「君の名は。」DVDスタンダード・エディション(早期購入特典:特製フィルムしおり付き)

監督 : 新海誠 
出演 : 神木隆之介  上白石萌音  成田凌  悠木碧  島﨑信長  石川界人  谷花音  長澤まさみ  市原悦子 
  • 東宝
3.93
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104107633

感想・レビュー・書評

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  • 2018/9/10 2回目

    地上波ノーカットを録画してたので視聴。星4から星5。やっぱり良く出来てると思って普通に感動もしてしまった。殿堂入りだ\(^-^)/

    AIRとかひぐらしのなく頃にを連想するのはなんだろうー神事とか神秘とか神話とかそんな感覚かな


    以下1回目の感想

    2017/7/30

    Amazonビデオレンタルで。シンゴジラもそうだったけど、話題になる映画って外れないな。素晴らしく面白かった。

    序盤のストーリーは、体入れ替わって、その時間を覚えていないけど現実で途中から日記とかでやりとりしてこじらせてるな~という感じだったけど、糸守湖到着から急展開で引き込まれた。

    伏線や細かい設定の作り込みも手抜きがないので何度みても新しい発見や気づきがあると思う。今後地上波放送されるのが楽しみ。

    でもやっぱり恋愛色が強すぎてそこが苦手。手にすきだって書いてるところが特に悶絶もんだったな。名前書けよ、、、

  • 入れ替わりを通して、いつの間にか惹かれ合っていた2人。
    映像と音楽から伝わる心理描写が素敵でした。

    この時のために入れ替わっていたのだと分かった時。
    瀧くんの、三葉を救いたいという強い想いに、心を打たれました。

  • 映画館にて鑑賞2016.10.1

    新海作品は「ほしのこえ」以来。
    正直、話題になっているから見た感じ。ww

    ただ・・・脱帽。

    新海誠の真骨頂である絵のきれいさは言うに及ばず
    物語の魅力があって面白かった。

    男女入れ替わり、タイムリープ、いいつたえ、恋心
    青春、大人への入り口・・・
    リアリティ風味も感じられるファンタジー。

    何度見ても良いなと思わせる何かがある作品でした。
    ただ、だんだん進化・洗練されていくと捕らえていいのでしょうけれど
    新海監督の手を離れていく感じが若干寂しい?残念?な気もするけど
    難しいかもしれないけどこれに続くような面白い映画を
    また見せて欲しいと思います。

  • 映画館で鑑賞。映画館で観られてよかった。

    中盤の大転換があってから後半は「え、この先どうなるの」というドキドキ感で一気に面白く観終えることができた。そこに、映像美とRADWIMPSの音楽のよさが重なる。

    感動というよりも、話の展開がとにかくおもしろかった印象。観終わってすぐ、もう一度最初から観たくなった。

  • ミステリー小説ならぬ、ミステリー映画と呼ぶべきか。色々突っ込みどころはありつつも、なんか分からんけど涙が出てきてしまう。振り返ると人のために戻りたい地点があって、映像も陳腐だと思ってたけど、最終的には 美しいと感じた。人間の描き方はしょぼいけど、ストーリーにつっこませつつ納得させてしまうのは、ある意味神話的で、この作品がこの世に存在意義がある。

  • 【入れ替わり群像劇の裏切り】

    正直入れ替わりもの系はパターンが決まってるかな って思って侮っていたんです。
    男女が入れ替わって、ドタバタ劇があって
    体とか恋愛事とか進路のことでって悩んで~っていう、青春劇
    そういうドラマとか漫画ってよくあるから。

    そんな予想をしているひとは結構いると思う。
    それをうまいこと逆転させたなぁー という、感動というよりも「してやられた!」というちょっと悔しい感じ。

    「入れ替わり」はただのきっかけであって、ふたりにとっては現実でなくあくまで夢であり、元に戻ろうとあがくどころかなんだかんだいってお互いを楽しんでいるようにさえ見える。
    この奇妙なつながりには実は驚異的なタイムラグがあって、残酷な運命に絶望する瀧。
    導入が三葉で、後半部分は瀧が
    それぞれの時間で主人公をしている っていう構成も面白かった。
    彗星が三葉の頭上を通ったその瞬間に、主人公がスイッチして、そこからはじめて
    「君の名は。」が始まる(起承転結の"転"よりも、"承"かなー)


    【カクリヨを越えて誰そ彼】

    さっきまで入れ替わっていた三葉は故人だった
    立ち入り禁止の看板の前で呆然とする瀧と私(視聴者)は同じ気持ちだった。
    過去の災害という、思ってもない展開。
    ラーメン屋までは「もうすぐで会えそう」「でも対面したら記憶が消えたりして」みたいなことを思っていただけに
    それすら叶わなくなった空っぽの町の威力は凄まじかった。


    三葉がはじめて彗星を見てから瀧の場面が続き、そこからカクリヨ=あの世 を渡り三葉の半分を得て
    三葉(の中身)が再び現れるのは3年後の瀧の体。
    ちがうけど、おなじときにお互い会いに行って、そしてちゃんと会うことができた
    (瀧はそのころ三葉を知らなかったから、会ったっていうのかなぁ....)
    山の峰で、誰そ彼での再会は、きっと現実じゃないんだろうなあと。
    運命を変えるために瀧が来たのだろうし
    その時は三葉はもう亡くなっているのだし。
    人ならざるものに出会う時間で、あの世とこの世の淵で。

    最初の古文の授業での「誰そ彼」「彼は誰」「彼誰そ」「逢魔が時」

    が、ここに来るんですよね。
    それこそ、「おまえは誰だ」とか「君の名前は」とか、言葉は変わるし意味も変わるけど
    ベースになるのはこの空の色と時間帯なんだろう。

    ふたりのつかの間の出会い。
    気持ちが、想いが、ちゃんと確信になった瞬間。
    それはすぐに終わってしまう。ほんとうに唐突で、ここで幻想的な場面から現実に引き戻される。


    ここが起承転結の転ですよ!なんて濃厚な映画なんだ!


    瀧の「名前はぁ!!」っていうところ超好き


    【人間関係】

    三葉と瀧のそれぞれの生活と入れ替わり生活を、視聴者は天の目(鳥の目ともいうんけ?)で見ることになる。
    イヤミな同級生にちゃんと文句いってやったりとか
    片思いの先輩にデートこぎつけるとか
    丸太で机(ベンチだったっけ?)を作るとか
    あこがれのカフェであこがれのスイーツを堪能するとか
    片方だとできないだろうことがもう片方だといとも簡単にできてしまう
    そこにおかしさとか、すがすがしさとか、なんだかこちらも楽しくなってくるんだよね。
    入れ替わりものだったらおどおどしたり問題を起こしたりするけどそんな気まずさはなく
    互いにムカついたり注意したりするけど結局は平穏な入れ替わり人生を送ってる。
    それはたぶん、周りの友達の存在があったから。
    「君の名は。」における友達の役割や安心感はめちゃくちゃ良い。ほんと良い。
    こういう作品って、サブキャラが主役のことが好きでーとかどうとかありがちなんだけど
    (正直奥寺先輩はビジュアルと設定からあこがれのままかひっかきまわしてメッチャにするかイヤ~な立ち位置なんだろうなと思ってたら違いました。ゴメンナサイ、とっても素敵な人だった。いい匂いしそう)


    テッシーが三葉のことちょっと気にかけてたけどそのくらいで、(最後にちゃんと嬉しいムスビしてるし)
    特にゴタゴタもなく、変な気持ちでサブキャラに気を取られることはなく
    特に好きなのは瀧(三葉)がお弁当忘れたのに即席コロッケパン振る舞ったところよね
    イケッメンめ

    三葉は奥寺先輩にと瀧をくっつけようとしちゃうけど、それがなんだか(瀧の方が気になって)変な気持ちになるのか
    それとも女性として奥寺先輩と仲良くしたかったのか
    んー、私はこのどちらもがあって涙したのかなと思うけど
    (三葉が泣いた理由は何なんだろう。瀧のことが好きだけど先輩とくっつけてあげようとして泣いてるって思ったけど考えてみるとそれだけじゃない気もする)

    瀧(三葉)サイドのキーが先輩だとしたら、三葉(瀧)サイドの重要人物はおばあちゃんかな
    映画でも小説でも、瀧はおばあちゃんの言葉をかみしめながら聞いている
    おばあちゃんも入れ替わりのことにうっすら気づいているし(本人も経験したようだし)
    都会で生きてきた瀧にとっては、田舎であり儀式がある生活は新鮮だったのかも
    それが吸収剤になって、三葉よりも素直に"ムスビ"を聞き理解したからこそ
    正しい選択をして、彗星から村人を守ったんだと思う。


    行動も気持ちも、周りの環境があったからこそ。
    この映画のテーマが"ムスビ"やつながりだというのなら、瀧と三葉の周りの功績も大きい。

    ラーメン屋のおじちゃんが地味にいい人なのよね。
    小説だとおにぎりと一緒にチャーシューの切れ端もお弁当でくれてるみたいで(おいしそう)



    見に行く前にツイッターで微ネタバレを見てしまったのだけど、それが「新海作品にしては救いのある終わり方だった」というもの。
    秒速5センチメートルやほかの作品を知っている人は、ご存じのとおり
    「美しさ」「儚さ」はトップクラスがゆえに、救いがなかったり希望がほぼない(かなり薄い)結末を迎えるものが多いのです。
    これまでの新海作品だったら、ふたりは再会していなくてひたすらモヤモヤモヤ~が止まらないだろう
    すれ違って終わりだったろうなきっと
    映画の評判の良しあしで動員人数もかなり変わると思うので(ガルパンしかりシンゴジしかり)
    もしあれがいつもの終わり方だったら批判のほうが多かったろうし。
    (ただ、新海作品らしくない という批判もあるのはある。良し悪しも人それぞれだけど
    "大衆向け作品" だったら大成功じゃないかな?)

    ちなみに自分が好きな新海作品は「ほしのこえ」です


    会わない終わり方も十分考えられた。けど最後の最後に再会した
    あそこは相当悩んだところなんではなかろうか。
    だって三葉は一度亡くなっているし、本来会うべき人じゃない。
    別々の人生のなかで、会うなら夢の中で、大人になってすれ違ってお互いは存在しているけど認識ができないままで,,, という終わり方も、「ムスビ」があるからそれはそれで完成された形になる。

    でも
    出会ってお互いだってわかって涙が出てきた
    大団円。最後の最後に「あーーーよかったなーーーもーーー」とほっとできた。
    長くも短くもない時間で全部が救われたのだからこれも絶妙なさじ加減。

    色合い

    風景
    音楽
    RADWIMPSが添える挿入歌も若者の苦悩から神秘的な出来事まで網羅して

    完成された映画だったね...


    最初のOP...というかなんかもうMVだった前前前世
    劇中歌の歌詞をしっかり読めば深読みばかりしそう
    タイトルも、なんだろなー自分の解釈としては直接的に解釈したら3世代(4世代?)前のこと
    ・・・と考えれば彗星回避のための巫女のことなんじゃないか
    シンプルに考えたらずっとずっと前から ともいえるし
    特に作者自身が「こうです」って明言してないから何とでも考えられるよね。
    映画見てあの開幕見てみたい。組紐が二人をつないでいるカットとても好き

    恋愛ものというよりSFものなので、考察も深読みも自由だからうれしいよね。
    別の形の新海作品伝統の「ふくらませた終わらせ方」なんだろうなあ


    つらつらと書き綴ってきましたが
    「3年間とスマホの差異」とか
    シン・ゴジラにも通じる「災害の与えた影響」なんかもまた考えて書いてみたい。


    思ったままに書いたので乱文でしたが
    「君の名は。」よい作品でしたー!


    (ブログの感想より引用しました。
    http://blog.livedoor.jp/cha_hitmin/archives/49426066.html#more

  • 絵もキレイ、ストーリーもハッピーエンドと何もいうことがなかった。最高の映画だったと思う。

    秒速5センチメートルの借りをここで返したという感じだった。

  • 映画館にて

  • 一言で言えば「非常にPOPな映画」でした!

    以前「深海誠監督の作品が良い!」と聞いて、Huluで見たんです。「秒速5センチメートル」を。
    「…これをいいって言ってるのは誰…?絶対オタクでしょうよ…(スミマセン…)」というのが正直な感想、
    中二病感がすごくてすごくて直視できず、とても耐えられなかったんだけど、
    これは全然違う!
    大衆的!ぜんぜん良い!こっちの方がぜんぜん好き!!

    また、ラッドウィンプスの曲が良い!非常にキャッチー!!

    そしてやっぱり、タイトルセンスが素晴らしい!
    「君の名前は」じゃなくて「君の名は。」
    テンポー!
    言いたくなるー!

    新海監督の映画だけど、新海監督の映画じゃないっていうか、
    プロデュースってこういうことなのかと思いました。
    川村元気さんって本当にすごい人なんだな。
    ヒットメーカーにもほどがあるな。
    子どもが生まれたら「元気」って名前つけようかな。

    途中、涙がつつつーっと頬をつたったんだけど、それは何の涙なのか自分でもいまいちわかりませんでした。
    悲しい…だけじゃない、つらい…ともまた違うし、胸が締め付けられるような感覚。
    頑張れ!間に合って!行かないで!みたいな感覚。
    ドキドキ、焦り?切なさ?

    東日本大震災を彷彿とさせる「自然災害の無情さ」かもしれません。
    どうにかなってほしい、でも理屈じゃない、どうにもならない、あの無情感。

    自分にとっては不思議で新しい感覚の映画で、
    何となくアバターを見たときや、ゼログラビティ見たときを思い出しました。
    「男女が入れ替わるSFラブストーリー」
    その通りなんだけれど、何かが新しい。

    流行った理由が体感できました。

著者プロフィール

1973年生まれ、長野県出身。
2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。
2016年『君の名は。』、2019年『天気の子』、2022年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

「2023年 『すずめの戸締まり(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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