実はおもしろい経営戦略の話 (SB新書) [Kindle]

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  • 『給水地はどこか?』が、ビジネスでもスポーツでも議論でも恋愛でも大切。

    アレキサンダー大王は、得意の「陸戦」を駆使。沿岸にある敵の艦隊給水地を、ことごとく制圧していったのです。いかに強靭なペルシャの大艦隊でも、船乗りや兵士たちに真水が供給できなくなると、まるで機能しません。アレキサンダー大王は、自軍の強みを活かした戦略で、敵の強みを無力化することに成功し、見事、戦いに勝ちました。

    マハンは「国家の存亡は制海権の確保にある」と説きました。現代のいかなる国家も、交易なしにはあり得ません。シーレーン(海上輸送路)の確保と湾岸設備の活用が、命題の1つになっています。
    企業における海洋は、仕入れ先や顧客といった自分たちを囲む環境に他なりません。企業における制海権を競合に1つひとつ押さえられては、真綿で首を絞められるように弱っていき、最終的には潰れてしまいます。いかに仕入れ先や顧客を自分の側に留めておくかは見落とされがちなのです。

    給水地はどこか?

  • 実はそんなに面白くなかった。普通に知っている事例を並べただけの印象。

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著者プロフィール

野田 稔(のだ・みのる)
明治大学大学院専任教授。一橋大学商学部卒業、株式会社野村総合研究所入社。1987年一橋大学院修士課程修了。野村総合研究所復帰後、経営戦略コンサルティング室長、経営コンサルティング一部部長を経て2001年3月退社。多摩大学経営情報学部教授、株式会社リクルート新規事業担当フェローを経て、2008年4月より現職。リクルートワークス研究所特任研究顧問を兼任。著書は『組織論再入門』『中堅崩壊』(以上ダイヤモンド社)、『二流を超一流に変える「心」の燃やし方』(フォレスト出版)、『野田稔のリーダーになるための教科書』(宝島社)、『あたたかい組織感情』(ソフトバンククリエイティブ)など多数。

「2022年 『ひと目でわかる マネジメントのしくみとはたらき図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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