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- / ISBN・EAN: 4548967333275
感想・レビュー・書評
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内容紹介 (Amazonより)
監督 クリント・イーストウッド × 主演 トム・ハンクス
あの航空機事故の知られざる衝撃の実話!
155人の命を救い、容疑者になった男
2009年1月15日、厳冬のニューヨーク。
160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如制御不能となった飛行機を、ハドソン川に不時着させ、
“乗員乗客155名全員生存"という驚愕の生還劇を成し遂げたサレンバーガー機長。
だが奇跡の裏側では、その判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた……。
映画としてはとても感動する話なので良いと思いますが 実話かどうかというとちょっと違うような...
Wikipediaによると、実話との相違点として劇中でサリー達は事故調査委員会から厳しい取り調べを受け、容疑者のように扱われているが、実際の取り調べは型通りのものでしかなく、その判断が疑われることはなかったとあります。
実話に沿った内容の映画にしていたら 感動度ももう少し減っていたかもしれないなぁ...と思ったり...
映画なんだから脚色して当たり前で ストーリーとしてはとても良かったので 観ている時はとても感動したのですが 後にレビューを書こうと検索したらすべてが衝撃の実話!ではなかったのがちょっと残念に思いました。
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2009年に起きた「USエアウェイズ1549便不時着水事故」を、乗客155人の命を救ったサレンバーガー機長(彼の愛称「サリー」が映画の原題)を主人公に描いている。
ヘタに大作にせず、96分の小品にまとめているところがよい。贅肉を削ぎ落とした、無駄のない映画だ。
「映画も作戦も100分で終わるべきだ。それ以上はケツが痛い」
――矢作俊彦・司城志朗の名作『ブロードウェイの戦車』の主人公(傭兵隊長)・ジョウの名セリフである。
すぐに2時間半超の大作にしたがる監督は、イーストウッドのサービス精神(「観客にいらざる負担をかけない」という意味のサービス精神)を見習うべきだ。
絶体絶命の危機に際して冷静沈着に行動し、危機のさなかでもジョークを飛ばしたりすること――それはハリウッド映画がくり返し描いてきた、“アメリカ的男らしさ”の核だ。本作はまさに、そのような男らしさを描いた映画である。
イーストウッドとしては、機長をストレートに「英雄」として描きたかったところだろう。また、これが1950年代の映画なら、機長は100%の英雄として描かれたに違いない。
しかし、いまどきのハリウッドで実話を映画化する場合、それほど単純なつくりにはできないのだろう。
映画は、「不時着がほんとうに必要だったのか? 他の空港への着陸が可能だったのではないか?」と疑う「国家運輸安全委員会」の官僚たちと、機長らとの“戦い”をストーリーの軸にしている。
事故調査の過程で、ネチネチと意地悪く(観客にはそう映る)、「機長の判断ミス」という結論に持っていこうとする官僚たち。しかし、最後には彼らも機長の判断が正しかったと認める。
……そのような“面倒な手続き”を経ないと、機長を英雄として描くことはできなかったのだろう。
アメリカという国の嫌な部分を象徴する官僚たちがスパイスの役割を果たすことで、結果的に見事な「アメリカ万歳」映画になっている。ひとひねりした愛国映画というべきか。
不時着に至るプロセスの緊迫感、上空から見るニューヨークの街並みの美しさなど、見どころも多い。
シンプルな実話を題材に、きっちり楽しめる映画にするあたり、さすがイーストウッドだ。 -
飛行機のトラブルから155人の乗客を救った機長は英雄視されるも国からは「その方法は正しかったのか」「本当に墜落の危機だったのか」等と彼の取った行動を疑問視されていて…
というざっくりあらすじ。
彼の行動を褒めそやす街の人たちの一方で、その言葉を居心地悪そうに聞いている風な機長の様子が印象的だったかな。 -
事故を調査し、分析することの重要性を感じました
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いい映画でしたが、まぁ、普通かな。
有名な「ハドソン川の奇跡」がテーマで、我々が知る英雄譚以外に現実が存在する、という当り前だけど忘れがちなことを見せてくれる話です。なので、ヒーロー爽快ものではなく、ず~っと重苦しい不穏な気配を感じながら鑑賞することになります。
クリントイーストウッドらしい画の撮り方だし、見せ方だし、構成だと思いました。人の光と影を描き出しながらも、アメリカって悪くないぜ精神が至る所で見られる作品でした。 -
2021/08/11
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再見でしたが、半分ドキュメントのような作りで分かりやすかったと思います。