批判を行うだけなのである。

    その光景は、とりわけなにかされたわけじゃないけど、ただなんとなく態度とか見た目が気に食わないからイライラするし嫌いだという小学生や中学生に見える。

    改めていうが、そういった印象はすべてメディアが作り上げたものである。

    メディアが伝える安倍晋三という人間と『総理』が伝える安倍晋三という人間、どちらを信じるかはあなた次第である。

  • 170531-0603

全3件中 1 - 3件を表示

山口敬之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×