ラ・ラ・ランド スタンダード・エディション [DVD]

監督 : デイミアン・チャゼル 
出演 : ライアン・ゴズリング  エマ・ストーン  カリー・ヘルナンデス  ジェシカ・ローゼンバーグ  ソノヤ・ミズノ 
  • ポニーキャニオン
3.61
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  • (10)
本棚登録 : 1107
感想 : 251
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013338890

感想・レビュー・書評

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  • 夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)(ライアン・ゴズリング)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる……。
    自作の脚本による独り舞台などで女優としての成功を夢見るミアと自分が好きな本格的なジャズを思い切り演奏し本格的なジャズが売りのジャズバーを経営することを夢見るセバスチャンが何度か印象悪いスレ違いをした末にあるパーティで再会したのをきっかけに恋に落ちるという展開が、往年のハリウッド映画のラブロマンスの王道で逆にどきどきキュンキュンさせる。
    セバスチャンがミアとの安定した生活のために自分がやりたい方向性じゃないけど妥協して参加したバンドが成功したことから、信念を曲げて成功したセバスチャンへの幻滅と嫉妬がミアに生まれセバスチャンとの関係が狂っていく展開、ミアが自分の才能に見切りをつけて女優を辞めようとする展開は、夢が自分の思う通りに叶ったり才能が思う通りに花開くことが難しいという現実のほろ苦い部分を描いている。
    だからこそミアに思いがけないチャンスが舞い込み、これ以上恥ずかしい思いをしたくないと躊躇するのをセバスチャンに背中を押されオーディションを受けて女優としての道が開く展開は、「夢見る者は傍目には冷たい水に飛び込むような愚か者に見えるだろう。だからこそ夢見る者は明日を切り開く」と夢見ることの尊さが、感動的に強く観る者に伝わり勇気づけてくれます。
    オープニングで心を掴まれる「アナザーデイ・オブ・サン」、ロマンスや成功のきっかけになる運命の人を探し求める「サムワン・イン・ザ・クラウド」、「あなたなんか対象外よ」とお互いに言い合いながら惹かれ合う気持ちを華麗なダンスと共に唄った「ア・ラブリー・ナイト」、ミアが「夢見る者そして夢見ることは尊い」という自分の思いを込めた「オーディション(ザ・フールズ・フー・ドリーム)」と、ブロードウェイの舞台「キャバレー」での演技と歌唱が絶賛されたエマ・ストーンとライアン・ゴズリングの華麗な歌声とダンスとピアノが、セリフ以上にミアとセバスチャンの心情を描き、夢見ることの陶酔と高揚とほろ苦さを堪能させてくれる傑作ミュージカル映画です。

  • 可もなく不可もなくという印象です。男と女が出会い、お互いの夢の実現のために努力するが思うようにならず苦悩する二人。ラストは甘酸っぱく切ない。綺麗な映画です。

  • アマゾンプライムで視聴。

    評判は聞いてましたが、これまでなんとなく避けてました。

    ちゃんとストーリーがあって、歌もよく、初めて知った女優(エマ・ストーン)も良くて、星5つ。

    ただ切ない気持ちになりますね。

  • ハリウッド〜

    最後の展開さいこうかよ...

  • ありきたりなハッピーエンドにしなかったところにこの映画の良さがある。

    それぞれ別の道を選んで、5年後の再会。

    再開の場所は、ミアが提案した名前のジャズバー。

    そこで、1曲の演奏の間に、もし二人が別れなかったらという別の世界が展開される。

    最後の別れ際に交わされる二人の視線は、「幸せかい?」「ええ」「よかった」「あなたも頑張って」という5年間お互いの幸せを思いあったに違いない無言の会話でした。

    また、いくつかの場面で使われる伏線とその回収が綺麗に決まっており、映画の楽しさが存分に味わえます。

  • 話題作であり、個人的にも周りの人から絶賛されていたので観てみた。期待しすぎないようにしていたのに、深く感動して大号泣だった。超ざっくり言えば「夢か恋か」というありがちなテーマなのだと思うが、ふたりのケンカのシーンなど物凄くリアルで心を抉られたし、退屈さはまったく感じなかった。結局ふたりは、夢に向けて互いの背中を押し合って、その結果離ればなれになり、ずっと愛しているという言葉も虚しく、結ばれなかった。なぜ結ばれなかったのか、その経緯が知りたいところだが、それをあえて描かず観るものの想像に委ねているところ、逆に、あり得たかもしれないふたりの幸福な未来を描いているところが悲しみを倍増させている感がある。最後のシーンのライアン・ゴスリングの演技が素晴らしい。あの微笑みは、この映画はハッピーエンドなのだと告げているみたい。ふたりはそれぞれに夢を叶えたのだから……。
    最後のオーディションシーンで、夢を追い続けることの素晴らしさに気づかされた感じもある。
    個人的にはミュージカル的な演出はそんなに好きじゃないので、冒頭はちゃんと映画の世界に入り込めるか心配だったけど、そんなことはなかった。映像が色鮮やかで美しく、見飽きなかったし、何より音楽がどれも最高に素晴らしかった。二人が出逢ったきっかけとなるピアノの音色とか……。サウンド・トラックをぜひ手に入れたい。

  • 幸福って何だっけ?なんでミアが彼にご執心なのかも解らない。顔?やっぱり顔なのか?

  • 純粋に音楽がいい!好き!
    聴いてるだけでも踊りたくなってしまうような音楽とともに移り変わる場面。切なげなピアノソロのシーンとか、音楽とともに映像が蘇る、とはまさにこのことで、それぞれのシーンにピタリとハマる音楽ばかり。観終わってからも、しばらくサントラ聴いてました。

  • 互いの夢が交差する場所。また、そこから互いの現実が羽ばたいていく場所。そのような特異点を描くのに、ミュージカルという形式は適しているのではないか。作り物めいたところを大げさに見せることで、現実と夢想(妄想)が強引に引き寄せられて火花を散らす。
    どちらかというと控えめなミュージカルだったように思うけれど、それでかえって、初めてミュージカルの魅力の一端がわかった気がする。

  • 最初のハイウェイでのダンスが圧巻で見応えがあった。
    全体的ににはいかにもミュージカル!という感じではなく普通に映画として楽しめる。
    でも音楽が良い仕事してて、見終わった後はサントラを楽しんでいる。
    ストーリーは、夢を追う二人、夢か恋愛か…というありきたりな内容ではあるが、主人公のミアも可愛いし楽しく見れた。
    途中少し間延び感はあったかも。
    雰囲気からしてきっとハッピーエンドなんだろうなあと勝手に想像していたので、最後の展開にはドキッとした。
    ラスト10分ぐらいのif...ストーリーにぐっときた。
    夢叶えたから、幸せなのかな。
    言葉なしに見つめ合う二人に愛を感じたし、切なかった。
    ストーリーは別として、ロサンゼルスの風景が彩り豊かでとても素敵!いつか行ってみたい。

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