動物たちが教えてくれる 海の中のくらしかた (月刊たくさんのふしぎ2017年8月号)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910159230875

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  • 中学2年生の国語の教科書(光村図書)にも載ったというバイオロギングによる動物生態調査のお話。中3の娘が著者名を見て「あ!」といってすぐに国語の教科書をもってきてみせてくれた。
    動物の体に取り付けることのできる小さな機械のおかげで人間の目の前にいるとき以外の行動範囲を把握してわかってきたことがたくさんあるということ(しかもそれは最新の絵本の構成などにもちゃんと生かされている→この絵本にあるアデリーペンギンたちの生態はすでに「ちいさなかがくのとも」かなにかで読んだことがある)、好奇心と技術の進化を車の両輪とした研究の醍醐味が味わえる。

  • バイオロギングについて、そのような調査方法ああるのは知っていたが、その実際については全くしらなかった。
    海の中のあんな小さな生き物たち、大きいものではクジラがいるが、人間の知らないところでどんなくらしをしているかを垣間見れる。人間が環境に与えてきた負荷も、これで随分と明らかになっているのだろう。

  • 獲物を狩る時とか天敵から逃げる時とかではなく、通常時の潜水速度がどの生き物も近い範囲に集中しているところが興味深い。

  • 南極船しらせに見学に行く直前に読めたので、とてもよかった。

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著者プロフィール

佐藤克文 1967年、宮城県生まれ。東京大学大気海洋研究所行動生態計測分野教授。農学博士(1995年京都大学)。著書に『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ』(光文社新書)、『巨大翼竜は飛べたのか』(平凡社新書)などがある。2020年より小学校国語五(東京書籍)に「動物たちが教えてくれる海の中のくらし」が掲載されている。ナショナルジオグラフィック協会のエマージングエクスプローラー受賞(2009年)。

「2020年 『海の中のくらし 動物たちが教えてくれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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