歌舞伎町ダムド 〈ジウ〉サーガ (中公文庫) [Kindle]

著者 :
  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 歌舞伎町セブンを読んだと思うのだけれど、ブクログに入れてない……?
    要するにセブンの続編になる。
    ハイスピードのアクションとサスペンス。さすがの迫力で面白かった。
    東さんが好きなのでたいへん嬉しい。
    ジンさんも好き。おじさんすき。
    ダムドについては、何だろうな、ジウ崇拝はいいが、おめーはダメだ、と思った。
    まだ続編があるのだろうか。読もう。
    たぶん歌舞伎町セブンを読んだはずなのだが、記憶にないのでまた読むかもしれない。

  • ジウシリーズ読んでも伊崎基子には全く感情移入出来ませんでしたが、

    これに出てくる基子は感情移入して読めます。

    母性とかそういうことじゃないけど、

    息子を人質にとられて…というのはなんかストンと入ってきた。

    男性作家がそういうの書くとどうしてもステレオタイプになりがちだけど、

    誉田さんはそういうのがほとんど無くて自然なところが好きです。

    むしろよくわからなかったのは、ジロウ。

    セックスしてるし、基子に情が湧いたってことなのか??

    なぜいきなり基子をめっちゃ助けようとするのかが、今ひとつ分からなかった。

    そういうのは全て本筋とは関係ないが、本筋ももちろん面白い。

    ノワールをもう一度読み返したくなるけど、「ゲノム」の方が先かな?

    いや刊行順と考えるとノワールが先か?

  • This is a story of a murder group who secretly protects police officers.

    The murder group "Kabukicho Seven" is composed of a yakuza chief, a freelance journalist, a former police officer, a young girl, etc., and carries out one mission. Each one is flat and plays their part. I like that kind of teamwork.

  • <ジウ>サーガ、再び-。7年前に起きた事件でジウと出会い、自らもジウになろうとする謎の男。巻き込まれてゆく新宿署の東弘樹警部補、そして「歌舞伎町セブン」。

    「歌舞伎町セブン」の続編。相変わらず読ませる力は十分。特に私は前作とあまり間をあけずに読んだので、登場人物のキャラを十分把握・記憶していて楽しめた。歌舞伎町シリーズの3作目も図書館予約の多さから人気シリーズであることがわかった。こうなったら原点の「ジウ」シリーズも読んでみようか。
    (B)

    • g2altさん
      東殺し。小説の中で初めてみた。
      北野たけしの初監督、主演の刑事の名前も東
      東殺し。小説の中で初めてみた。
      北野たけしの初監督、主演の刑事の名前も東
      2019/05/14
  • ジウの事件から7年。
    伝説の犯罪者に自らを重ねる男、ダムドが現れ歌舞伎町にまた殺戮が。
    再び動き出した新世界秩序と、そんな組織に狙われる新宿署の東警部補。
    危機を迎える彼の援護にまわったのは歌舞伎町の秩序を保つために
    動く陰の組織「歌舞伎町セブン」だった。

    という感じでジウ三部作がまだまだ続いていたということに。
    今作でも完結しておらず、次がすでに刊行されている。


    ちょっとね、いや、かなり殺害(殺戮)シーンが過激でグロいんだけど
    誉田さんの本はそれでも読ませ続ける魅力がある。
    ミサキこと伊崎基子のその後もしっかりと描かれており、
    ジウから読んでいる読者には嬉しい限り。
    欲を言うなら美咲のことももっと・・・なんだけどね。

    さてさて、このシリーズはどうなっていくのかな。
    次で終わるのかな。

  • ジウが起こした歌舞伎町封鎖事件から、新たにある種の世直し集団である歌舞伎町セブンに繋がり、今回の作品。
    ジウシリーズでもメインだった東刑事。
    彼自身がターゲットに?
    複数の作品にまたがる壮大なスケールで展開される。あの作品のこの部分が今回のこれに繋がるのか?と過去作品を思わず読み返そうと思うほど。
    かなりやんちゃすぎて、ここまでは…と思う部分があるが、裏で糸を引くのはこんな風になってるんじゃ?と思う。
    いやー、久々の誉田哲也作品。やっぱ面白い。
    続編もあるのかなぁ。

  • 歌舞伎町セブンのメンバーの過去が紹介される点、東刑事との関わりは良かった。
    残念だったのは、タイトルにダムドと関した割に、ダムドが大したキャラじゃなかったことかな。
    後、ダムドとセブンとでターゲットが被った理由が良くわからなかった。

    The point that the member's past of Kabukicho Seven is introduced, collaboration with detective Azuma was good.

    The point that title's criminal "Damned" is not a big character was bad.

    And, I did not understand the reason why the 1st target was overlap Damned and Seven.

  • ジウ、ストロベリーナイトで誉田哲也の作品が好きになった私としては、久々に「らしさ」が垣間見えた印象です。独特のグロい表現で始まる出たしは、その先の興味を掻き立てられました。

    ただ、やや尻つぼみな感じも受けたのも事実です。ジウは3巻まである長編ですし、ストロベリーナイトはあまりに鮮烈だったので、それらと比べることがよくないのかもしれませんが、あの時ほどのインパクトはありません。

    ダムドも思ったよりも強くなかった。歌舞伎町セブンのメンバーも誰も死ななかった。東も死ななかった。そういう点では、この物語の前作にあたる歌舞伎町セブンの方がドキドキは上でした。

    伊崎も戻ってきて、東も生き残り、美咲も登場し、新しいミヤジも登場したので、次作への前振りと思っておきます。

  • 出だしのグロい描写で読む気無くなった。。。
    ジウシリーズ、セブンは、面白かったのに。。。

  • 【読間】80p時点。

    久しぶりの誉田哲也は、「黒い誉田」。
    冒頭・・・・・・・・黒い、黒すぎる。暗黒だぁ。
    「黒い誉田」にはだいぶ慣れてきていたはずだが、さすがに今回は目を背けたくなった。

    さて、本編。
    ミサキの正体が判明。やっぱりアイツかっ。
    「セブン」を読んだ際の感想が当たっていてニンマリ。しかし、ここで“ミヤジ”の名が出てくるのは予想外。

    続きも、楽しみ過ぎる。。。


    【読間②】第3章まで。
    ミヤジ、ダムド、ジロウの過去、東抹殺指令、ミサキの逡巡、手塚の死の謎、女性記者ツチヤ・・・。

    色々謎過ぎる。既に文庫本の半分は消化している。残り半分で、果たしてこれらの謎が全て明かされ切るのだろうか?それとも先日刊行されたばかりの、姫川ものとの2冊組みの新刊へと“次巻へ続く”なのか?

    寝る間が惜しい。


    【読了】
    終盤、やや駆け足に過ぎた感は否めないかな。あれだけ引っ張った“ダムド”の最期もあっけなさ過ぎたし。

    けれども、一足跳びに駆け抜けた分、物語の疾走感は増し、高いテンションで読み終えられて◎。

    ★4つ、8ポイント半。
    2017.04.30.新。

    ※内通者を排除し、名簿を活用して当面の危機は脱した“セブン”と東警部だが・・・“根っこ”はまだまだ顕在。シリーズは当然まだ続く・・・次作ははたして、文庫化されるのを待ちきれるか不安(笑)。

    待ちきれなくなりそうになって単行本の帯を流し読んでしまったところによると(苦笑)、“セブン”から一人、死者が出るのだとか・・・。誰だろう?

    誉田作品ならヒロイン級の退場は無さそうだから、あるとするなら“ジロウ”か?
    “衝撃度”でインパクトを求めるなら“欠伸のリュウ”か?



    ※あ、そうそう・・・。別な方のレビューにを漁っていたら、“ミサキ”だけじゃなく“ジロウ”も、別な誉田作品からの引用キャラであるかのようなコメントを見かけた。
    誉田作品は少なくとも文庫化されてる分の9割は読んでるのだが、該当キャラが思い浮かばない(苦笑)。誰だろう?

    予想・・・「ハング」の主人公?(キャラ名失念)
    予想2・・「国境事変」の、公安の若手くん?
    予想3・・まさかまさかの、菊田くん?いや、それは無いよね(苦笑)。
    予想4・・まだ未読な“白い誉田”から?
    予想5・・そもそも、↑のレビューがして、ガセ?

    さて、次作を読めばその謎が解けるのか?



    ※あ、どなたかがコメント欄にて教えてくれる・・というのも、歓迎です。“ネタバレしたなぁ”と逆恨みすることはありませんので、よかったら教えてやってくださいませ。

    • chie0305さん
      誉田さんの作風を分かってるってことですよね。流石です。私は未熟なので…文面を素直に読み過ぎました…。でも、「ダムド」読んで良かったです。あれ...
      誉田さんの作風を分かってるってことですよね。流石です。私は未熟なので…文面を素直に読み過ぎました…。でも、「ダムド」読んで良かったです。あれ~?のまま終わるところでした(笑)
      2017/08/24
    • 恵瑠さん
      こんばんは。コメントありがとうございます!(コメントが初めてだったので、時間が経つとどこを見ればいいのか分からなくて、お返事遅くなってすみま...
      こんばんは。コメントありがとうございます!(コメントが初めてだったので、時間が経つとどこを見ればいいのか分からなくて、お返事遅くなってすみません)
      誉田哲也さんは黒すぎて、時々読んでいて辛いときがあるのですが、文章の組み立て方が好きです。
      こちらの「ダムド」と「セブン」も読んでみたいと思っています。
      青春ものも読んでみます。おススメいただいて、ありがとうございます。

      私のおススメは東野圭吾さんなのですが、ダークや黒い部分はあまりありませんが、情に訴えるものが多いかな?と思いマス。「使命と魂のリミット」が私的にはおススメです。タイトルの付け方も好きで。

      あと医療系で海堂尊氏。不妊治療を題材にした「ジーン・ワルツ」「マドンナ・ヴェルデ」(並行して進むストーリーです)
      男性にとっては、女って怖い!って思われるかもですが・・・。

      好きな作品を語れる方とお知り合いになれて嬉しいです。
      フォローもありがとうございます<m(__)m>
      2018/02/17
    • hs19501112さん
      コメント感謝です♪
      好きな作家さんを語れることの嬉しさ、自分も同じです。

      東野圭吾さんは、たまに読みます。
      相方に「祈りの幕が下り...
      コメント感謝です♪
      好きな作家さんを語れることの嬉しさ、自分も同じです。

      東野圭吾さんは、たまに読みます。
      相方に「祈りの幕が下りる時」をプレゼントされたものの、加賀シリーズはその時点で4冊くらいしか読んでいなくて・・・慌てて未読の分を追っているところです(笑)。

      「赤い指」に泣かされました。
      海堂さんも、わりと好きです。「マドンナ・ヴェルデ」も読みました。映画(ジーンワルツの方だったかしら)は観てないけれど、好きな女優である菅野美穂さんのイメージで。

      「ジェネラル ルージュの・・・」も、イイですね♪
      2018/02/19
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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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