ifの悲劇 (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 読書をしていると、もし違う出来事が起きたら物語はどのように進むのかと想像したことがあります。
    この物語も同じ事件を2つの解釈で進んでいくという、斬新な発想がとても良かったです。
    ただ、内容が面白くない。2つの出来事で進んだとして、そこから新たな発見があったとして驚きも少なく引きこまれませんでした。

  • やはり浦賀和宏氏の作品は難解である。
    流行ラノベ作家・花田欽也の妹・彩が,勤めていた商社のビル屋上から転落死した。警察は婚約者から婚約を破棄されたことを悲観しての自殺と結論づけたようだが花田欽也こと加納は納得せず婚約者だった奥津行彦が殺したものと信じ込み,綿密な計画の下,奥津を殺害するもその帰り道で交通事故を起こしかける。ここで物語は2つのパラレルワールドに分かれる。1つは交通事故で相手を轢き殺してしまって,死体を隠蔽するケース,もう1つは危うく轢きそうになっただけだが顔を見られ,奥津殺害の犯人と目をつけられ恐喝されるケース。
    最後には全ての種明かしの章が設けられているのだが,これを読んでもいまいち納得がいかない。叙述トリック的なものもありそれだけでも十分ややこしいのに2つに別れたストーリーの意味がわからない。2つのストーリーが章ごとに交互に語られるので何がどっちの話だったかこんがらかる。何回か読み返したら分かるのだろうか。Amazonの内容紹介では,あっさり花田欽也=加納豪と書かれているが,「豪」という下の名前が明かされるのはちょうど真ん中くらいである。

  • 複雑すぎないかなあ。

  • ごちゃごちゃしてなにか分かり辛かった部分もある。
    最後にここはどうだのあそこはどうだのの
    解説があるのだが、長い。

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著者プロフィール

1978年、神奈川県生まれ。1998年、『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー。『時の鳥籠』『頭蓋骨の中の楽園』など、著書多数。2020年、急逝。

「2020年 『こわれもの 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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