ラ・ラ・ランド スタンダード・エディション [DVD]

監督 : デイミアン・チャゼル 
出演 : ライアン・ゴズリング  エマ・ストーン  カリー・ヘルナンデス  ジェシカ・ローゼンバーグ  ソノヤ・ミズノ 
  • ポニーキャニオン
3.61
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  • (170)
  • (190)
  • (52)
  • (10)
本棚登録 : 1106
感想 : 251
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013338890

感想・レビュー・書評

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  • エンディング後、心の中でスタンディング・オベーション!
    エンドクレジットでぽーっとしてしまった。

    俳優さんたちが大変苦労しただとか、監督のコダワリだとか、事前に雑誌なんかで目にした情報がどーでもよくなるくらいに映画の中で夢を見させてもらった。
    甘ーくて苦い夢だけれども。

    そう、最後のシーンでエマ・ストーンがライアン・ゴズリングのピアノを聞いているときのように。

    「ジャズは瀕死だ」という台詞があるけれど、ミュージカルも黄金期に比べれば今は瀕死状態。たまーに「レ・ミゼラブル」のようなヒットは出ているものの(あれも何年前だ?)事切れる前のあぶくにも思える。

    ミュージカルもジャズも好き嫌い別れそうだしなー。
    ふたつのジャンルが見せてくれた夢は、今は見えにくくなっているのかもしれない。

    美男美女の歌とダンスと恋のおはなし。
    現実には遠い(笑)。だからこそ惹かれる。

    ラストの主人公たち二人の笑みが切ない。

    • hiroさん
      5552さん、こんばんは♪
      Xファイルのレビューにコメントをありがとうございます!
      コメントを読んで あぁ〜〜そうだった!風間杜夫さんと戸田...
      5552さん、こんばんは♪
      Xファイルのレビューにコメントをありがとうございます!
      コメントを読んで あぁ〜〜そうだった!風間杜夫さんと戸田恵子さんだ!と思い出しました。観始めた時、朝日テレビ版は誰が吹き替えしてたんだっけ?って思ってたのです。
      5552さんも観てたのですね!

      ラ・ラ・ランド、私もアマプラで観ました。
      観始めは あまり好みではないかなぁ?と思いましたが 2人が結ばれないと分かった時は涙してしまい とても感動しました...
      ホントに映画は観てみないとわかりませんよね!
      2020/01/14
  • 劇場で感動して、改めて家で見て初回に劣らないほど感動しました。映画って凄い!ミュージカルって楽しい!と思わせてくれる作品です。「セッション」の成功で得た信用をもとにすぐにこのメジャーな作品に挑戦するのは若さでしょうか。隙のない脚本、完璧な歌とダンス。オープニングの高揚感は伝説になりますね。曲もいい。色づかいや映像美も素晴らしい。切ないラストに余韻が残ります。

  • 話題の映画。やっと観た。
    素晴らしい幸福感。
    (ハッピーエンドではないのだけど)

    息をつかせぬ最初の群集シーンに圧倒される。
    高速道路が渋滞しているのに、躍動している!

    主人公2人のすれ違い、ボタンの掛け違い、は最初から続きつつ、惹かれあう。
    2人とも不器用で、自分の夢があって、情熱だけはあって。
    似たもの同士だからこそ惹かれあうのだけど。

    ストーリー自体は、ある意味ベタベタの恋愛話、超王道の。
    ミュージカルってそういうベタな方が似合うのではないかと思う。
    (ダンサーインザダークもそうだった。ベタな話なのになぜかリアル感があり(いつもの手持ちカメラのせい?)、でも突然歌いだすことに違和感を感じない。)

    この映画は、登場人物が歌いだすと、周りが徐々に暗くなり登場人物にスポットがあたる。
    舞台を見ているような臨場感。

    この照明の変化で、「まってました!」とわくわくする。
    ライブでアーティストが自分の好きな曲やってくれた時のわくわく感。

    原色の色の使い方、様々なカメラアングル(あまりクレーン撮影的なものは好みではない方ですが、こういう映画には非常に合うなと。)と、映像面も楽しさがいっぱい。

    瑞々しく、甘酸っぱい、心の清涼剤映画だと思います。

  • ストーリーや演出に多くの欠点あれど、(ミュージカルも苦手だけど)最後が見どころの映画。
    ラスト10分のシーンが印象的。あり得たかもしれないもうひとつの人生を走馬燈のようにみせたのが、なるほど。
    現実は多くの可能性を含んだ可変の集積。夢が叶い成功した人生。最愛の人と結ばれた人生。どちらが正しくより素晴らしいかという単純な比較と是非ではなく、例えどちらであれあなたの人生であると肯定するところが好い。素敵じゃないですか、最後のセバスチャンとミアの微笑み。こういう「生の讃歌」をミュージカルで謳い上げたところがこの映画の魅力。

  • 月一映画と決めていて、今月は《ラ・ラ・ランド》。
    《ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー》《ドクター・ストレンジ》と見てきて、《ラ・ラ・ランド》も含めて「SREEEN」「DVD&ブルーレイでーた」の表紙と一致してる。王道をいってます。
    来月は《キングコング:髑髏城の巨神》その次は《ワイルド・スピード ICE BREAK》を考えていてこれも表紙を飾るのではないかと思ってる。

    ミュージカルは出演者が急に踊りだすというのが好き。タモリがヘンでしょというところだが、そこがミュージカルの面白さだ。不自然さを違和感に感じさせないのは歌と踊りの力だ。場合によってはそのシーンだけで胸がいっぱいになることがある。大げさに言うと個人というのは高い絶壁に一人孤立している存在だがそれを越える一瞬ががミュージカルの踊りのシーンだと思っている。
    なので《シカゴ》のような舞台で踊ってますというのは音楽映画であってミュージカルではないような気がする。

    その意味でこの映画の出だしの渋滞シーンはこれぞミュージカルというシーンだ。これだけの規模でミュージカルパワーを炸裂し、しかもノーカットで撮るという「やっちゃいますからね」というようなシーンだった。
    ちょっとフラッシュモブシーンに見えてしまうというのは皮肉なことだ。

    後ポスターなどに使われているシーン。口喧嘩しながらタップシューズに履き替えてるのがたまらなくおかしい。
    プラネタリウムのシーンも文句なくキレイ。夜中にプラネタリウムが開いてるかよと思ったがどうでもよくなった。

    しかし、その後は強烈なミュージカルシーンというのはなかったような気がする。もしあの時キスをしていれば・・・ではなくて、ジャズバーで踊ってくれてもいいんじゃないかと思った。

    封切りされてそう時間がたっていない日曜日だというのに客は少ない。年配の人が多い感じだった。ミュージカルって若い人には浸透してないのかもしれない。
    監督が鈴木清順の《東京流れ者》に影響を受けているという話が面白い。そんなとこまで見てるんだ。

  • 久々に心揺さぶられる映画に出会えました。

    見終わった直後に書いてますが、こんなにも心を揺さぶられるものかと…もっと早く観ておけば良かったと思える映画でした。

    舞台はロサンゼルス。女優を目指すミアとジャズミュージシャンとして自分の店を持ちたいセブの恋愛物語。

    夢を追う大切さ、愛し合うと言うこと、自己実現をすると言うこと、それに伴う苦労と言うか儚さすれ違い全部が詰まった映画。人間の人生の縮図と言うか大人の僕らなら誰もが経験した事のあるようなエッセンスがこの映画には凝縮されているんだと思います…

    2016年のアカデミー賞最多ノミネート、後悔させないんで、まだ観てない人は、ぜひ観てください!

  • 今年は『ララランド』に始まり『ララランド』に終わるような一年でした。映画館でおっさん独りでボロボロ泣いて、レンタルで2回観てまたミアの歌で絶対泣くという。。

    この映画、ダメって人もけっこう多いみたいだけどそれはそれで良いと思う。谷崎潤一郎の『痴人の愛』を読んだ時に思ったんだけど、恋愛もので感動するかどうかって、本人の経験に左右されることが多いと思うからです。似たような経験をしたことがある人の心には刺さるだろうし、そうでない人は「ベタな昼ドラレベル」って思うかもしれない(『痴人の愛』の話を人にしたときに、実際に「ベタな昼ドラ」って言われたことがあります)。

    『ララランド』についてはほんとに色々と考えました。語ると非常に長くなるからあまり書けないけど。
    「デイミアンチャゼル作品は閉じた世界だ」とかそういう批判も読んだ。しかし恋愛の、しかもファンタジー(ララランドってちゃんと英語の辞書にも載ってる単語)においてセカイ系でなぜ悪いのか?と思う。

    それと、最近思うことはヌーヴェルヌーヴェルバーグというか、ヌーヴェルヴァーグドヌーヴェルフランスって感じの潮流でもあるのか?ということ。
    要するに、北米フランス語圏(ヌーヴェルフランス)の監督たち、ドゥニヴィルヌーヴやグザヴィエドランなど。
    デイミアンチャゼルはフランス移民の子孫とかじゃなくて、父親がフランス人なので、アメリカ人だけどフランス文化の影響は子どもの頃から強く受けてたんじゃないかなと。
    「ヌーヴェルヴァーグはフランス人がアメリカ映画に恋をして生まれた」ってよく言ってるけど、『ララランド』は逆に、「フランス系アメリカ人が恋したアメリカ映画とフランス映画のハイブリッド」という感じなんです。
    というのは、引用されてる映画のうちミュージカル映画は別として、劇中で言及されてるのも『カサブランカ』や『理由なき反抗』。ボギーもニコラスレイも、ヌーヴェルヴァーグの監督たちが好んでました。

    あと、この映画がなんでアカデミー賞ノミネートだったかというと、そういう映画が好まれるっていうことだと思う。例えば『アーティスト』『ヒューゴの不思議な発明』『アルゴ』『バードマン』とかと似た傾向。要するにフランス絡みとか、映画についての映画だとアカデミー会員に好まれるんです。
    だから、この映画を観るときは「アカデミー賞で評価されてる映画だから」とかじゃなくって。それを一旦外して、純粋に楽しんで観たら良いんじゃないかなと思います。

    最近はなんでもかんでも3D映画とかで、そうなると構図とかが3D用になっちゃって映画の基本的なところが置いてきぼりなものが増えたと思う。
    この映画はほんとに久しぶりに、「あぁ、これが映画だ!」「映画を観たなあ!」って作品だったんで、映画館で観てほんとによかったです。

    • GMNTさん
      5552さん、こんばんは。

      雨宮まみさんの話題は出したんですが、『女子をこじらせて』は僕は読んでないんで、そのことは書いてないんですよ...
      5552さん、こんばんは。

      雨宮まみさんの話題は出したんですが、『女子をこじらせて』は僕は読んでないんで、そのことは書いてないんですよ^_^
      僕が雨宮まみさんを知ったのは、『女の子よ銃を取れ』のWeb連載でです。書籍化前提だったので、その後Webでは閲覧できなくなりましたけど。
      で、しばらく読んでなかったんですが、Twitterとかあんまり見ないので、何か月か経ってから亡くなったのを知りました。その時読んでたコラムが『ずっと独身でいるつもり?』で、亡くなる直前の『40歳がくる!』を遡って読んでました。

      やっぱり一番有名なのが『女子をこじらせて』だと思うので、5552さんは元からご存知だったんじゃないかと。それでも、読むきっかけになれたのなら幸いです。
      2018/01/03
    • 5552さん
      勘違いですね(^-^;
      どこのコメント返しで書かれていたかも覚えてないんですが。
      丁寧にお返事ありがとうございました。
      勘違いですね(^-^;
      どこのコメント返しで書かれていたかも覚えてないんですが。
      丁寧にお返事ありがとうございました。
      2018/01/03
    • GMNTさん
      5552さん、こんにちは。

      雨宮まみさんの話、『キングズマン』の時にやりとりしてましたね^_^

      丁寧にお返事、いえいえ。
      コメ...
      5552さん、こんにちは。

      雨宮まみさんの話、『キングズマン』の時にやりとりしてましたね^_^

      丁寧にお返事、いえいえ。
      コメント頂けたら一応全部返すようにしてるだけなのでお気になさらず〜。

      ではでは。
      2018/01/03
  • 全てのカットが輝いている稀な映画

    ミュージカルがそもそも肌に合わない人以外はぜひ見ておいたほうが良い作品の一つだと思う。セリフではおかしくなってしまう言葉も歌に乗せればこんなにも心に響くのだと実感できると思う。

  • この映画を作った人は、心からMGMミュージカルが好きなのだと思う。さまざまなところに往年の名作へのオマージュが盛りこまれていて、それだけでもうっとりとしてしまう。特に「Singing in the Rain」を始めとするジーン・ケリー主演作品のイメージがあちらこちらに感じられて、とても嬉しかった。

    そういう雰囲気の作品だから、もちろん古典的な「Boy Meets Girl」物語なのだけど、そんなふうに見せておいて最後にちゃんと現代的な、大人っぽい苦みのあるひねりがあるところも憎い。

    ジャズを基本とした楽曲も魅力的だ。ちゃんとミュージカルのお約束をきちんと押さえてあるところに、おしゃれな味わいがくわえられて、思わず口ずさみたくなる。

    予備知識なしで観ても、おしゃれでほろ苦い傑作映画だと思うけれど、古いミュージカルが好きな人にとっては、ちょっとしたカメラワークや書き割りの隅まで楽しめるマニアックな作品になる。ジャズ好きなら更に美味しいかもしれない。

    こんな映画を楽しみながらつくるのって、人生の最大の幸せなのだろうと思う。

  • 上映時からものすごい評判高かったから、期待し過ぎない様に気を付けて鑑賞。
    ミュージカルっぽいシーンが特に前半多く盛り込まれているけれど、ミュージカル映画とはまた違ったジャンルの様な印象。
    2人が言い合うシーンは、どちらの気持ちも分かり胸が痛くなる。
    それから、最後の10分のシーンは、展開が予想出来ていても胸にくるものがあった。
    選ばなかった方の人生を最後に回想するシーンがとても良かった。あのシーンがあることで、この映画に星が追加された、個人的には。ライアン・ゴズリングの最後の表情に、ありったけの星を付けたい。

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