- Amazon.co.jp ・電子書籍 (258ページ)
感想・レビュー・書評
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天涯孤独な高校生女子とスーパーカブの物語。
初めてエンジンで動く乗り物を手に入れ「どこへでも行ける」と、ちょっとした高揚感を得る、あの感じわかるなぁ。
初めてのことにちょっと尻込みしたり、不安なところを強がって隠したり、小さな冒険(ちょっちした遠出)をしたり。無鉄砲な礼子とのあれこれも楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とっても面白かった
知らないバイク乗りのあるある?が知れた。
これからはカブを目で追ってしまうと思う。 -
アニメを見て、漫画を古本屋でちらっと読み電子書籍で漫画版と間違えて小説版を購入というなんだかよくわからない経緯で読んだ1冊。
アニメは低温調理されている料理を見るようなゆるりとした面白さがあって原作も気になっていた。
何も持っていない少女がカブをもって自分の世界を着実に広げていくお話。 各章が細かく区切られていて隙間時間を使っても話の途中でなく章ごとに読み切れる文量になっているのが良かった。 原付に初めて乗って移動したときのワクワクや車の流れに乗れないことの危険性などバイク乗りが一度は経験したことがあるようなエピソードがあって読んでいて共感した。 -
アニメから入りました。いわゆるラノベの文体とは異なっている感じが面白いと思います(好き嫌いの分かれるところかも)。
わたしも自動車免許をとったときに、それまでも通っていた道がまったく違って見えました。その時の感覚はいまも残っています。そうした世界が変わるさまを丁寧に描いている佳作です。 -
【マルハの牛丼、マルハの中華丼】
たった2フレーズ…。
天才はいる。悔しいが。
100馬力位離されて、次、思い出されるのはこれ -
新しいことを始める楽しさが生き生きと描き出されていて良い。たまらなく旅行に出たくなった。できれば原付で。
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貧乏な主人公がカブに乗るようになり世界が開けてゆくお話
よくある出会いで変わってゆくお話でなく
バイク乗りという本性に
自然な話運びで目覚めていくところが独創的
これはライトノベルを読むような層には
独善性として敬遠されそうな転がし方だ(偏見)
バイク乗りが謳う面倒さ以上の快楽はさっぱりわからないが
騒音のうるささに鈍感なのはまったく同情の余地なし
それでもスマホいじりながら自転車こいでるのよりはマシか